覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター英の大阪杯2022

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まずは高松宮記念の回顧から。まずは丸田騎手のG1初制覇は嬉しかったです。馬券はダメでしたが(穴推奨の馬でしたが)、馬場が渋って、内から乾いてきて、2着と3着も末脚切れ味勝負で不向きと思ってた馬だったりもあり、3連単280万馬券は惜しくなくて、単純に丸田騎手おめでとうと祝福できます。コラムでも書いたように丸田騎手の母校の旭川東高という上位陣は医学部にも入ってくる地域一番の進学校で、そこを中退しての騎手への道というかなり異色な経歴だと思います(矢作先生の開成高校ほどでないにしても)。ちなみに最近、息子の受験でかなり話題のジャガー横田の夫の医師は深川西高校という旭川のお隣の深川の2番手高校なので、ネット検索で一番上に出てくる偏差値ランキング表で、丸田騎手の高校が67なのに対して、45です。丸田騎手は、これを機に騎乗増えればいいんですけどね。意外だったのは宗像調教師がG1初勝利、でした。ダビスタのオーナーの馬達も確かにG2たくさん勝つけど、G1までは届かなかったか、と言われたらそうかなあと、びっくりしました。

それでは大阪杯の話へ。昔と大きく違ってきたのは、この時期は海外遠征で、有力馬がごっそり抜けてしまうため、正直国内G1の層が薄くなっている現状です。ドバイWCデーは楽しかったし、日本馬の世界での活躍が種牡馬でも繁殖牝馬でも、世界的ニーズ高まって、馬産地に還元される日が来るのだと思いますが、G1開催時期の設定を色々考えなおさないとならない時代にもなってきているのではないでしょうか。今年の大阪杯も、これまででもっとも層の薄いメンバーなんじゃないでしょうか。馬券的にはその方が楽しかったりもしますが(笑)

それでは恒例の全頭診断へ
<全頭診断>
1番人気想定 エフフォーリア:昨年は皐月賞勝ち、ダービー2着、天皇賞秋勝ち、有馬記念勝ちで年度代表馬に選ばれたように、現役最強馬。一本被りの人気になるだろうし凡走はちょっと考えづらいが、馬券的には、次に出てくるジャックドールの逃げ切りを期待したい(笑)当てたい人は、ここからいくのが王道馬券なのかもしれないが、当たるが儲からない、という悩ましいパターンになるのでは。

2番人気想定 ジャックドール:昨年のレイパパレのような存在でここのところ5連勝の快進撃。ほぼ逃げが多いのだが逃げなくても結果出しており、前走の金鯱賞勝ちも強い内容で、レイパパレを余裕で2馬身半突き放した。モーリス産駒らしいグイグイ成長して伸び盛りの状況で、前で勝負できるタイプだけに馬場渋ってもやれるのでは。逃げ馬大好きおじさんからしたら、この馬から買わないわけがない(笑)

3番人気想定 レイパパレ:昨年のこのレースでは怒涛の6連勝で道悪をものともしない後続を引き離す圧倒的な逃げ切り勝ちをおさめた。ただ、それ以降は逃げられず、先行してのそこそこ好走止まり。下のアカイイトと逆で、逃げ残り馬場だったら出番か。小さい馬だけに斤量の問題もあるのだろうが、昨年ほどの勢い無し。

4番人気想定 アカイイト:昨秋はエリザベス女王杯で、びっくりな10番人気での勝利だったが、その前から末脚はしっかりした馬で、有馬記念7着、金鯱賞3着と結果はそれほど出ていないがやはり、いい末脚で差してきてはいる。外差し馬場になれば出番か。コース形態は正直合ってないのだろうが。

5番人気想定 アリーヴォ:ここ5戦で4勝と上り馬と言えるのだろうが前走の初重賞勝ちの小倉大賞典もレベルは低く、更に上積みあっても、ここでは妙味ゼロ。

6番人気想定 ウインマリリン:昨年のこの時期に日経賞勝ち、昨秋もオールカマー勝ちと中山競馬場が得意な馬だが、今回は要らないのでは。

7番人気想定 ヒシイグアス:昨年のこの時期は、4連勝(中山金杯と中山記念の重賞連勝含む)と好調だったが、以降は秋の天皇賞5着、香港C2着と能力高いのだがなかなか順調に使えず。能力は高いので調教良ければ、ヒモに入れたいが・・。

8番人気想定 アフリカンゴールド:前走の京都記念で12番人気1着と激走したが、渋った馬場など色々かみあってのもので、要らなそう。

9番人気想定 ジェラルディーナ:モーリス×ジェンティルドンナという良血馬も父モーリスだけに晩成傾向で昨年夏から秋に3連勝と上昇みせて、チャレンジCで4着、京都記念4着とトップレベルに近づいてきた。デビューから5戦つづけて出遅れていた馬だが最近は出遅れなくなり、穴で楽しみ。

10番人気以下想定
キングオブコージ:2年前の春は4連勝したり勢いあったが、その後休養あったりで順調に使えなかった。正直もう終わったのかなあと思ったが1月のAJCC勝ちと、まだまだ能力落ちてないところ示した。ただもっと距離はあった方がいいタイプで天皇賞(春)向きでは。

レッドジェネシス:昨年は京都新聞杯勝ち、秋に神戸新聞杯2着で菊花賞では1番人気で13着と惨敗、前走の京都記念も2戦連続出遅れての13着惨敗と元々出遅れやすい馬だが走りたくないのかも。

ステラリア:昨秋はエリザベス女王杯で2着激走した。キズナ×サドラー牝馬だけに厳しい流れでのスタミナ勝負になった時は出番なのかもしれないが、前走の金鯱賞が11着だったようにスピード勝負の2000M勝負向きではないよう。

ポタジェ:昨年のこの時期の金鯱賞までは4連勝と勢いあったが、そこで連勝止まって以降は、2~6着くらいでそう悪くないが勝てない状況。きっかけひとつでもう一皮むけてやれるのかもしれないが、ヒモ穴くらいの扱いでいいのでは。

マカヒキ:昨秋は京都大賞典勝ちした、9歳となるダービー馬。長く頑張っているのはディープインパクト産駒でも丈夫です、とアピールになるだろうが、さすがにG1ではもう要らない。

アドマイヤハダル:昨年のこの時期は若葉S勝ち、皐月賞4着とロードカナロア産駒にしては少数派にあたる中距離型。まだ9戦しか使っていない馬で前走の中山記念3着もそこそこいい内容でのびしろ勘案すると、穴では面白い存在では。

ヒュミドール:昨年は小倉記念と福島記念で2着しており、いかにもローカル小回りG3向きなタイプで、ここでは厳しそう。

スカーフェイス:3勝クラスを9番人気で勝ちあがってきたが、G3で5着2着5着と一線級とはまだ差がありそう。

ショウナンバルディ:昨年12月の中日新聞杯は8番人気ながら1着と激走したが、今年は日経新春杯で12着、金鯱賞で6着と、G1では厳しそう。キングズベスト産駒だけに重馬場要員かと思いきや意外に馬場悪い時の結果も良くないので、厳しい。

<まとめ>
有力:ジャックドール、エフフォーリア

ヒモに:レイパパレ、アカイイト、ヒシイグアス

穴で:ジェラルディーナ、キングオブコージ、ポタジェ

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