グリーンセンスセラさんの競馬日記

【ブレイクタイム】ギャンブルで30万円勝つ必勝法

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競馬予想家・TAROと皐月賞100万円ブロガーが日本ダービーを斬る
日刊SPA! / 2018年5月23日 8時33分 https://nikkan-spa.jp/1477794

 ゴールデンウイークに散財してしまった人も多いだろう。初夏を迎えても財布が冷え込んだままでは、熱くなれないだろう。そこで今回は堅実に、それでいて難解な予想いらずでギャンブルで30万円勝つ必勝法を勝ち組たちに聞いた。

◆乗りに乗る若手予想家に猿マネで乗っちゃおう!

 競馬の年間プラス収支者(※回収率100%オーバー)は6~8%程度といわれており、9割以上の競馬ファンが負けているといわれる。だが、『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』を上梓した競馬予想家・TARO氏によれば「勝っている人は、安定して勝ち続けている」という。裏を返せば、“負け組”は延々と負け続けるということだ。つまり“勝ち組”と“負け組”とでは、予想の出発点となるメソッド・思考法が根本的に異なるのだ。では“勝ち組”のメソッドとはいかなるものなのか? TARO氏と人気競馬ブロガー・ゆたぽん氏が、ダービーの展望を熱く語り尽くした。

――今日は、お二人の予想方法を猿マネして、SPA!30周年にちなんで競馬で30万円勝たせてもらおうという企画なんです。

TARO:30万円だったら、なんとかなるかも!?

ゆたぽん:僕、ちょうど先日の京都メイン・鞍馬S(5月6日)で投資1万円で30万円勝ちましたよ。

――めちゃくちゃ荒れたレースですよね。「こんな馬券、買ってるヤツいるのかよ!」と思いましたが、本当にいるんですね……。

TARO:それにしても、ゆたぽんは最近ノリにノッてますね。僕も5月5日の東京10R・メトロポリタンSの展開読みがハマって、投資8000円で回収13万円を当てたけど、一気に霞んでしまった。やっぱり皐月賞で帯(※100万円)獲った男は違うな。

ゆたぽん:(笑)。あれも展開読みで獲った馬券です。ダノンプレミアムという絶対的な存在が回避したことでレースは混戦模様。ならば、能力よりも展開次第ということで馬柱を見ると、人気馬は軒並み差し馬。こういう状況では前残りが起こりやすく、4コーナーを回ったときの位置取りを想像したんです。それで、前にいる馬から順番に印を打ったら、その通りに入線してくれた。

TARO:展開の力って本当に絶大で、キタサンブラックですら展開が向かなければ大敗しました。展開を覆せるのは、ディープやオルフェーヴルといった10年に一頭の怪物に限られる。

ゆたぽん:それに少頭数のトライアルを勝った差し馬は、多頭数の本番になるとパフォーマンスをよく落とすんです。差し馬は頭数が増えれば増えるほど、直線で詰まるなどの不利を受けやすくなるのですが、それでもトライアルで派手な勝ち方をしたから“人気して”しまう(※人気を集めること)。リスクが多く配当も低い馬を、積極的に狙う気にはなれません。

TARO:おまけに皐月賞当日は雨が降っていて、馬場状態も不明だったじゃないですか。不確定要素ばかりの、ある意味特殊なレースでした。そうした状況下で人気馬から入るというのは、たまたま当たったとしても長期的に見れば損な選択でしかない。

◆ダービーは枠次第! 皐月賞上位は危険視

TARO:5月27日のダービーですが、出走馬も枠順も確定していないので、正直難しい。なんといってもダービーは枠順が大切なので。

ゆたぽん:過去10年で1枠の馬が5勝していますからね。同じ東京芝・2400mのジャパンCもそうですが、ダービーとジャパンCは内ラチから6m外に仮柵が設置されるCコースで行われるため、インの芝の傷みが緩和される。昨年のジャパンCは1枠2頭の決着で、本線で的中しました。しかもダービーはレース開催週に仮柵の移動があるため、ジャパンC以上に内有利です。

TARO:「1枠の馬が来るので軸にします」と聞くと、身も蓋もない素人の予想と思われるかもしれませんが、枠・馬場・展開が競馬にとって極めて重要なのは、すでにお伝えした通り。しかも、ダービーやジャパンCはコース替わりに加えて、内枠が2つ分空けてあるのもポイントです。つまり、2枠より外の馬はすし詰めの満員電車からスタートするのに対し、1枠の馬は悠々自適にスタートして自由に位置を取れる。これが通常のレースなら、内枠は最短距離を走れる代わりに、他馬が殺到して窮屈になる、芝が傷んで走りにくいなどのデメリットがあるのですが、ダービーに関してはメリットしかないわけです。

ゆたぽん:つまり、ダービーは展開よりも枠順。そこを中心に、改めて展開、能力、適性などを加味していけばいい。逆に言えば、展開だけで決まった皐月賞上位組はかなり危ないと見ます。

TARO:まったくその通りで、皐月賞が立ち回りや中山適性をモロに問われる特殊な競馬だった場合、ダービーの着順は一変します。昨年も皐月賞上位3頭は、一頭も馬券に絡みませんでした。

ゆたぽん:皐月賞が荒れた年は、ダービーで実力馬が巻き返す。今年の皐月賞馬・エポカドーロも、強い競馬をしたのが小倉・中山・中山と小回り適性に特化している印象があります。距離に不安もあり、加えて同型の絶対的な先行馬・ダノンプレミアムが参戦する。上位争いは厳しいかもしれません。

TARO:一方、皐月賞からの巻き返しとなると、キタノコマンドール、グレイル、オウケンムーンあたりが注目です。

ゆたぽん:キタノコマンドールは、キャリア3戦ながらすべて異なるレースをして、着実に対応してきました。皐月賞も明らかにダービー目標の余裕残しの仕上げにもかかわらず、外を回って脚を余しながらの5着。現時点の本命です。

TARO:僕は共同通信杯組に期待したい。オウケンムーンの皐月賞は調整程度で競馬をしておらず、狙いは明らかにダービー。ほかにもゴーフォザサミットが青葉賞、ステイフーリッシュが京都新聞杯制覇と、すでに巻き返す馬が続出しています。オウケンムーンとゴーフォザサミットのいずれかが内枠を引いたら、本命を打つつもり。一方、ダノンプレミアムは不利な枠を引いたら危ない。この馬こそ立ち回りがものをいう皐月賞で勝つべき馬で、逆に言えばダービーで崩れるタイプだと思われます。

ゆたぽん:人気は予想を大いに揺るがせますが、そこでブレない自分だけの軸を持つこと。これが、回収率を上げる秘訣ですね。

TARO:ダービーでは、情報が大量に出回ります。すべてを検討すればするほど、予想は無難な人気馬に収束してしまう。しかし、それでは競馬は勝てません。大切なのは、人気にとらわれずに買い切る勇気と決断力です。

《5/27 ダービー出走予定注目馬》

ダノンプレミアム

キタノコマンドール

ブラストワンピース

エポカドーロ

ゴーフォザサミット

ワグネリアン

ステルヴィオ

グレイル

【ゆたぽん氏】

競馬ブロガー。競馬ライター・編集者を経て、ブログ『ゆたぽんの日々是競馬』主宰。メルマガ『ゆたぽんの馬券生活協同組合』も人気を博している

【TARO氏】

『TAROの競馬』主宰の競馬予想家。サラリーマンの傍ら、競馬記者歴ゼロでデビュー。メルマガ『TAROの競馬ノート』は業界屈指の読者数を誇る。また、『TAROの競馬』シリーズ・第2弾書籍が好評発売中! 競馬関連書籍としては異例のヒットとなった前作に続く『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』では、さらに実践的な予想方法を具体的に解説
著者プロフィール

TARO

1984年生まれ。栃木県出身。立命館大学卒。大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』をスタート。月間100万PV超の人気ブログとなる。2009年9月『最強の法則』で連載開始。2016年発売の最新刊『回収率を上げる競馬脳の作り方』(扶桑社新書)は競馬関連書籍としては異例の1万部を超えるスマッシュヒットを記録。他に『ラッキーゲート』(2009年/KKベストセラーズ刊)。

― 猿マネギャンブルで30万円勝つ! ―

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