藤沢雄二さんの競馬日記

決戦は阪神の外回り!~POG第16節~

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今週、最も力の入る馬券は『阪神の芝1800mに出走する牝馬』の頭です。

えっ、ローズSに美味しい穴馬でもいるのかって?
ちゃいまんがな、POGのネタやさかい野路菊Sでっせ♪
(↑絶対にパチモンの関西弁だと丸わかりww)

というわけで今週のPOG戦線は、来春の桜花賞に想いを馳せるべく、阪神の外回りに2頭のウマニティPOGで指名している牝馬が出走します。

【出走】
・9月17日 野路菊S
△モーヴサファイア(福永祐一騎手)

まずは土曜日の野路菊Sにモーヴサファイアが出走します。

モーヴサファイア
1哩 7F 6F 5F 半哩 3F 1F
 16. 8ベスト 栗CW良 81.6 65.3 51.4 38.4 12.1[6]馬なり余力
 大 下 ■ 栗CW重 86.3 69.0 54.0 39.1 12.2[7]馬なり余力
 助 手 ◇ 栗坂良 1 回 52.3 37.7 24.4 12.3 末強目追う
★大 下 9. 7 栗CW重 69.2 53.9 39.6 12.3[8]馬なり余力
       ギモーヴ(古1000万)強目の外を1.1秒先行クビ先着
 助 手 9.11 栗坂良 1 回 59.3 43.3 28.8 14.6 馬なり余力
☆大 下 9.14 栗CW良 85.8 69.2 54.0 39.5 11.8[7]馬なり伸る
       スマートスペクター(古500万)馬なりの内を0.5秒追走アタマ先着

8着に敗れた新潟2歳Sから中2週ということもあって中間の調整はCW2本+坂路1本。終い重点という感じですけど、水曜日の併せ馬では追走先着と更に上昇というムードです。

野路菊Sが阪神の芝1800mで行われるようになったのが2007年から。過去9年の野路菊Sを調べてみました。
あくまでもザックリと…という感じですが
・近年はキャリアの浅い馬優勢
・逃げて初勝利を挙げた馬よりも決め手のある馬
・マイル以上の距離経験が望ましい
・強行軍の馬は疲労が心配
・牡馬優勢だが…

過去9年で新馬勝ち6勝、未勝利勝ち3勝なのだが新馬勝ちの6頭は野路菊Sで2番人気以内だったのに対して、未勝利勝ちの3頭は5,5,7番人気。穴を狙うなら未勝利勝ちということになる。今年のメンバーでは新馬勝ちはモーヴサファイアとアメリカズカップの2頭だけ。この両馬でおそらく1,2番人気なので頭に関しては平穏なのが濃厚っぽい。

決め手のある馬が優勢というのは『新馬戦を上がり最速で勝った馬』というのが大体信用できる、というわけで新馬戦が上がり2位で野路菊Sを勝った馬もいるけど、その場合は他に新馬戦を上がり最速で勝った人気馬がいなかった点も大きい。
上がり最速で初勝利を挙げていても、それが未勝利戦だと信頼度が下がる。でも勝たないまでも上位には来る。

距離経験は『1200mしか経験がないのに馬券対象になった』のは2008年に勝ったホッコータキオンだけ。基本的に一気の距離延長はマイナス。

ローテーションで言えば、中1週で勝ったのは2007年のオースミマーシャルだけ。ただこの馬、当時は新潟の最終週だった新潟2歳Sからの参戦で、中1週で新馬戦or未勝利戦からだと勝っていない。

そして牡馬優勢なのだが、そもそも過去の野路菊Sで2番人気以内になった牝馬がいない。
で、過去9年の野路菊Sで牝馬の成績は【0-1-1-5-2-3/12】と確かに牝馬の勝ち馬はいないけど、12頭中8頭が人気以上の着順を残している。まあ、過去に3頭の牝馬が3番人気になっていてその内の2頭は人気よりも下の着順だったのは引っ掛かるけどw
だけどね、過去の野路菊Sで『前走、重賞で1番人気』という履歴の馬はいないのよ。新潟2歳Sで2番人気(4着)だったダローネガは野路菊Sをキッチリ勝っているわけだし『重賞1番人気』という“金看板”をチラつかせて、押し切ってしまいましょう。

相手もアメリカズカップとナムラライラで大丈夫だと思うのだけど。
特に気になるのはナムラライラ。
この馬、トニービンの3×4というクロスを持っているのだが、父系のエアグルーヴ由来のトニービンと母系のアイリッシュダンス由来のトニービンというクロスなので、90年代の“彼女の変遷”というのがベガ→アイリッシュダンス→エアグルーヴだった自分には実に感慨深い血統だったりする。
じゃあなんでノーマークだったの?と問われるとカイテキセレブの仔が中央にいるとは思わなくて…(^^;)
こういう馬の存在に気がつくと、20年ぐらい前に何度も浦和とか南浦和とか、要は浦和界隈なんですけど、その辺で何度も酔い潰れて、気がついたら翌朝の新宿だったとかそういうことがあったので、本当にあの時、俺何もしてないよね?と確認したくなることがフラッシュバックされて…(殴蹴

そんな話、どうでもエエわw
とにかくユーイチにはそんな不安を一掃してくれる勝ち方を期待します。

・9月18日 阪神2R
△ドロウアカード(ルメール騎手)

日曜日のマイルの未勝利戦には中京の最終週以来中7週となるドロウアカードが出走します。

ドロウアカード
1哩 7F 6F 5F 半哩 3F 1F
 16. 6ベスト 栗坂重 1 回 54.6 39.2 25.3 12.7 一杯に追う
 助 手 ■ 栗坂重 1 回 54.6 39.2 25.3 12.7 一杯に追う
 助 手 ◇ 栗坂良 1 回 55.0 39.7 25.4 12.7 強目に追う
 助 手 8.28 栗坂良 1 回 59.6 44.1 29.5 14.9 馬なり余力
 助 手 8.31 栗坂稍 1 回 53.6 38.9 25.1 12.6 馬なり余力
       タマモイヤリング(古500万)馬なりを0.6秒先行クビ先着
 助 手 9. 4 栗坂稍 1 回 59.9 43.6 28.9 14.5 馬なり余力
★助 手 9. 7 栗坂稍 1 回 53.6 38.7 25.0 12.8 末強目追う
       タマモイヤリング(古500万)馬なりを0.4秒先行同入
☆助 手 9.14 栗坂良 1 回 54.9 40.0 25.4 12.4 末強目追う
       キョウワゼノビア(古500万)末強目を0.3秒先行同入

17頭立てとなったこのレース、優先出走権があるのがペルシアンナイトの新馬戦の2,3着馬の2頭だけ。単純に相手もこの両馬となるでしょうね。
初戦の後で「マイルは大丈夫」と言っていたルメールに手が戻るので、そこは『お手並み拝見』ですね。
調教過程を見ていると、どうやら体を大きくする方に力点が置かれている感じで半信半疑。オッズ的には美味しそうだけど、自信を持って買えるほどでもないかと。
でもね前走の大外枠での敗戦は、今回の馬券的にはノーカウントにしてもいいような気がする。
そのためには真ん中より内枠を引いて、馬体重が10kg以上は増えていることが条件になるけれど。
もちろん勝つにこしたことはないけど、次回の優先出走権を確保できれば上々でしょうね。

【近況】
・在厩
☆アドマイヤウイナー(札幌2歳Sは3着→10月15日の紫菊賞へ)
☆レッドラシーマ(10月15日の紫菊賞を池添騎手で)
☆ミンネザング(9月8日にゲート試験に合格)
☆ファームフェイス(10月1日の阪神芝1400mへ)
☆トワードポラリス(9月4日の未勝利戦は7着→続戦)
△アエロリット(10月2日の中山のサフラン賞へ)
△オールポッシブル(9月24日のききょうSをミルコで)
△モアナ(8月28日の新馬戦は3着→続戦)
△ダンスウィズユー(続戦。芝2000mもしくはダート戦へ)
△クライオブジョイ(美浦に帰厩)
★ダンビュライト(10月8日のサウジアラビアRCをルメール騎手で)
★アンティノウス(10月1日の中山ダート1800mの未勝利戦へ)
★ルタンデュボヌール(10月2日の阪神芝2000mの未勝利戦へ)

・放牧
☆ヴァナヘイム(10月29日の萩Sへ)
☆ペルシアンナイト(10月22日のアイビーSを川田騎手で)
☆オメガドラクロワ(7月24日の新馬戦は3着)
☆ファヴール
△テンペスト(8月11日にゲート試験に合格→放牧)
★ラボーナ(秋の東京デビュー目指してNF天栄まで移動)

・故障者リスト
★アンジュシャルマン(右膝骨折で全治6ヶ月の診断)

・未入厩
☆Aguileraの2014
△エレンウイルモットの2014(今月中には本州へ)
△ミスアルダントの2014

【調教】
アドマイヤウイナー
1哩 7F 6F 5F 半哩 3F 1F
 16. 6ベスト 栗CW稍 86.7 69.5 54.2 39.9 12.8[4]馬なり余力
 岩 田 ■ 函芝良 52.6 38.4 11.7[4]馬なり余力
 岩 田 ◇ 札芝良 63.8 50.2 35.9 11.6[6]強目に追う
☆荻野極 9.15 栗CW良 88.2 72.6 57.8 43.9 14.5[5]馬なり余力


アエロリット
1哩 7F 6F 5F 半哩 3F 1F
 16. 6ベスト美南坂良 1 回 54.7 40.3 26.8 13.3 馬なり余力
 助 手 ■美南坂稍 1 回 55.4 40.3 26.0 13.1 馬なり余力
★助 手 9. 7美南坂良 1 回 58.6 43.3 27.4 13.5 馬なり余力
☆菊 沢 9.14美南坂良 1 回 53.4 39.4 25.7 12.6 馬なり余力
       モエルオンナ(三未勝)馬なりを0.4秒追走同入


ダンビュライト
1哩 7F 6F 5F 半哩 3F 1F
 16. 6ベスト 栗坂重 1 回 51.6 38.4 25.4 13.0 一杯に追う
 助 手 ■ 栗坂稍 1 回 53.3 39.4 25.5 12.4 一杯に追う
☆助 手 9.15 栗坂良 1 回 55.1 41.2 26.6 13.2 馬なり余力


ルタンデュボヌール
1哩 7F 6F 5F 半哩 3F 1F
 16. 7ベスト 栗CW稍 83.1 66.6 51.8 37.8 11.9[7]馬なり余力
 見 習 ◇ 栗CW稍 83.1 66.6 51.8 37.8 11.9[7]馬なり余力
 助 手 9. 4 栗坂稍 1 回 58.7 42.9 28.6 14.3 馬なり余力
★助 手 9. 7 栗CW重 85.5 68.6 52.8 38.6 12.2[7]一杯に追う
       アドマイヤミヤビ(二未勝)一杯の外を1.3秒先行0.3秒遅れ
 助 手 9.11 栗坂良 1 回 56.1 41.5 28.0 14.1 馬なり余力
       タピゾー(新馬)馬なりを0.1秒先行同入
☆助 手 9.14 栗CW良 99.1 83.3 68.6 54.4 40.8 12.7[9]G前仕掛け
       ザウォルドルフ(新馬)一杯の外を0.6秒先行同入

まあなんやかんやで10月末までは出走が続きそう。
紫菊賞の2頭使いはもったいないから、アドマイヤウイナーは来週の芙蓉Sを使ってくれないかな~。それならウマニティPOG的に9月の月間賞のチャンスもありそうだけどw

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