グリーンセンスセラさんの競馬日記

2017年【京都金杯・展望】

 公開

341

【京都金杯・展望】武豊エアスピネルが「新マイル王」に向け"競馬の元旦"を飾るか!? A級マイラー・フィエロがいきなり激突! ━Gambling Journal ギャンブルジャーナル /2017年01月01日 00時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2017/01/post_2208.html

 いよいよ、東西両金杯から2017年の競馬がスタートする。

 月並みだが「一年の計は金杯にあり」という格言も存在するように、金杯は競馬ファンにとっても非常に重要視されるレース。売り上げもG1に匹敵する人気を誇る名物レースだ。

 今年は1年のスタートから東西に骨のある有力馬が揃った印象。特に第55回京都金杯(G3、芝1600m)には、今年のマイル戦線の上位争いに食い込んで行きそうな勢いのあるメンバーが集った。

 そんな中でも、エアスピネル(牡4歳、栗東・笹田和秀厩舎)は早くからマイル王になれる器といわれてきた大器だ。

 秋華賞馬エアメサイアの息子として昨年の3歳クラシック戦線では、武豊騎手と共に「5強」を形成。皐月賞、日本ダービーと4着に甘んじたが、距離が不安視されていた菊花賞では3着と前評判を覆し、改めて非凡な能力を証明した。

 しかし、本馬が本当の意味で世代最強候補の一頭に挙げられていたのは、むしろ2歳の時。もっと言えば、マイル戦線を歩んでいた時代だ。

 特に今回と同じ京都のマイル戦で行なわれたデイリー杯2歳S(G2)では、小倉2歳S(G3)の勝ち馬で、後の阪神カップ(G2)の覇者となるシュウジを子供扱い。スピードに任せて逃げるシュウジをあっさりと捕らえると、最後は3馬身半突き放して見せた。

 その後、朝日杯フューチュリティS(G1)ではリオンディーズの強襲に屈したが、堂々の横綱相撲を展開。3着以下を4馬身以上突き放しており、極めて高いマイル適性を示している。

 菊花賞を3着したことで未だ本馬の適距離は明確になっていないが、仮にマイルがベストなのであれば、適距離ではないクラシックでの活躍を見ても、相当な大器である可能性がある。


 マイル王モーリスがターフを去り、ミッキーアイルも阪神カップで敗れるなど、決して絶対的な存在ではない。群雄割拠のマイル路線に、エアスピネルが新たなる覇王としての雄たけびを上げるか。

 エアスピネルと同じ明け4歳でも、アストラエンブレム(牡4歳、美浦・小島茂之厩舎)にはマイル路線で力を付けてきた意地があるだろう。

 2歳時からサウジアラビアロイヤルC(G3)で3着、3歳春にもニュージーランドT(G2)で4着するなど、元々「重賞級」の力を持ったアストラエンブレムだが、大事に使われて確実に力を付けてきた。

 特に前走の紅葉S(1600万下)では、中団やや後ろからメンバー最速の上がり33.8秒の末脚を繰り出して快勝。1000万下、1600万下と条件戦を連勝して、再び重賞の舞台に戻ってきた。

 エアスピネルの母が秋華賞馬エアメサイアならば、こちらの母も秋華賞馬のブラックエンブレム。両母にとって思い出深い京都で、息子たちが今年を占う激突をする。

 東西の金杯にダブル登録を行っているマイネルハニー(牡4歳、美浦・栗田博憲厩舎)だが、どうやらこちらに回ってきそうだ。

 3歳春にはスプリングS(G2)2着からクラシックに挑戦。素質溢れる逃げ馬として自分のレースを展開したが、一枚足りなかった。秋からは、中距離路線に矛先を替えると歴戦の古馬と互角の勝負を展開している。

 特に前走のチャレンジC(G3)では、番手の競馬から上手く粘り込んで重賞初制覇。逃げ一辺倒だった競馬ぶりに奥行きが出てきたことで、結果が伴ってきた。

 その後は金杯に合わせて調整されてきたが、どうやら京都金杯に出走する模様。開幕週ということもあって、当然ながら優勝候補の一頭に挙げられている。

 そんな勢いのある明け4歳勢を迎え撃つ古馬陣にも、気骨のあるメンバーが揃った。

 特にマイルG1で2度の連対経験を持つフィエロ(牡8歳、栗東・藤原英昭厩舎)からすれば、負けられない一戦になるに違いない。

勝ち星自体は、2014年3月の六甲S(OP)が最後となるフィエロ。しかし、昨年も安田記念(G1)で3着、暮れの阪神カップでも3着と、ここでは一枚格上の存在だ。ハンデこそ57.5㎏でトップハンデを背負ったが、背負いなれた斤量だけに大きな問題はなさそうだ。

 昨年のマイルCS(G1)では6着だったものの、勝ち馬とは0.3秒差。依然トップマイラーの一頭に数えられる存在であることに間違いはなく、新時代を切り開きたい明け4歳馬たちの大きな壁となって立ちはだかる。

 他にも中京記念(G3)の覇者ガリバルディや、キャピタルS(OP)を制して勢いに乗るブラックムーン、堅実さが売りのテイエムイナズマ、シンザン記念(G3)を勝ちのグァンチャーレなど楽しみなメンバーが一年の競馬の初陣を飾る。

 今年のマイル戦線の覇権を懸け、まず先手を打つのは明け4歳勢か。それとも、歴戦の古馬たちか。2017年の競馬を占う京都金杯は1月5日(木)の15時45分に発走予定だ。

この日記へのコメント

コメントはありません。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記