覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター 英 の  エリザベス女王杯 2023

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まずは先々週の天皇賞(秋)の回顧から。イクイノックス一強であって、ドウデュースとの二強ではない、とこの日記で書きましたが、その通りの結果だったと思います。まあ、あの単勝オッズだし、そう思っている人はたくさん居たのでしょうが、スポーツ新聞などで、かなり二強報道多かったのもあり、ドウデュースが三連単からはずれてくれたのもあり、厚めに持っていた馬券が思ったよりついてくれたのが、がっちり当たり、いい週末でした。WIN5は論外でしたが、そういうこともあります(笑)

今週のエリザベス女王杯ですが、2200Mという非根幹距離でもあり、思ったのと違った(要は根幹距離向きのこれまでの活躍馬でない)馬の激走があったりで、難しいですが馬券的には面白い一戦だと思います。

それでは恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 ブレイディヴェーグ:4戦2勝の2勝馬なのだが前走のローズSでマスクトディーヴァには敗れたものの32.9秒の脚で追い込んできた。4戦全て出遅れたりあおったりと、まだまだ幼いのかもしれないが、遅れてきた大物で、のびのび走れば突き抜ける力あるのでは。ユーチューバーには、種牡馬ロードカナロアはこの距離向かないとか、したり顔で、たくさん言って欲しいが、それでも人気になっちゃうか。調教の動きも絶好でルメール騎手がまた勝っちゃうのでは。

2番人気想定 ハーパー:3歳馬でクイーンC勝ち、桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着とこの世代の上位馬。ただリバティアイランド以外は正直そう強くない世代にも見え、人気ほどまだ強くない印象。好位置からすすめられる器用さあり川田騎手と長めの距離強い友道厩舎でもあり、好走確率高そうだが妙味は無い感じか。調教の動きは引き続き良く出来落ちはなさそう。

3番人気想定 ジェラルディーナ:ジェンティルドンナの仔で昨年のこのレースの勝ち馬で有馬記念も3着したように非根幹距離に強い馬。ただ今年は宝塚記念4着、オールカマー6着と差は少ないが終い頼りない感じもある(しかも2戦とも出遅れ)。あてにならないが、力上位ではある。ムーア騎手を確保できたので、内あけてるとズドーンと差してくるのでは。調教の動きもかなり良い。

4番人気想定 ディヴィーナ:モーリス×ヴィルシーナという大魔神の馬でここ13戦はマイル前後を使われてきた。前走府中牝馬Sを1番人気できっちり勝ち切った(逃げ切り)が、2200M戦を前に初めての逃げ切り勝ちで人気になっちゃうようなら、ここは消して妙味では。調教の動きは良いが、逃げ馬居ないメンツだけに、また逃げて、馬からしたら今回はずいぶん距離長いなあ、と終い投げ出すのでは。

5番人気想定 サリエラ:サリオスの半妹(父がハーツクライからディープインパクト)という良血馬だけあり、やや人気先行気味か。前走の新潟記念も1番人気7着とそう負けてはいないのだが、ルメール騎手でなくなるのは痛い。マーカンド騎手も悪くはないが・・。血統的底力から大一番で大仕事するかもしれないが、人気サイドでは怪しい側では。調教の動きは良い。

6番人気想定 ルージュエヴァイユ:昨年のオークス6着馬で、ここ2走はエプソムC2着、府中牝馬S2着と勝たないまでも好戦続けている。ここ8戦が左回り使っているようにサウスポーなのかもしれないが、地味な実力者の松山騎手でもあり、ヒモには良いのでは。調教の動きは良い。

7番人気想定 ライラック:中山が得意でレースが終わったころに追い込んでくる印象だった馬が前走18kg増で、先行して忙しいかと思われたマイルの府中牝馬Sで3着とモデルチェンジしてきた。デムーロ騎手から戸崎騎手にチェンジしたのも良かったか。馬場渋ると尚更良いのだろうが、このレースに好相性のステイゴールド系でスタミナはありヒモには良さそう。調教の動きもかなり良い。

8番人気想定 マリアエレーナ:昨年の小倉記念がかなり強い勝ち方だったが、それ以降さほどインパクトある走りはできていない。ただ今年も愛知杯3着、大阪杯5着、鳴尾記念5着など結構強い相手に善戦もしている。クロフネ産駒は芝2000M以上では要らないとかデータ派が言いそうだが、牝馬の2000M前後路線では、まだまだ強い方に居り、ヒモ穴には良いのでは。

9番人気想定 ゴールドエクリプス:絶好調であるドゥラメンテ産駒だが、前走やっと3勝クラスを勝ちあがってきたように、まだちょっとここでは足りないのでは。ただ6月のマーメイドS4着、夏の小倉記念3着と51kgという斤量軽かったのもあるがそれなりに差してきて善戦はしている。夏も使ってた割には調教では元気で出来保っている。

10番人気以下想定
ビッグリボン:ルーラーシップ産駒らしく序盤もたついて終盤差してくる感じの馬だが、瞬発力それほどでないが長くいい脚を使うタイプだけに、ヒモ穴には最適では。6月のマーメイドSも1番人気できっちり勝ち切った。若手ホープの一角の西村淳騎手も楽しみ。調教も一叩きして上昇見込める動き。

アートハウス:忘れな草賞、ローズS、愛知杯勝ちと能力高いのは明らかだが脚元ゴトゴトしやすい馬で3月以来使えてないように、骨折もあったり、なかなか体調整わないのでは。調教の動き次第か(中内田厩舎だけに休み明けは苦にしないはず)。乗り込み豊富で、今週の動きも良く、やれて良い動き。

シンリョクカ:ダノンシャークの近親だけにマイル寄りかと血統的には思われるが、桜花賞6着、オークス5着と父サトノダイヤモンドの影響強そうな晩成型で距離も延びていいタイプか。ただ府中牝馬S10着だったように、まだ成長途上か。調教の動きは良いが吉田豊騎手から木幡初騎手に戻るのはG1だけに大幅マイナスでは。

ククナ:オープン実績が2,3歳時はアルテミスS2着やクイーンC3着あったのが、古馬となってからは今夏の七夕賞2着のみという、母クルミナルという良血からはちょっと寂しい感じ。距離延びるのもプラスにならなそう。調教の動きは良い。あとは大一番で良血の血が騒ぐかどうかか。

ローゼライト:キズナ産駒で距離は向きそうだが、オープン実績が前走のリステッド競走の新潟牝馬Sでの8番人気3着だけで、今夏の函館記念13着、クイーンS10着が示すように、G1でどうこういうレベルにまだ無い。調教の動きは良い。

イズジョーノキセキ:昨年の府中牝馬S勝ち以降は馬券になっていない6歳の秋に激走は難しそう。一昨年はこのレースで5着、昨年は10着であり、今年も厳しいのでは。昨年の有馬記念で11番人気ながら4着に来たのはドキっとしたが、ピークから力落ちている。でも調教の動きは良い。

<まとめ>
有力:ブレイディヴェーグ

ヒモに:ライラック、ルージュエヴァイユ、ハーパー、ジェラルディーナ

穴で:アートハウス、ビッグリボン、マリアエレーナ

 ナイス!(17

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