藤沢雄二さんの競馬日記

皐月賞デーのWIN5を考察する

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先週はのっけから1番人気が4連勝。
桜花賞も2番人気のステレンボッシュが勝ってWIN5としては堅い2万円台の決着になりました。

これまでの桜花賞の回は少なくとも1頭は穴馬が介在する余地があったので
必死になって穴馬を探した時に限ってこんな堅い結果になるの、止めてもらえます?w

長い目で見れば下振れの部類だと思いますが、人気サイドが順当に勝って2万円台なら
「堅い」と判断できていれば美味しかったのかもしれません。

さて懲りずに、皐月賞デーのというか「3回中山8日目の週」のWIN5の出目と人気を見てみます。
記念すべき第1回目が東日本大震災の影響で皐月賞が1週遅れて東京競馬場での開催になったので
厳密に言うと皐月賞がWIN5の対象レースになっているのは2011年からになってしまいますから
一応、その辺を考慮して。

2012 11-5-2-9-14 ⑥⑪①①④(23)
2013 13-14-2-11-7 ⑨②④③①(19)
2014 2-12-1-4-2 ⑤③②⑦②(19)
2015 12-11-5-15-2 ①①⑥①③(12)
2016 16-8-2-5-18 ③②⑨②⑧(24)
2017 3-10-15-12-11 ②⑨⑦④⑨(31)
2018 13-3-10-1-7 ③⑨⑤①⑦(25)
2019 2-6-13-9-12 ②⑥①⑥①(16)
2020 2-15-10-8-1 ④⑥②③①(16)
2021 3-8-1-4-7 ④①⑤①②(13)
2022 2-8-9-8-14 ③②⑤②⑤(17)
2023 9-10-7-12-1 ②①②①②(8)

皐月賞で穴馬が勝つと1,000万円超えの配当まであるのですが
直近5年は勝ち馬は6番人気以内で、比較的「常識の範囲内」で収まっていますね。
昨年は全て2番人気以内の決着でしたけど、
私はソールオリエンスが京成杯からの直行ということで「いいカモだw」ぐらいにしか思っていなかったので
人気サイドのわりには難易度は高かったように思います。

また一昨年は勝ち馬は全て5番人気以内ではありましたが、1番人気は勝っていないので少々難しさはあったと思います。


【阪神10R 立雲峡S】
4歳馬の⑨セオが人気の中心になるのに異論はありません。
ただね、「この程度の組み合わせの時に初ブリンカー」というのは引っ掛かる。
それと直近4走が京都だったのにも関わらず、来週以降の京都まで待たない点も少々ね。
上村調教師の厩舎力を考えると〇以下には落とせないけど
「何かに足下を掬われる」は十分にありそうです。

そこで抜擢するのは①タイゲン。
3勝クラスでは7着→8着→4着と馬券には絡んでいないものの
0.8秒差→0.8秒差→0.3秒差が7番人気→13番人気→13番人気でのものなら及第点ではあると思います。
それもソコソコいいメンバーの中での結果。
今回は7ヶ月の休み明けですけど、調教時計を見る限りはシッカリと負荷をかけられている印象。
2勝クラス勝ちの時に負かしたモズゴールドバレルは既にオープン入りを果たしており、
タイゲンも3勝クラス突破の下地はありますし、その点でもセオにはヒケを取りません。
人気を考えたらこの馬の単勝に妙味はあると思っています。


【中山10R ドゥラメンテC】
例年だと、このWIN5の第二関門の中山10Rはオープン特別(リステッド)が入っているのですが
今年はGⅠデーの10RはJRA70周年記念のプレミアム競走が指定されていて条件戦が組まれています。
で、「3勝クラスの2500m戦」なのですが、ぱっと見でメンバーの平均年齢が高いw
計算してみたらピタリ6歳でした。
だったら⑩サトノクロークしか4歳馬がいないので、何も考えずにコレでいいのでは?

世代比較の問題はあるけれど、それはあくまでも重賞クラスの話であって、
条件戦はやはり若い馬から買うのがセオリーだと考えています。
(地方競馬も含めて)
いやまあ前述の立雲峡Sでも4歳馬はセオ1頭で、
あっちで重箱の隅を突いた舌の根も乾かない内に4歳馬を推していますけど
セオは1番人気が濃厚だから「コレ1頭で勝負していいのか?」と検証したまでです。
対してサトノクロークはどうやら1番人気にはなりそうにない、
あくまでもその違いですし
別にセオを割り引く理由も世代間の話ではありませんから。

そのサトノクロークは目下、1勝クラス→2勝クラスと連勝中で勢いはあります。
まだまだ伸びシロもありそうだし「買える4歳馬」だと思いますけどね。


【福島11R 福島民報杯】
小回りの福島を狙って行きたい馬が散見されて、ペースも流れそうだから近況のいい差し馬に人気が集まっている構図ですね。
ただ、前に行きたいクチをそれぞれ見てみると…
③ショウナンマグマ→明らかに2000mは長い。3走前に番手追走から粘り込んでの3着が悪くないので今回はインの3番手辺りが欲しいのでは?
⑤タマモブラックタイ→距離延長で先手を主張しそうだが、やはり2000mは未知数で血統的に2000mがいいとは言い難い。
⑨テーオーシリウス→ハナを切ってマイペースに持ち込めれば小倉記念2着とローカルレベルなら侮れないが、テンに速くないのがネックで自分の形に持ち込められるか?
⑫バビット→京都記念3着が番手追走でのものなので、無理にハナ争いには加わらないのでは?

と、それぞれに問題を抱えている印象です。

ここまで読んで
「1頭忘れてない?」と思ったそこのアナタ!

正解ですw

◎は⑥アウスヴァールで、この馬の単騎逃げなんじゃないかと思っています。
ワンターンの阪神1800mで3勝クラスを突破しましたけど、本質的にはコーナー4回の方がいいタイプ。
前走は「休み明けの叩き台」と思われたのが逆に奏功した感じですけど
中間の調整からは使った上積みも十分あるように思われます。

戦ってきた相手関係からもリステッドであれば太刀打ちできる力はあると思います。


【阪神11R アンタレスS】
数少ないJRAでのダート重賞ですが、
重賞レベルのダート戦にしては珍しくどう見ても⑧テーオードレフォンの楽逃げになりそうな組み合わせ。
しかも先行馬すらチラホラ程度。
むしろ「何かワナがあるんじゃ?」と勘繰りたくなるw

ここは騙されたつもりで◎テーオードレフォン1頭勝負。


【中山11R 皐月賞】
牝馬ながら桜花賞ではなく皐月賞に矛先を向けてきた⑩レガレイラ。
実際にホープフルSを勝っているので無視はできないけど
「ルメールありきの参戦」の感は強いので
別に北村宏に罪はないけど、落馬負傷でルメールが乗れないのは大きなマイナス。

1週前の追い切りでラスト1F10.9秒と動いているのは間違いないけど
美浦のウッドチップが自動計測化されて初めて終い1Fが11秒を切ったと話題になった
セントライト記念の時のタイトルホルダーがボロ負けしたのを思うと決して吉兆ではない。

迎え撃つ牡馬勢ですけど
共同通信杯も弥生賞も毎日杯も
レース後の評価は
「勝ち馬のパフォーマンスはクラシック戴冠級」というのだから、さあ困った。

どうやら運を天に委ねないといけないようなので
先週、あんなことがあったのを加味すると⑬ジャスティンミラノに天の加護がありそうな気がします。


今回はどのレースも上位人気馬を無理に消す必要はないとは思いますけど
とりあえず◎は妙味優先で指名してみました。
ノーミスで勝ち馬を選ぶことができていればいいのですけどね。

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