とらきち社長さんの競馬日記

天皇賞・春について

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◎ユーキャンスマイル
今年の天皇賞(春)は一昨年、昨年連覇のフィエールマン引退で絶対的な存在は不在。4歳馬の2頭が人気をしそうですが本命は長距離G1の経験豊富なユーキャンスマイルにしました。前走は一時最高方まで下がる位置取りで3コーナーから進出すると長く良い脚を使って2着。勝ち馬との差は縮まりませんでしたが馬場適性の差が大きく、また時計のかかる馬場は力量以上に着差が開きやすいので先週までの高速馬場に少し雨が降ったくらいではそこまで悪い馬場にならないと思っていて逆転可能と見ています。昨年秋は思ったような結果が残せず、加齢によるものか追走力に衰えが出ているように見えますが長距離戦線ではまだまだ一線級。3200mと58kgという天皇賞春を勝つ上で乗り越えなければいけないハードルを2年連続経験しているのは大きなアドバンテージ。そして、何よりも今年は京都改修で阪神で行われるのも追い風。京都では菊花賞3着、2年連続天皇賞掲示板内と実績を残していますが万葉Sで勝ち馬と斤量差がありながら2着など勝ちきれなさを見せていてフルに実力を出せる舞台ではない反面、阪神では2年連続阪神大賞典連対と結果を残しています。もちろんモタレ癖を見ると左回りがベストではありますが、京都よりも好走する確率は上がるはず。鞍上は阪神大賞典で騎乗する予定だった武豊騎手がケガで乗れず代打となった藤岡佑介騎手がそのまま継続騎乗。武豊騎手は今週から復帰してディヴァンフォースに騎乗しますが怪我がなくてもここはワールドプレミアに乗っていたでしょうし、昨年主戦だった岩田騎手は例の事件で騎乗停止中なのでモタレ癖や追走に不安があるこの馬がテン乗りを避けられたのはプラスでしょう。頭までは疑問ですが、他馬にかなり不安点があるメンバー構成で馬券の軸として一番堅実なのはこの馬だと思っています。
○ワールドプレミア
続いて堅実だと思っているのがこの馬。2019年の有馬記念3着から長期休養を取って昨年のジャパンCで復帰。その中でも中山で走ったこの2走は勝負所の直前で故障馬を避けてポジションを落とした有馬記念の5着、同馬より斤量が軽い牝馬2頭より外を追走してロスの大きかった日経賞3着と不利な展開になりながらも頑張っています。世代戦(しかも低レベル感が否めない)とはいえ3000mの菊花賞を勝っているので距離は問題なし。枠の味方もあり復活の条件は揃いました。
▲アリストテレス
迷ったのが三番手。候補はこの馬とディープボンドの4歳両頭だったのですが土曜の馬場を見てこちらを取りました。といっても前走見せた課題の折り合いが1ヶ月ちょっとで改善するか疑問で内枠で包まれるのもマイナス。あまり積極的に買いたい馬ではありません。それでも菊花賞とAJCCで見せたパフォーマンスは評価せざるを得ず、馬場が良くなりそうな今回は巻き返せる下地はある馬。馬場が一気に悪くなりそうならディープボンドを三番手評価にしていたのですが、やはりどうも良馬場ではスピードが足りなさそうということでアリストテレスを三番手にしました。
印はこの3頭のみ。後は数頭が横一線の評価なので全切りで絞ってみました。

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