TERAMAGAZINEさんの競馬日記

【天皇賞・春】血統的考察とローテ的考察

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【G1天皇賞・春】
過去10年で、1番人気で勝ったのはディープインパクト一頭だけ。オルフェーヴルとゴールドシップが各々単勝1.3倍で馬群に沈んでいます。
1番人気確実のキズナは大丈夫か?
昨年完敗したゴールドシップの復活はあるのか?
昨年の優勝馬フェノーメノの連覇はあるのか?
G1・2着3回3着1回のウインバリアシオンは初G1奪取なるか?
がテーマ。

■血統的考察■
母父が重要。2400mの国際G1(凱旋門賞、日英ダービー、キングジョージ)を自身か産駒が勝っていることが好走ポイント。
メイショウサムソンの母父はダンシングブレーヴ、ヒルノダムールの母父ラムタラ、ビートブラックの母父はナリタブライアンの父ブライアンズタイム、リンカーンの母父はトニービン、レッドカドーの母父がパントセレブル。

このデータは僕TERAMAGAZINEの「JRA全重賞完全データ攻略2014」 http://www.amazon.co.jp/dp/4864365725/
に詳しく書いてあります。

今年当てはまるのは、母父トニービンのアドマイヤフライト、母父トニービンのサトノノブレス、母父パントセレブルのレッドカドー、母父ダンシングブレーヴのホッコーブレーヴ、母父ジェネラスのタニノエボレット、母父エリシオのアドマイヤラクティ。
ちなみにアドマイヤラクティの父ハーツクライの母父がトニービンなので、本馬には2頭の凱旋門賞馬の血が、タニノエポレットの父ダンスインザダークの母父が英3冠馬ニジンスキー、祖母の仔がダービー馬タニノギムレットで本馬には日英ダービー馬3頭の血が入っています。

良血で言えばキズナとラストインパクト。
キズナの姉はG1・3勝のファレノプシス。祖母パシフィックプリンセスの娘パシィフィカス(ラストインパクトの母)の仔はG1・3勝ビワハヤヒデ&G1・4勝ナリタブライアン兄弟。

■ローテ的考察■
大阪杯【2・3・2】。阪神大賞典【3・0・3】。日経賞【2・5・2】
この3つのレースで約75%を占めています。
(注・大阪ハンブルグC【1・1・1】)
キズナ、ゴールドシップ、アドマイヤラクティ、サトノノブレス、ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴ、注タニノエポレット

■結論■
◎キズナは距離を不安視されている上に勝てない1番人気。脚質も後方一気のため高速馬場の京都では届かない可能性もあり不安、データ的には勝つのは至難だが、ロンシャンのタフな2400mの凱旋門賞4着好走の馬が京都3200mが持たないはずもなく、ディープの遺伝子を一番伝えられている特別な馬。ズバリ頭で勝負。

京都の高速馬場は苦手が常識の○ゴールドシップは阪神大賞典で先行して3馬身半圧勝。ウィリアムズなら手綱をがっちり抑えて先行出来る。今年は昨年とは違う。

オルフェーヴルがいなくなり(オルフェのダービー2着、菊花賞2着、有馬記念2着)、日経賞快勝の一昨年3着馬▲ウインバリアシオン
昨年の3着馬(香港ヴァーズ→ドバイワールドカップは昨年と同じローテ)注レッドカドー
内枠を生かして先行出来る母父トニービンの爆サトノノブレス。京都【2・1・0・0】

日経賞2着で母父ダンシングブレーヴの△ホッコーブレーヴ
好走率の高い大阪ハンブルグC1着△タニノエポレット
母父トニービンの△アドマイヤフライト。京都【2・2・1・0】
馬体重減で日経賞を負けて調子落ちの△フェノーメノだが昨年の覇者
エリシオ、トニービンと2頭の凱旋門賞馬の血が入っている△アドマイヤラクティ

ステイヤーズSを勝つような馬は高速化した最近の天皇賞春ではスピードが足りないので、デスペラードは消し。

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この日記へのコメント

TERAMAGAZINE TERAMAGAZINE|2014年5月6日 2:26 ナイス! (2)

キズナの1着固定の3連単なので撃沈です。
ホッコーブレーヴはオサエていたのですが、キズナが勝たなきゃ何の意味もない。
ユタカさんも佐々木調教師も「敗因は距離」だと言いたがっていませんが、結果を冷静に見れば僕は距離だと思います。
2弾加速するはずが、2弾目が不発だったのは、距離が長かったのか?
ディープ産駒のトーセンラーはマイルCSも勝ったし、天皇賞春は2着。
ディープ産駒が3200mがダメだということはないと思っていたのですが、
(新聞報道で、ディープ産駒は3000m以上重賞で未勝利とやたら不安を煽っていましたが当然スルー)
ラーは母父がミスプロ系で、さらに母系に欧州系サドラーズウェルズの血も入ってるから3200m持ったけど、
キズナは母父のストームキャットがアメリカのスピード血統なので厳しかったのかなー(´;ω;`)

TERAMAGAZINE TERAMAGAZINE|2014年5月3日 3:29 ナイス! (2)

【追記】
天皇賞春は、距離が3200mですが高速化が続いていて、もはや生粋のステイヤーが好走出来るレースではなくなっているのです。
07年のアイポッパーはステイヤーズS1着→阪神大章典1着で1番人気ながら4着敗退。10年1番人気で6着に負けたフォゲッタブルは前走がダイヤモンドS1着でした。
マイルCSを圧勝することになるトーセンラーが昨年2着しているように、今の天皇賞春にはスピードの持続力が必須なのです。
京都外回りCコースは、直線が平坦なので先行馬が止まらないことが多く、実際、天皇賞でも04年1着イングランディーレは逃げ切り、05年ビッグゴールドは2番手から4角先頭で2着、06年ディープインパクトは4角先頭で1着、07年メイショウサムソンは4角2番手から1着、08年アサクサキングスは終始2番手で3着粘り、09年ドリームジャーニーは4角2番手から3着、10年マイネルキッツは2番手から4角先頭で2着、11年ナムラクレセントは3角から先頭に立ち3着粘り、12年ビートブラックは逃げ切り勝ち、昨年のフェノーメノは3角3番手→4角2番手から圧勝、2着トーセンラーも4角で2番手まで進出してます。

このように前が止まらないので、4角で2番手以内にいた馬が粘ることが多いです。
サトノノブレスは、京都の日経新春杯を逃げ切り勝ちで京都芝【2・1・0・0】。デスペラードが大外なので、サトノノブレスが内枠を利して逃げて4角も先頭で行ければ、3着以内は十分あります!

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