覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター英のヴィクトリアマイル・2022

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まずは先週のNHKマイルCの回顧から。本命打ったダノンスコーピオンが4番人気なのは正直びっくりでしたが、単、馬連、馬単結構ついてくれてありがたかったです。2着マテンロウオリオンもコラム通り、厚く買っていたのですが、残念なのは、3着が最低の18番人気のカワキタレブリーが来ちゃったことです。競馬で3着に変な馬がつっこんでくるのは時折ある事なので、3着手広くかまえていたのですが、全くのノーマークでした。しかも全頭診断では除外になったものと思って、元原稿から削除して、貼り付けちゃいました。ちなみに元原稿では、「カワキタレブリー:小さい馬ながら既に8戦使っており、前走アーリントンCでも1秒差とはいえ、12番人気11着と負けて、更に上積み期待するのは難しいか。」と、書いていて、当日更に12kg体重減っていて、買いにくいですね・・。ただ鞍上の菅原明騎手は、若手のなかでも、かなり評価していて、先々は関東のトップ張れる逸材だと思っています。

次に、ヴィクトリアマイルの話へ。結構いいメンバーが揃って、人気も割れそう。レースも迫力あるもの期待できそうで、楽しみな一戦です。人気上位5頭くらいどれを軸にするかは、好み、というくらいどこからでも入れそうなメンバーだが、大好きな白毛馬ソダシからは今回は行かない予定。

それでは恒例の全頭診断を。
<全頭診断>
1番人気想定 デアリングタクト:海外遠征明けで1年1か月ぶりとなる、史上初の無敗での三冠牝馬だが、使ってくるからには、これだけの実績ある馬だけあり、それなりの状態だろうから、これまでの大活躍みると、ここも順当に好走しそう。ただフォトパドックなど見ると、ものすごくムキムキに作ってきており、太いのかもしれないし、古馬らしいマッチョ状態なのか判断難しそう。

2番人気想定 レイパパレ:昨年の大阪杯を圧勝して以降も勝ててはいないが、金鯱賞2着、大阪杯2着と頑張っている。ただ東京マイルが向いているかというと、ちょっと適性とは違うかなあという印象でもあり、ごちゃついたり、こすられると、掛かりそうで、悩ましい一頭。川田騎手は距離短縮は楽しみでしかない、と発言しており、一番人気もあるか、先週も上手く乗って勝っただけに・・。

3番人気想定 ソダシ:ダートのG1ふたつ使ってからの芝マイル戦に戻ってきた。阪神JFや桜花賞勝っているようにマイルはいいのだろうが、東京だと末脚比べでちょっと厳しそう。陣営は前行って粘るのは厳しいので、差し競馬のためのトレーニングしてきたとのことだが、そう都合よくうまくはいかないのでは。

4番人気想定 ソングライン:昨年はNHKマイルCで2着、関屋記念も1番人気3着、富士Sも1番人気で勝ちとマイルで大活躍。年が明けて、海外遠征でも勝ってきて、充実している。ヒモには加えたい一頭。G1になるとスイッチ入る池添騎手も魅力。

5番人気想定 ファインルージュ:昨年は桜花賞3着、紫苑S勝ち、秋華賞2着と活躍して、年明けの東京新聞杯でも2着と好走した。ここも堅実に好走しそうだがキズナ産駒だけに瞬発力がそれほどでもない分、頭までは難しくヒモに最適か。ルメール騎手だけに、なんだかんだで、またルメールか、っていうシーンもありそうだが。

6番人気想定 レシステンシア:前走は1番人気に推された高松宮記念で逃げて止まって6着に敗れたが0.3秒差だけに、そう悪くない内容だった。ベストが1400Mの馬なのでマイルは長いと思われそうだが、安田記念と違いヴィクトリアマイルは途中ゆるんだりもあり、スプリンター寄りでも好走可能だったりもするので、人気落とすここは楽しみ。ただそろそろ気力体力衰えてくる時期かもしれない。

7番人気想定 アンドヴァラナウト:昨秋はローズSを勝って、秋華賞でも3着と走ったが、年明けて、愛知杯は1番人気11着、阪神牝馬Sは1番人気2着だがメイショウミモザあたりに負けているように、成長力いまひとつなのかもしれない。

8番人気想定 アカイイト:昨秋は10番人気ながらエリザベス女王杯を勝ち、有馬記念や金鯱賞でも好走した。前走の大阪杯は末脚不発だったが、東京ならマイルでもやれそうで、ヒモには楽しみ。

9番人気想定 ディヴィーナ:大魔神の馬でモーリス×ヴィルシーナという配合の良血馬。8戦4勝でオープンまで上がってきて、無理使いしない友道厩舎だけにまだまだのびしろあるのかもしれないが、良くなるのはまだ先か。

10番人気以下想定
テルツェット:昨年は4連勝して、このレースに臨むも3番人気14着と敗退。どうしても序盤もたつくので、大外一気の決まりにくいこのレース向きではない。

マジックキャッスル:昨年のこのレース3着馬だが、その勢いも昨年夏までで、最近はゆるやかに衰えてきている印象。

ミスニューヨーク:キングズベスト産駒らしく、馬場悪化した方が、好走するタイプで、速い上りを求められる東京マイルは向いていない。

シャドウディーヴァ:昨秋の府中牝馬S勝ち馬で、それ以降はJC、有馬記念、金鯱賞とかなり骨っぽい連中と戦ってきた。ただ以前ほどの末脚使えず、やや衰え感じる現況。

クリノプレミアム:3月の中山牝馬Sは15番人気1着と松岡騎手が穴をあけた印象だったが、続く福島牝馬Sでも6番人気2着と充実示す連続好走みせた。人気になりにくいクリノ軍団だけに穴には良いのでは。

デゼル:昨年は阪神牝馬Sを勝って臨んだこのレースで8着と敗れ、今年は前哨戦の阪神牝馬Sで3着と昨年よりも成績下がり、勢いも昨年ほどでないか。愛知杯3着、阪神牝馬S3着と連続で重賞で馬券になっており、ひどく悪いわけでもないのだが。

アブレイズ:牝馬重賞の常連だが前々走の中山牝馬Sで12番人気で2着と頑張ったため前走の福島牝馬Sでは1番人気に推されたのだが、9着に敗れ、まあそんなものかなあという実力か。

メイショウミモザ:1200Mばかり使っていた馬が、前走の阪神牝馬Sで9番人気ながらマイルで勝てた。マイルが今は向くのかもしれないが、前走は色々恵まれた感じもあり再現は難しいか。

ローザノワール:芝ダート兼用のマンハッタンカフェ産駒だが、昨年末のリステッド競走でようやくオープン勝ちというように、G1では荷が重い。

<まとめ>
有力:デアリングタクト、レシステンシア

ヒモに:ファインルージュ、ソングライン、アカイイト、レイパパレ

穴で:クリノプレミアム

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