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パトラッシュさんの競馬日記
今年も有馬記念が来てしまいました。JRAがコマーシャルで何度もアピールしていますが、今年の有馬は、クリスマスイブ、さて、うまく的中させて、「おとなのお祭り」を豪勢に祝うことができるのでしょうか？
まずは、今年の漢字は「北」となったわけですが、北朝鮮のニュースを見ない日はないというくらい、悪さを仕替えK続けた北朝鮮のことを考えると、納得できなくはありません。
競馬界でも、「キタ」サンブラックが古馬GIでは主役を張り続けました。さて、有馬記念で有終を飾れるのでしょうか？
天皇賞春、秋は一番人気の期待に応えて、危なげなく勝ち切りましたが、宝塚記念では、天皇賞の疲れが出たのかサトノクラウンに勝ちを譲り、珍しく掲示板にも乗れない惨敗となりました。秋になってからは、個人的には、キタ産ブラックにとって、一番ハードルの高いGIだと考えていた東京での天皇賞を天気の助けも借りて（と思っています）サトノクラウンを振り切りました。しかし、連覇を狙ったジャパンカップは天皇賞の反動か、シュバルグラン、レイデオロの後塵を拝することになりました。
昨年の有馬記念、サトノダイヤモンドに勝ちを譲りましたが、タイム差なし。この間の成長を考えれば、勝ってもおかしくない実力は、当然備えていますし、一番の問題はコンディションでしょうか。天皇賞、ジャパンカップと来て、中３週で有馬記念というのは、どうみてもきついローテーションです。しかも、天皇賞は極悪馬場でサトノクラウンを振り切り、ジャパンカップでは、シュバルグラン、レイデオロには交わされましたが、厳しい競馬をしています。
ここで、余力があるとは思えませんが、肝心のレースでは、ＪＲＡの忖度か、一度ならず内の好枠を引き続けてきたキタサンブラックと、オグリキャップで奇跡のラストランを演じた名手武豊、また、奇跡を演じる可能性も十分と言っていいでしょう。
実績でいえば、宝塚記念を制したサトノクラウン、東京の二千では？と思っていましたが、道悪も味方してかキタサンブラックと死闘を演じました。ただ、ジャパンカップでは、直前まで出走するかどうか陣営が迷っていた状態、コンデションに問題があったのは間違いないところでしょう。この馬の場合、ＧIは香港と今年の宝塚記念のみ、宝塚記念のように、春シーズン最終盤の余力が勝負を左右する舞台ではなく、がちの実力勝負となる、天皇賞やジャパンカップで現役最強の称号を得たかったのかもしれません。とすると、有馬記念への余力を残すような仕上げをしていたとも思えませんから、ここでは、非常に狙いにくいところです。
そのジャパンカップを制したシュバルグラン、キタサンとは余力の差、レイデオロとは地力の差を見せたというところでしょうか。天皇賞春も、キタサンに一番肉薄したように、実力的には、前二頭と勝負できるところまで来ているような気がします。ただ、今回は人気になるでしょうし、前走のように、全てがうまくいくかは未知数。当然争覇圏内には履いてくるでしょうが、重い印をつけるのはどうか、という感じです。
秋シーズン、古馬を凌ぐ勢いを見せている三歳馬、ジャパンカップでも、レイデオロが力を見せましたが、ここはパス。代わって古馬に挑戦するのが、スワーブリチャード。AR共和国杯で余裕たっぷりにアルバート以下を退けました。
レイデオロを物差しにするなら、スワーブリチャードも互角以上の勝負を見せても不思議はありません。しかも、この馬は、秋は二走目、余力は十分に残っていますし、鞍上はGI年間最多勝がかかるデムーロ、客観的に見て、本命には一番ふさわしいのではないか、という気がしています。
どこまで人気になるか読めないのですが、スワーブリチャード以上に魅力があるのは、ミッキークイーン。昨年の有馬記念は、キタサンブラックとは0.4秒差を付けられましたが、宝塚記念は、逆に1.0秒先着。ここで勝ったサトノクラウンも、秋２戦、厳しい競馬を走って、余力がないことを考えると、特に、特殊なコース形態で行われ、マツリダゴッホ、ゴールド湿布、ゴールドアクターのようにリピーターの多いこのレースでは実績最上位と言っても過言ではありません。
ローテーションも昨年と同じ、エリ女から直行というもの、池江厩舎は昨年も、サトノダイヤモンドでV、この５年間で４頭が連対し、うち２頭はトゥザワールド、オーシャンブルーという人気薄の馬が突っ込んできています。ミッキークイーンが、この２頭ほど人気薄になるとは考えにくいですが、池江さんが有馬記念向けの仕上げ方を十分に心得ていることは確かでしょう。現時点では、スワーブリチャード以上に可能性があると思います。
さて、では第二のダイユウサクは、どの馬でしょうか？長くなり過ぎました。後は次回、金曜日に。
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馬場：良
