藤沢雄二さんの競馬日記

ウマニティPOGの指名馬ラインナップ④

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ウマニティPOGの指名馬ラインナップの4回目です。

⑩アルマドゥルセの2021(牡・栗東/渡辺)
父:ハービンジャー
母の父:ディープインパクト
馬名:ガルバナム
生産:ノーザンF
馬主:キャロット
落札額:600万PP
※非筆頭オーナー


今シーズンは「シルクの年」というのを強調しておりますが、キャロットだって当たりがないとは思っていません。
ただ、エフフォーリア→タスティエーラと1年おきでその間にシルクのイクイノックスが入るという図式からは
「特大ホームラン級はシルクとキャロットで隔年」というのを言いたいだけで
POGにおけるリストの順位とか、それこそウマニティPOGだと入札額の上げ下げを考えた時に勝負どころを見極めるための要素の一つにすぎないというだけの話で。

なので今シーズンのキャロットからは穴っぽいところを狙うのが良さそう、ということで目に留まったのがガルバナム。

キャロット×渡辺厩舎はヴェラアズール→ヴィジュネルと古馬になってからではあるが連続してオープン馬を輩出。
その種牡馬がエイシンフラッシュにマクフィだから、およそキャロットらしくない地味なところから活躍馬が出ているので、それで渡辺厩舎やるじゃんと思って「じゃあ今年の渡辺厩舎は?」と思ってリストアップ。
ハービンジャー産駒で母の父がディープインパクトだから、ヴェラアズール効果なのか血統レベルも上がって期待度アップというところでしょうか。

そのガルバナム。
5月4日に栗東に入厩すると、もう11日にはゲート試験に合格。
入厩1週間程度でゲート試験に合格する馬というのは、簡単に言えば適応力が高いので、非常に期待できそうです。

ただね、このエントリーを書くために調べていたら
キャロット×渡辺厩舎というのは、キャロットが脚部不安のある馬を押しつけているような側面もあるようで、デビューできなかった馬が2頭いて、ヴェラアズールもそもそもデビューできたのが紙一重だったとかいう話を見かけたので、ガルバナムには「まずはご安全に」と言葉をかけてあげたい。

G2ワールドの入札では、完全に後出しジャンケンに負けただけなので筆頭ではないのは仕方ないですね。


⑪サルタートの2021(牡・栗東/西園正)
父:ラブリーデイ
母の父:ゴールドアリュール
馬名:(デタシェ)
生産:ノーザンF
馬主:サンデーレーシング
落札額:130万PP


この2歳世代からダート路線がリニューアルされることになって、南関東の三冠路線がJRA勢にも開放されることになりました。
日程的に東京ダービーは期間外になりそうですが、少なくとも羽田盃は期間内になるので、POG的にはダートのGIが新設されるようなものです。
そのせいか、POG本でもダート馬の指名を促しているようなところも見受けられる印象です。

でもね羽田盃のJRA枠は4頭で、この枠の中に入るにはどうやら南関東で開催される前哨戦に勝たないといけないようなので、羽田盃を狙うのはPOG的にはかなり難しそうです。

だいたいダート馬を指名して思惑通りに羽田盃に向かってくれる保証はありません。
強いと感じたら、むしろUAEダービーやケンタッキーダービーへ駒を進めそうで、そうなるとPOG的には海外OKでもない限りなんの旨味もなくなってきます。

そんなことになるなら、普通にクラシックを期待できそうな芝馬を指名した方が効率の面ではいいに決まっていますが、難しそうだからこそ羽田盃を指名馬で勝ちたいという思いも芽生えます。

首尾よく羽田盃を勝った場合は、必然的にその前哨戦のポイントもついてくるのだから皮算用をするなら1億ポイントの「隠し財産」を得られることになります。
それならば狙う価値はありそうです。

そんな観点で指名したのがラブリーデイ産駒のこの馬。

まあラブリーデイをPOGで指名していたので、それなりにラブリーデイ産駒を追いかけているというのはあるのですが、天下のサンデーレーシングにラブリーデイ産駒がいるということでまずは目を惹きます。
母の父がゴールドアリュールですから「ダート向きかな~」という印象は出てきます。

で、UAEダービーやケンタッキーダービーへ向かった馬の“属性”を考えると「個人馬主」の方が可能性が高い。
ならば一口クラブの馬の方が羽田盃参戦の可能性は高くなりそうです。

じゃあ一口クラブならどこでもいいのか?というと、キャロット、ユニオン、ノルマンディー、YGGなどはそもそも「地方所属」の馬がいるのでそういう兼ね合いから羽田盃参戦の可能性は薄くなりそうです。

そう考えると条件さえ整えばサンデーレーシングは手を挙げそうです。

そこで4歳世代のラブリーデイ産駒、特にノーザンファームの生産馬を見てみます。

・全日本2歳優駿3着に加え、大井では優駿スプリント→アフター5賞と3歳時に重賞連勝のプライルード
・2歳秋に新馬戦(1700m)→雷鳥特別(1800m)を好内容で連勝したラブリーホライズン
(3歳春は故障で棒に振りましたが、6月6日のJRA交流の2000mを勝って通算成績は8戦5勝)

産駒の絶対数は多くないものの、南関東の上級クラスで活躍している馬がいるので馬場への適性は十分にあると言えます。
そんなラブリーデイ産駒がキャロットではなくサンデーレーシングでの募集になったということは、これは中央枠から羽田盃参戦を意識しているのでは?と推理できますね。

もちろんサンデーレーシングにもそれ以外のクラブにも羽田盃参戦に色気のありそうな血統の馬はチラホラ見受けられます。
でもサルタートの2021の推し材料として加えられるのが「交流重賞に参戦実績が豊富な」西園正都厩舎という点ですね。
そしてもし羽田盃参戦なら武豊を鞍上に迎えられそうなのもポイントです。

うん、見込みだけでご飯3杯はイケるw

ウマニティPOGではG2ワールドどころか全ワールドを通じて単独指名ですw
そもそも元値が120万PPと安いのも魅力なんですが、こんなノーマークの馬で壮大な夢が見られるのもいいですね。



⑫ラーゴブルーの2021(牡・栗東/須貝)
父:ニューイヤーズデイ
母の父:ハーツクライ
馬名:オコタンペ
生産:ノーザンF
馬主:金子真人HD
落札額:3900万PP
※非筆頭オーナー

指名理由は③でのオーサムウインドの2021と同じく「金子真人HD×須貝厩舎」なので割愛…………というのは雑すぎるかw

母のラーゴブルーは吉田和美さんの名義で中央では6戦未勝利でしたが、川崎に移籍してからは交流重賞のマリーンCを勝つまでの馬になりました。
半姉にデニムアンドルビーがいるので、金子さんに縁のある血統とは言えますね。
セレクトセールで9400万円とそれなりの値がつきましたが、新種牡馬のニューイヤーズデイ産駒なので適性は未知数ですね。

5月上旬には栗東で時計も出していましたが、一旦、放牧に出てデビューに備えている状況です。

須貝厩舎の場合はゴールデンウィークぐらいに入厩していたらそのままデビューに向けて調整を続けた方が期待度は格段に高いのですが、昨年のフリームファクシは5月上旬に入厩→放牧→秋デビューできさらぎ賞勝ちまで出世したので、そこまで気にしなくてもいいのかなというところですね。

この馬も筆頭ではありませんが、これも後出しジャンケンに負けただけなので気にしていません。
筆頭の落札者さんは適当に億越えの入札を連発しているだけなので、押し引きの上手いプレーヤーさんじゃなさそうですね。

もちろん期待はしていますが、ウマニティPOG的にはほどほどに活躍してもらいたいものですw

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