覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター英の 宝塚記念 2023

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まずは前回G1安田記念の回顧から。コラムで真っ先に有力に推していたソングラインの快勝でしたが、思ったより馬場乾いてきて例年通りの外差しになりそうで、追い込み馬セリフォス頭の馬券を厚く買ってしまい大して儲かりませんでした・・。セリフォス好発からインの好位からの優等生競馬するも、いつもほどの末脚みられず、やはり外回して追い込む競馬の方が良いようでした。3着シュネルマイスターは安定の惜敗という感じでしょうか。

WIN5の話も。先週の5万弱は当たったけど、その前は4つ止まりの連続でやきもきしている状況です。そろそろスコンと大きいの当たらないと資金難になりそう。せっかく235万当たったのに・・。

それでは宝塚記念の話題へ。イクイノックスが世界制覇後で、古馬ナンバーワンと言える現況で人気になるのはしょうがないでしょう。トモもパンとしてきたとのことで、以前のように出遅れずに前走逃げたように、死角少ないのでは。道悪になろうがなんだろうが対応するでしょう。サンデーの瞬発力、バクシンオーのスピード、ダンシングブレーヴの底力、トニービンのスタミナと、いいところを凝縮した傑作なんだと思います。

<全頭診断>
1番人気想定 イクイノックス:昨年は皐月賞とダービーを惜しくも2着と取りこぼしたが、秋になり天皇賞勝ち、有馬記念勝ち、春にもドバイシーマクラシックで楽に逃げ切りと世界トップクラスに君臨している。以前のコラムでも書いたように外見もシンボリクリスエスのように美しく、現在のサラブレッドの究極型なのでは。以前ほど序盤もたつかないので、相当スタートで失敗しない限りは力が一枚も二枚も上では美浦の坂路改修での閉鎖のあおりで、栗東での調整だが、問題なく調教の動きも鋭い。

2番人気想定 ジャスティンパレス:昨年は皐月賞9着、ダービー9着、菊花賞3着と、ゆっくりと上昇みせていて有馬記念は7着だったが、年明けてから阪神大賞典では1番人気だったボルドグフーシュを破って勝ち、春の天皇賞も勝ち、とうとうG1馬まで昇りつめた。実績は3000M超にあるのだが、もたつくタイプでないので、ものすごく速い上りを要求されるときついのかもしれないが、距離自体は今回くらいでもやれるのでは。調教の動きもよい。

3番人気想定 ジェラルディーナ:昨秋がキャリアピークな感じでオールカマーとエリザベス女王杯を連勝した。有馬記念も3着と頑張ったが、ここからが大阪杯6着、QE2世Cでも6着とイマイチな状況。モーリス×ジェンティルドンナという父も母も大活躍した良血馬だが旬の時期は過ぎたのかも。後方からになりやすい脚質もこの舞台向きではないか。ただ能力は言うまでもなく、気持ちひとつか。調教の動きからは順調にきている感じ。

4番人気想定 ディープボンド:現役屈指のステイヤーといえる存在で、今年も春の天皇賞で2着と頑張った。ただその前の好走も前年の春の天皇賞だったように、ステイヤー色が強すぎて活躍の舞台が少ないともいえる。ただ昨年の宝塚記念も3番人気4着と先行して、しぶとく粘りこんでおり、長い直線での瞬発力比べではない舞台だけに、それなりに頑張れても良い。馬場が渋って時計遅くなればなおさら良いのでは。調教の動きは引き続き良い。

5番人気想定 ブレークアップ:ノヴェリスト産駒のステイヤーで昨秋にアルゼンチン共和国杯を勝ち、今春も阪神大賞典で3着した。ただ個人的にノヴェリスト産駒はG1では基本買わないようにしており(瞬発力不足、底力不足や爆発力不足など)、今回も買わない予定。北海道シリーズの洋芝2600Mなんかはぴったりそうだが、これまで一度も北海道には来てくれず(笑)調教の動きも悪くない。

6番人気想定 アスクビクターモア:昨年は皐月賞5着、ダービー3着、菊花賞勝ちと距離延びての上昇見せた。ただその後が良くなくて、日経賞1番人気9着、春の天皇賞4番人気11着と、やり切った感があるのか、イマイチな状況。ただ実績ほどは長いところ向きでない印象もあり、ここらで復活あってもおかしくない。調教の動きは良い。

7番人気想定 ボッケリーニ:G2までは頑張れる金子さんらしい、キングカメハメハ×ポップコーンジャズという配合の馬で長く一線で頑張っている7歳馬だが、正直G1では足りない印象で鳴尾記念勝ちからの参戦でそれなりに頑張れそうだが頭は無いのでは。調教の動きも悪くない。

8番人気想定 ドゥラエレーデ:父がドゥラメンテ、母はオルフェーヴル×サトノダイヤモンドの母という良血馬だが順調に使えず、ダービー競走中止以来のレースとなる。潜在能力高いだろうが、順調さを欠き、まずは一戦みてから買うほうがいいのでは。調教の動き自体は良いが。

9番人気想定 ライラック:昨秋エリザベス女王杯2着、日経賞4着と追い込み競馬の流れとなれば出番のある馬だが、宝塚記念はそうなることが正直少ないレースで要らないのでは。調教の動き自体は良い。

10番人気以下想定
ダノンザキッド:マイル前後での良績の馬で昨秋は関屋記念3着、毎日王冠3着、マイルCS2着、香港C2着と勝てないまでも連続好走した。今年は大阪杯で3着と頑張ったが香港でのQE2世Cは5着どまりだった。昨秋ほどの勢い無い中での自身最長の2200Mは厳しそうだが大阪杯で3着から1F延長だけと考えれば、穴ではよいか。調教の動きは良い。

ヴェラアズール:かなり少なくなってきたエイシンフラッシュ産駒でダートで勝ち星積んできたが芝に路線変更して準オープン、京都大賞典、JCと怒涛の三連勝をきめてみせた。ただその後がさっぱりで、有馬記念10着、ドバイWC13着と勢い止まった現状。渋った馬場なら良さそうだが、長い直線でグイグイ追い込んでくる馬だけに宝塚記念向きではない印象。調教の動き自体は良い。

スルーセブンシーズ:これまた少なくなってきたドリームジャーニー産駒だが、この2戦は3勝クラスと中山牝馬Sの連勝と勢いある。距離もこのくらいが良さそうで、出遅れ癖あり、あてにならないがこのくらい人気ないのならヒモ穴で良いのでは。調教の動きは良い。

ミクソロジー:ここ4連勝でダイヤモンドSまで制したオルフェーヴル産駒のステイヤーだが、距離の融通ききそうで上昇度からヒモ穴には良いか。普通に考えるとまだ足りない感じではあるが・・。→除外のよう。

ブローザホーン:2勝クラスと3勝クラスを連勝しての参戦。しかも3勝クラス勝ちも圧勝で、エピファネイア産駒らしい急上昇をみせている。オープン初参戦がG1とかって荷が重く思われそうだが、ヒモ穴には是非入れたいタイプ。→除外のよう。

ユニコーンライオン:昨秋の福島記念で10番人気ながら勝ったのが最後の激走で、ごくごくたまに激走する逃げ馬で、出番はここではないだろう。調教の動きは良い。

プラダリア:昨年の青葉賞勝ちが最後の勝ち星だが、ここ3戦は日経新春杯3着、京都記念3着、目黒記念5着と勝てないまでもそれなりに強い相手にも食い下がっているディープインパクト産駒。地味だが能力あり、ここらでヒモ穴での激走あっておかしくない。調教の動きも良い。

ジオグリフ:昨年は皐月賞で福永騎手の神騎乗での勝利をおさめたが、そこがピークで、血統的にダート使ってみたりもしているが正直完成の早かったタイプで、ここも食指動かず。調教の動きは悪くない。

カラテ:長い直線での叩き合いで強く、新潟記念と新潟大賞典勝ちがあるが、ここは右回りでかつ内回りで出番なし。調教の動きは悪くないが。

ウインマイティー:昨秋の京都大賞典3着が最後の好走で、ここも買わないつもり。ただウインの馬とは個人的に馬券相性最悪ではあるが・・。→除外のよう。

モズベッロ:2年前の大阪杯での2着が最後の激走で、ほぼ毎度出遅れるだけに、この舞台は向かない。調教の動きもぱっとしない。

<まとめ>
有力:イクイノックス

ヒモに:ジャスティンパレス、ジェラルディーナ、ディープボンド、アスクビクターモア

穴で:ボッケリーニ、ダノンザキッド、スルーセブンシーズ、プラダリア

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