グリーンセンスセラさんの競馬日記

【阪神大賞典(G2)展望】

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【阪神大賞典(G2)展望】現役王者サトノダイヤモンドVS昨年覇者シュヴァルグラン!「ナリブーVSトップガン」のような伝説的レースの期待!─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2017年03月12日 21時30分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2822.html

 かつてはJRAで「最も堅い重賞」といわれた阪神大賞典(G2)。特に90年代はメジロマックイーンやナリタブライアンといったチャンピンオンホースが連覇を成し遂げるなど、とにかく1番人気が強いレースだった。
 だが、2002年にドバイシーマクラシックがG1へ昇格した頃から、絶対的な本命馬の出走が減少し、2007年からは6年連続で1番人気が敗れるなど波乱含みのレースに。しかし、ここ4年は一転してゴールドシップが3連覇するなど、1番人気が強いレースに戻っている。
 19日に阪神競馬場で開催される今年の阪神大賞典は、そんなかつての「堅い重賞」という側面が完全に戻ったような、圧倒的な「2強」対決となる。
 大本命は昨年の有馬記念(G1)を制し、「現役最強」の座に登りつめたサトノダイヤモンド(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
 空前のハイレベルといわれた昨年の牡馬クラシックすべてで馬券圏内を確保し、最後の菊花賞(G1)を制覇。世代最強馬として臨んだ有馬記念では、堂々の1番人気に応え競馬界の頂点に立った。
 すでに「ディープインパクトの史上最高傑作」との呼び声も高い同馬。今年は秋の凱旋門賞(G1)制覇を大目標として、始動戦にここを選んだ。無論、当面の目標は春の天皇賞となるが、先月21日に帰厩し、抜かりなく調整が重ねられているようだ。

次のページ シュヴァルグランが有馬記念のリベンジを果たすか

栗東のCウッドコースで行なわれた1週前追い切りでは、2頭の併せ馬を後ろから追走するかたちで最後は4馬身先着。6ハロンで81.5秒と楽なペースだったが、最後の1ハロンは11.3秒とさすがの動き。見守った池江調教師も「いい反応」と合格点を与えている。
 この春は、今回の阪神大賞典と天皇賞・春(G1)の2戦が予定されているだけに、ここも結果に拘る走りが期待できそうだ。
 万全を期して出走できそうな現役王者が、1995年のナリタブライアンのように単勝1.0倍の元返しになりそうもないのは、昨年の覇者シュヴァルグラン(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が挑戦状を叩きつけたからだ。
 前走の有馬記念では0.5秒差の6着と、初対決となったサトノダイヤモンドに完敗しているだけに立場は苦しい。しかし、この馬のベストレースはタンタアレグリアを2馬身半ちぎった昨年のこのレースに他ならないだろう。
 3連勝でオープンクラスへの昇格を果たしたものの、1番人気に推された日経新春杯(G2)でまさかの取りこぼし。大目標の天皇賞・春出走に向けて負けられない一戦となった阪神大賞典では、4コーナーから豪快なまくりを見せると最後は流しての完勝劇。近代競馬を代表するスタミナ種牡馬ハーツクライの産駒として、高いステイヤーとしての資質をまざまざと見せつけた。
 昨年は天皇賞・春とジャパンC(G1)で3着するも、あと一歩でG1制覇に届かなかったシュヴァルグラン。今年こそ悲願のビッグタイトルを手にするためには、例え相手が現役最強馬であろうとも、得意の距離で後れを取るわけにはいかない。
次のページ 武豊騎乗で復活をかけるあの馬も

ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2822_2.html
Copyright © Business Journal All Rights Reserved.栗東のCウッドコースで行なわれた1週前追い切りでは、2頭の併せ馬を後ろから追走するかたちで最後は4馬身先着。6ハロンで81.5秒と楽なペースだったが、最後の1ハロンは11.3秒とさすがの動き。見守った池江調教師も「いい反応」と合格点を与えている。
 この春は、今回の阪神大賞典と天皇賞・春(G1)の2戦が予定されているだけに、ここも結果に拘る走りが期待できそうだ。
 万全を期して出走できそうな現役王者が、1995年のナリタブライアンのように単勝1.0倍の元返しになりそうもないのは、昨年の覇者シュヴァルグラン(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が挑戦状を叩きつけたからだ。
 前走の有馬記念では0.5秒差の6着と、初対決となったサトノダイヤモンドに完敗しているだけに立場は苦しい。しかし、この馬のベストレースはタンタアレグリアを2馬身半ちぎった昨年のこのレースに他ならないだろう。
 3連勝でオープンクラスへの昇格を果たしたものの、1番人気に推された日経新春杯(G2)でまさかの取りこぼし。大目標の天皇賞・春出走に向けて負けられない一戦となった阪神大賞典では、4コーナーから豪快なまくりを見せると最後は流しての完勝劇。近代競馬を代表するスタミナ種牡馬ハーツクライの産駒として、高いステイヤーとしての資質をまざまざと見せつけた。
 昨年は天皇賞・春とジャパンC(G1)で3着するも、あと一歩でG1制覇に届かなかったシュヴァルグラン。今年こそ悲願のビッグタイトルを手にするためには、例え相手が現役最強馬であろうとも、得意の距離で後れを取るわけにはいかない。


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 これら2頭の間に割って入る可能性がありそうな筆頭がカレンミロティック(セン9歳、栗東・平田修厩舎)だ。
 昨年の天皇賞・春ではキタサンブラックに激しく抵抗し、あわやの場面を作った同馬。結局わずかの差で2着に敗れたが、得意の長距離でハマった時に力は紛れもなくG1級だ。
 ただ、ここ2年は阪神大賞典で敗れて、本番の天皇賞・春で激走というパターンを繰り返えしているだけに、今年もここはあくまで"肩慣らし"となる可能性が高いだけにどうか。
 他には武豊騎手の騎乗で復活が期待されるワンアンドオンリー、年明けの万葉S(OP)を勝ったタマモベストプレイ、昨年の日経新春杯でシュヴァルグランを破ったレーヴミストラルなどもエントリーしているが、逆転までは厳しいかもしれない。
 1995年に単勝元返しで7馬身差の圧勝したナリタブライアンは、その翌年マヤノトップガンと競馬史に残る叩き合いを展開した。今年の阪神大賞典は、果たして95年のような派手な圧勝劇となるのか。それとも96年のような壮絶なマッチレースとなるのか――。
 いずれにせよ、「見る」要素が強いレースとなりそうなだけに、ファンが唸るような迫力ある内容を期待したい。今年の阪神大賞典は19日(日)の15時35分に発走予定だ。

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