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武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2017年2月27日 19時53分 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2697.html
26日、騎手生活に別れを告げた武幸四郎騎手。武豊騎手の弟という出自だけでなく、穴騎手、どん底からのメイショウマンボでのオークス制覇など、ファンに大きな印象を残し、鞭を置いた。今後は調教師として競馬ファンを楽しませてくれることだろう。
どちらかといえば記録より記憶に残るタイプだった幸四郎騎手。デビュー時には初勝利がオースミタイクーンでの重賞勝利やウインクリューガーでの9番人気勝利と、ファンにとっては(ネタ含め)多くの話題を提供した。私生活では女子アナとの熱愛や中華料理店で暴行されて怪我を負うなどヤンチャな面があったのもご愛嬌か。
しかし、やはり騎手生活晩年のメイショウマンボとのコンビが、幸四郎騎手のハイライトだったことは間違いないだろう。古くから親交のある松本好雄オーナーに自らオークス参戦を願い出て勝利し、その後秋華賞、エリザベス女王杯と制してその年の最優秀3歳牝馬を獲得した。オークス勝利時には、多くの関係者から復活を喜ばれたという。
幸四郎騎手の人柄を表すエピソードとして、2013年に放送された『武豊TV!II』がある。メイショウマンボでオークスを制した幸四郎騎手と、キズナで日本ダービーを制し「兄弟クラシック制覇」の祝勝企画という趣だった同番組。
オークスを振り返る際、豊騎手がオークスの「レース中」に関するエピソードを披露した。そこで登場したのが、関東の大ベテラン横山典弘騎手である。
オークスで横山騎手が騎乗していたのは、6番人気のサクラプレジール。同馬に関しては直線での手応えがあまりよくなく、ズルズルと後退。豊騎手はペースを作ったクロフネサプライズに騎乗し、こちらもズルズルと後退。豊騎手と横山騎手はほぼ隣り合った状態になったが、そこでいきなり横山騎手が「叫び出した」のだ。
『幸四郎ー!いけー!幸四郎ーー!』
横山騎手は、先頭に立った幸四郎騎手のメイショウマンボに向かって大声で声援を送っていたという。勝利した際には「やったーーーー!」とさらに絶叫したとか。
豊騎手は最後「自分は14着なのに」とオチをつけて笑わせたが、いかに幸四郎騎手が先輩たちからかわいがられているかを象徴するエピソードではあるだろう。
引退式では多くの騎手や関係者、ファンが労をねぎらった。幸四郎騎手の第二の人生に期待したい。
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