藤沢雄二さんの競馬日記

小倉大賞典展望

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2月23日が天皇誕生日になったと言われてもなんかピンと来ません(^^;)
でももっと違和感があるのが、今日が日曜日であることに伴う明日の振替休日。
どのみち現状の自分には祝日なんてほとんど関係ないんですけどね。

そんな日曜日にも重賞は2レース組まれています。
まずは小倉大賞典から。

やはり注目はヴェロックスの参戦でしょうね。
クラシック三冠で②→③→③着の実績はさすがにこのメンバーに入ると一枚抜けている。
個人的にも昨秋の神戸新聞杯の時点でジャスタウェイ産駒は小回り向きだと思っていたので、大箱の外回りでヴェロックスを頭で買う気はサラサラなくて、その点では小倉大賞典なんてまさに狙い所。

あと去年のだいぶ早い時期から指摘されていたことなのだが、中内田厩舎の泣き所というのが
・芝2200m以上
・フルゲート
大概のGⅠはこのどちらかに該当してしまうので、それでヴェロックスの頭を買いにくいのもあったわけで。

中内田厩舎の躍進は戦略性と合理性の賜物とも言えるわけで、本人がどう思っているかは定かではないけど「厩舎成績的には平場もGⅠも1勝には変わりない」ぐらいの考え方は少なからずあるんじゃないかと思います。賞金の額に違いがあるだけで。

そう考えるとフルゲート割れの1800mのGⅢは中内田厩舎のターゲットにドンピシャと言えるわけで、川田を擁しての参戦ならまず中心は揺らがないだろう。

ただね、一般論で言うなら「明らかに相手の軽いところに狙いを定める」というのは弱気になっている裏返しにも思えなくない。
1800mが適距離なら来週の中山記念でもいいことだし、むしろそっちの方が勝った時に箔もつく。強敵が揃う分、過度の人気を背負うこともないわけだし。
中山記念が嫌なら金鯱賞でもいいのだし、番組が小倉大賞典しかないのであればともかくその部分では引っかかるものがある。

そして同馬主のジナンボーの参戦も考えどころ。
関東からこの馬が“わざわざ”小倉までやってこなくてもいいでしょ?と思うわけで。
ヴェロックスがいるならなおさらの話。
エメラルファイトが1週前に小倉入りしているのを強調している記者もいるみたいだけど、こっちは2週前には早々に小倉入りしているからモチベーションはこっちの方が高いでしょ。
それに冬の小倉の堀厩舎なんて百発百中に近いイメージがある。
実際はそこまで高くないけども、高額条件であれば外さない印象は強い。

裏開催の堀厩舎は藤岡兄弟と秋山を使う機会が多い気がするのでシュタルケ起用は一瞬「?」と思ったりするのだが、昨年秋の菊花賞の裏の東京では準メインとメインをぶっこ抜いたのは記憶に新しいし、4年前にはマウントロブソンでのスプリングS勝ちもあって相性はいい方だと思う。
シュタルケの小倉というのも“当地勝率”で考えると、今回が初めてなので不安がないわけではないが、当人の体内時計を考えたら高速馬場よりは適性はあると思うのよね。

またジナンボーについても大箱の方がいいのでは?という意見はあるけど、1000万下とはいえ昨春の富里特別(中山1800m)の勝ちっぷりは良かったですからね。
それなりにプラマイは相殺されそうだし、ヴェロックスの重箱の隅を突くならジナンボーの頭は考えていいと思う。

その他の馬にヴェロックスを負かすまでの力があるかというと微妙な感じはする。
そもそもヴェロックスは負けちゃいけないレースだもの。

仮に金子さんのワンツーと決め打ったところで残りの1議席は何が飛び込んできてもおかしくはないでしょうね。
あとはオッズとの相談に委ねられそうです。

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