グリーンセンスセラさんの競馬日記

ウオッカ×フランケル

 公開

722

ウオッカ×フランケルの「夢の配合馬」が来年の英ダービー(G1)に登録。2歳女王ソウルスターリングを超える「17冠ベビー」の動向に注目━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2017年01月24日 08時38分00秒 
http://biz-journal.jp/gj/2017/01/post_2386.html



 年が替わり、今年も数多くの3歳馬がクラシックへ向けた戦いを繰り広げているが、その中心となるのは、やはり日本ダービー(G1)だ。

 日本中央競馬会(JRA)の3歳の番組構成そのものが日本ダービーを中心に構成されており、古馬のグランプリ有馬記念(G1)と並ぶ日本競馬の看板レースとして確立されている。

 ただ、「世界最高峰のダービー」といえば、やはりイギリスのエプソム競馬場で開催される英ダービーということになるのだろう。

 一昨年の勝ち馬ゴールデンホーンが同年の凱旋門戦も勝利して欧州年度代表馬に選出されたこと、昨年の英・愛ダービー馬ハーザンドを輩出したシーザスターズや、現在世界最高の成功を収めているガリレオなど、過去の勝ち馬にも歴史的な名馬がズラリと並ぶ英ダービー。

 これまで日本ダービーが83回の歴史を重ねてきた中、未だ英国のダービーに挑戦した日本馬はいない。今年もマイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏が所有するトラストとコスモスに英ダービーを目指すプランがあったが、どうやら実現することはなさそうだ。それは即ち、今年も英ダービーに挑戦する日本馬がいないことを意味する。

 昨年、ラニが1995年のスキーキャプテン以来、21年ぶりのケンタッキーダービー(G1)挑戦を果たした。結果は9着だったが、それでもダートの世界最高峰のダービーに挑んだ意義は大きい。『JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY』の新設を含め、日本競馬におけるケンタッキーダービーへの距離を一気に近づけたといえるだろう。

 そういった意味でも、今や日本から英ダービーに挑戦する猛者が現れてもおかしくはない時代になったといえるが、実際に来年2018年の英ダービーに一次登録を済ませている日本馬がいることはあまり知られていない。

 もっとも日本に登録されて初めて日本馬といえる以上、まだデビューさえしていない今年の2歳馬を「日本馬」と呼ぶには時期尚早といえる。だが、「タニノ」の冠名で有名な谷水雄三氏がアイルランドで繁殖生活を送らせているウオッカの4番仔は、日本で競走馬になる可能性が高い一頭だ。

 2007年に牝馬としては64年ぶりに日本ダービーを制覇したウオッカ。その後も数多くのG1勝利を重ね、引退後は顕彰馬として殿堂入りを果たしている。そんな輝かしいキャリアを持つ歴史的名牝だが、産駒はいずれも日本でデビューしながら苦戦が続いている。

 だが、これまで3頭がシーザスターズの産駒であったことに対して、今回は21世紀最強馬と評されているフランケルの産駒だけに、今度こそ母譲りの名馬が誕生するかもしれない。

 父フランケルといえば、昨年の2歳女王ソウルスターリングや、朝日杯フューチュリティS(G1)で牝馬ながらに1番人気に推されたミスエルテなど、数少ない産駒の中から大きな活躍馬が出ているだけに日本での評価も極めて高い種牡馬だ。

 したがって、繁殖で苦戦が続いているウオッカの産駒であっても、改めて期待する価値は十分といえるだろう。ちなみにウオッカは日本ダービーの他G1を7勝しているので、父フランケルのG1・10勝と合わせて、ソウルスターリングの16を超える「17冠ベビー」ということになる。

 また、岡田繁幸氏のビッグレッドファームが所有するコスモインハザートも英ダービー登録馬の中で、日本馬になる可能性が高い存在といえるだろう。

有馬記念(G1)でディープインパクトを破っただけでなく、欧州最高峰の舞台キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)でも3着と世界を股に掛けて活躍したハーツクライを父に持つコスモインハザート。母マーゼリンは米国でサンタマリアS(G1)2着、イエローリボンS(G1)で4着した活躍馬だ。

 数々の成功を収めてきた岡田総帥の相馬眼に適ったということは、何かしら「持っている」ということなのだろう。トラストとコスモスを擁した今年は難しそうだが、早くも次の手を打っているようだ。今度こそ悲願達成なるか大いに期待したい。




ウオッカ(JBISサーチ公式サイトより)

この日記へのコメント

コメントはありません。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記