グリーンセンスセラさんの競馬日記

武幸四郎騎手が「引退」間近?

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武豊の実弟・武幸四郎騎手が「引退」間近......2年連続の調教師試験を受験 セカンドキャリアに向け「今年度一杯」の可能性も━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2016年9月23日 09時28分
http://biz-journal.jp/gj/2016/09/post_1335.html

 あの噂は、やはり真実だったようだ。

 今月4日の騎乗を最後に2週間騎乗なしとなっていた武豊騎手の実弟・武幸四郎騎手(37)。昨年辺りから極端に騎乗数も落ち、引退の可能性もあると囁かれていたが、この「空白の2週間」は21日に1次試験が行なわれた『調教師試験』に向けての追い込みに費やされていたようだ。

 武幸四郎騎手は競馬界のカリスマ・武豊騎手の弟として、デビューわずか2日後のマイラーズC(G2)をオースミタイクーンで勝利。これまでを大幅に上回るデビュー最短重賞制覇を記録するだけでなく、その年の新人王に輝くなど華々しいデビューでキャリアをスタートさせている。

 しかし、騎手の中でも長身といわれる兄の170.5㎝を大幅に上回る177㎝の"一般的な長身"は、すでに騎手としては"規格外"に近いサイズ。騎乗の都合上、体重を50kg代前半に保つには相当な減量を強いられていたようだ。

 それでも1997年のデビューから、毎年のように重賞を勝利。完ぺきな兄の領域には至らずとも、4年目の秋華賞でG1初制覇を果たすなど、随所に勝負強さを見せていた。だが、デビュー10年目を迎えた2007年辺りから、じょじょに成績が下降。年齢が上がるにつれて減量も難しくなり、コンスタントだった重賞制覇も翌年で途切れた。

 さらに成績が低迷する中、2011年には京都市東山区内の飲食店で居合わせた客の男と口論になり、左ほおを骨折する全治3カ月の重傷を負う。各メディアでも大きく取り上げられると共に、低迷する成績が相まって"引退説"まで囁かれた。

 しかし、そんな武幸四郎騎手に救いの手を差し伸べたのが、兄や父とも交流の深い松本好雄オーナーだった。
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「メイショウ」の冠でお馴染みの大オーナーは素質馬メイショウマンボの主戦に幸四郎騎手を据えると、2013年にはオークス、秋華賞、エリザベス女王杯と3つのG1を制覇。中でもオークスを制した際は、松本オーナーの前で幸四郎騎手が号泣。自ら「(泣くような)キャラじゃない」と漏らしながらも、込み上げる感情を抑えきれなかったようだ。

 こうして華々しい舞台に帰ってきた武幸四郎騎手だったが「減量苦」という現実は変わらず、低迷した勝ち星も思うように伸びない。その後も復活に向けて努力を重ねたが、今回ついに調教師試験合格後の「騎手引退」並びに「調教師転身」を決意した。

「武幸四郎騎手の騎乗数が極端に減ったのは昨年からですが、実は幸四郎騎手は昨年の調教師試験も受験しています。結果は不合格でしたが、今年になってさらに身を入れて試験に挑む決意を固めたようです。昨年は試験直前の1週だけ騎乗を取りやめましたが、今年は直前の2週間を自粛。それだけを見ても、『セカンドキャリア』に向けての気持ちの入り様が伝わってきます」(競馬記者)

 武幸四郎騎手といえば、8月12日に父武邦彦さんが亡くなったばかり。告別式で号泣した本人は、その後「これからは今までの教えを活かして、競馬人生を歩んでいきたいです。騎乗だけじゃなく"いろんな面"で得たものを僕の人生に活かしていきたい」と語っている。

 もしかしたら、これは父の他界を受け「調教師転身」の気持ちをより強くしたために出た言葉だったのかもしれない。

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