Mr.11さんの競馬日記

第97回箱根駅伝の見どころと注目選手(往路編)

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名前の後ろに※がついている選手は、補欠登録されている選手。起用されるかは予想込み。

【1区】
令和新時代幕開けとともに一気に高速化した学生駅伝界。今大会もハイペースは必至で、持ち時計のない選手には苦しくなるだろう。今大会は、注目の1年生達に対して上級生達がいかに意地を見せるかの構図になりそう。

[注目選手]
吉田(青学大)
前回は当日エントリー変更で起用されたが、今回は満を持してのスターター。持ち時計は申し分ないが、全盛期ほどの勢いがないのが気がかり。前回の同区間と全日本駅伝でのアンカーでの悔しい思いにまとめて雪辱を果たしたい。

小野寺(帝京大)
前回に続いての起用。前回は終盤まで先頭争いに食らいついた。ハイレベルなレース経験は十分。安定感が売りの帝京大において、信頼の置けるスターター。

児玉(明大)
明大1年生で唯一登録された期待のルーキー。高校時代から1区での安定感はピカイチ。大学に入ってからも順調に成長。三浦、吉居らスーパールーキーが注目される中、個人的にはこの児玉に期待。台風の目になる可能性を秘める。

三浦(順大)
予選会日本人トップ、全日本駅伝1区区間賞と華々しいデビューを飾ったスーパールーキー。メディアも三浦の1区起用を期待していたに違いない。三浦が起用されたことで、牽制のオーダーを組んでいた他大学も惜しみなくスピードランナーを1区に投入してくると予想する。マークが厳しくなるが、自分の走りに徹して力を発揮してほしい。

砂岡(城西大)
全日本駅伝1区2位の実力者。絶対的なエース菊地の待つ2区へ上位でつなぎ、シード権獲得のために前半重視型オーダーで勝負をかける。

難波(学生連合:麗澤大)
予選会の成績は学生連合の中でトップ。チームを勢いに乗せるためにも前でレースを進めて存在感をアピールしたい。

藤木(國學大)※
前回1区2位。順大三浦が入ったことで投入と見る。起用されれば3年連続の1区となるいわば専門家。前回あとわずかのところで取り逃した区間賞を全力で取り返しにいく。

石原(東海大)※
期待のルーキー。全日本駅伝4区区間賞でその力は実証済み。往路起用が有力だが、両角監督が1年生対決という舞台を用意するか否かに注目。

吉居(中大)※
古豪中大に久々に現れた大物ルーキー。順大三浦が注目されるまでは、むしろ吉居の方にスポットが当たっていた。三浦の起用を見るための補欠登録か。互いのライバル心は強く、直接対決が実現すれば大変興味深い。

ポイントは当日エントリー変更のメンバー。ハイペースを睨んで、塩澤(東海大)や丹所(東国大)や鎌田(法大)が入る可能性もある。拓大がここに留学生ラジニを入れてきたらより面白くなる。


【2区】
前回、夢の5分台が誕生したエース区間。全員が注目選手と言ってよいほど今回も力のあるランナーが集う。

[注目選手]
中村(青学大)
近年、原監督は格より調子重視でこの区間に選手を配置してくる印象。今回ケガで欠場となった同級生岸本の思いも背負って好調中村がひた走る。

名取(東海大)
駅伝では外さない信頼度抜群の選手。4年生の意地を見せたい。全日本駅伝同様、田澤(駒大)との併走があれば、今回は負けられない。

星(帝京大)
前回と1~3区を全く同じメンバーで固めた帝京。それができるチームの安定感がうかがえる。そんな中にいる押しも押されもせぬエース。

太田(早大)
中谷とともにエースに成長。前回兄が走ったエース区間に果敢に挑む。

田澤(駒澤大)
現日本人学生最強ランナーが今回はエース区間に登場。まだ2年生だが、前回の相澤(東洋大)のタイムにどれだけ迫れるか注目が集まる。

池田(日体大)
これまでは1区専門だったが、最終学年でいよいよ2区。他校のエースに引けを取らない実力派。

ヴィンセント(国士大)
3年連続3回目の2区。経験は十分。襷をもらう位置によって、独走になるかごぼう抜きになるかに注目。

エース区間だけに、エントリー変更はほとんどないと見る。神大が井手を入れてくるくらいか。


【3区】
今回は別名「エントリー変更区間」とも言えそう。各校エース級の投入が多くありそう。青学大は神林なのか佐藤なのか。東海大は塩澤なのか石原なのか。監督の作戦が見どころ。

[注目選手]
遠藤(帝京大)
帝京三本柱の三本目。前回同区間で田澤(駒大)を上回る記録をマークしたのは、高評価。区間3位→区間2位と来たら今回こそは。

神林(青学大)※
異例の一年間をまとめ上げてきた主将をここに投入か。社会人では続けないことを明言しているだけに、競技生活全てをかけてラストレースに挑む。

塩澤(東海大)※
1区か3区か正直読めない。ただ、どこを任されても高いレベルでつないでくれる頼れる4年生であることは確か。

木付(國學大)※
3年生にして主将を任された選手をここに投入か。ニューイヤー駅伝で活躍した浦野、土方といった先輩達から勢いをもらいたい。義兄は西武ライオンズの源田。

中谷(早大)※
実績十分の名門早大のエースはここか。スピードも十分。全日本駅伝のように、太田との二枚看板でトップに立ちたい。

西山(東洋大)※
近年、箱根の1区といえば西山だが今回は補欠に回った。1区の可能性も残すが、今回はここではないかと読む。好不調の波が激しいのが気になるが、今回は好調の方の波に期待。

オニエゴ(山学大)※
実力は未知数な部分はあるが、決して層が厚いとは言えない山学大においてこのあたりで上位をうかがうことはシード権確保には必要不可欠。

このように、有力選手はほとんどエントリー変更で入る選手と予想する。他に手嶋(明大)や小林(駒大)や三浦(中大)が入ればさらに厚みを増す。


【4区】
3区が派手だと4区は地味になりがちだが、かつての短距離区間ではなく距離が戻って侮れない区間になっていることだけは忘れてはならない。

[注目選手]
酒井(駒大)
全日本駅伝では区間2位と快走。地味とは言わせない走りで山へお膳立てをしたい。

佐藤(青学大)※
スーパールーキーをここに起用か。全日本駅伝でも駅伝力は実証済みで、前回この区間での快走から今やマラソン界でも有名となった吉田祐也先輩に続きたい。


【5区】
今回の名物区間はいかに。毎年のような大声援はなく、静かな山となるが、レースはにぎやかになることを期待。

[注目選手]
竹石(青学大)
留年して実質5年生として箱根に挑むことはあまりに有名。メディアも注目するに違いないが、それをよき力にしてほしい。平地で起用という説もあったが、快走と苦い走りと両方を味わった5区に起用した原監督の選手を信頼する親心がうかがえる。

西田(東海大)
3年連続の山上り。前回は納得のいかない結果だっただけにリベンジしたい思いは人一倍強い。

宮下(東洋大)
前回区間新をマークした現コースの記録保持者。自分の記録超えに挑むこととなり、今回も快走なら「新山の神」の称号が与えられるだろう。

鈴木(明大)※
前回同区間5位。全日本駅伝アンカーで青学大を抜かすなど、スタミナに加えて勝負強さも兼ね備える。

山は持ちタイムでは読み取れない秘密兵器が台頭する区間。
秘密兵器になり得る選手として、殿地(國學大)、細谷(帝京大)、津田(順大)、山本(城西大)、北崎(神大)、三上(創価大)※を挙げておく。

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