グリーンセンスセラさんの競馬日記

TCK女王盃(G3)

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TCK女王盃(G3)、2017年の「交流重賞」開幕! 女王ホワイトフーガが登場も「異色」のディープインパクト産駒が意地を見せるか━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2017年01月24日 08時38分00秒
http://biz-journal.jp/gj/2017/01/post_2387.html

昨年、軒並み前年比の売上を上回り、好調だった日本中央競馬会(JRA)以上の成長を見せた地方競馬だが、今年もさっそく交流重賞が開幕する。

 25日に大井競馬場で開催されるTCK女王盃(G3)は、一昨年はチャンピオンズC(G1)を勝ったサンビスタが、昨年もJBCレディスクラシック(G1)を勝ったホワイトフーガがそれぞれ勝利を収めるなど、2年連続で同年のG1勝ち馬を輩出している出世レースだ。

 そんなある意味では一年を占うような重要なレースに、今年も現役女王ホワイトフーガ(牝5歳、美浦・高木登厩舎)を筆頭に牝馬ダート戦線の強豪が集っている。

 最強女王ホワイトフーガが今年もTCK女王盃から始動する。「ダート史上最強馬の一頭に数えられるクロフネの産駒が、何故かダートは走らない」といわれて久しいが、この"孝行娘"が今やクロフネ産駒ダートの稼ぎ頭となっている。

 昨秋のレディスプレリュード(G2)では単勝1.3倍に推されながら、タマノブリュネットに脚をすくわれたが、本番のJBCレディスクラシックでは見事に巻き返した。初ダートだった桜花賞馬レッツゴードンキの激走に遭ったものの、力でねじ伏せ連覇達成。女王の貫録を見せつけた。

 ミラクルレジェンド以来のJBCレディスクラシック連覇を成し遂げ、牝馬相手なら向かうところ敵なしとなっているホワイトフーガだが、今回のネックは斤量か。昨年は56㎏して快勝したが、今年は58㎏での出走。牡馬換算すると、60㎏になる酷量だ。

 ただ、昨年のスパーキングレディー(G3)では今回と同じ58㎏を背負いながらも強い競馬で完勝している。牝馬ながら500㎏を超える馬体の持ち主で、斤量の影響も少ないだけに問題ないか。鞍上は、22日のAJCC(G2)を制して勢いに乗る蛯名正義騎手が務める。

 ただ、いくら現役女王とはいえ、58㎏を背負って楽に勝たせるわけにはいかない。

 逆転の筆頭候補は意外にもJRA勢ではなく、地方勢の大将を務めるトーセンセラヴィ(牝6歳、浦和・小久保智厩舎)だ。

 最初は中央でデビューしたものの、500万下で苦戦する存在だった。だが、4歳の12月に浦和競馬に移籍すると、そこからは13戦して11勝2着1回3着1回というパーフェクトな成績。ディープインパクト産駒の地方所属馬という異色の存在が、その血に恥じない大きな成長を遂げている。

 昨年3月からは破竹の8連勝を達成して堂々とJBCレディスクラシックに挑んだが、結果は3着。だが、前を走っていたのがホワイトフーガとレッツゴードンキであれば、悲観する結果ではないはずだ。JBCレディスクラシックではホワイトフーガに大きく突き放されたが、あの時とは異なりこちらには3kgの斤量のアドバンテージがある。

 母のトーセンジョウオーもエンプレス杯(G2)やマリーンC(G3)を勝つなど、交流重賞の牝馬限定戦で活躍した名牝。だが、結局G1には手が届いておらず、悲願を娘に託すこととなっている。越えなければならない壁は高いが、向こうは休み明け。斤量面を考慮しても、叩くなら"ここ"だろう。

 昨年のレディスプレリュードでホワイトフーガを相手に金星を挙げたタマノブリュネット(牝5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)も面白い存在だが、騎乗予定だったC.ルメール騎手が22日の落馬で急遽、大井の真島大輔騎手に乗り替わりとなっている。

 また、条件戦を連勝中の上がり馬ワンミリオンス(牝4歳、栗東・小崎憲厩舎)も、主戦の福永祐一騎手が22日にインフルエンザを患ったため急遽、戸崎圭太騎手に乗り替わっている。

 どちらも逆転の有力候補だけに、この予定外の乗り替わりが一つのポイントとなりそうだ。


 他にも昨年12月のクイーン賞(G3)で2着したタイニーダンサー、そのクイーン賞で8着惨敗もまだ見限るには早い素質馬マイティティーとJRA勢は逆転まである面白いメンバーが揃った。地方勢では前走でトーセンセラヴィに食い下がったリンダリンダまでが圏内か。

 2017年の開幕を飾る交流重賞TCK女王盃(G3)は、25日(水)の16時15分に発走予定だ。

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