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覆面ドクター・英さんの競馬日記
まずは先々週のスプリンターズSの回顧から。本命打ったナムラクレアは悪くはなかったのですが、浜中騎手のコース取り含め乗り方が、川田騎手と坂井騎手に及ばなかった感じでしたね。馬の力はほとんど変わらないくらいだったと思いましたが・・。馬券的には薄くしか持ってない方でしたが、印を打った馬６頭が上位５着には来てたし（まあだいたい人気サイドなのですが）、ちょっと運がなかったかなあ、次がんばろうというところです。
秋華賞は、この世代の牝馬の絶対王者であるリバティアイランドの優位はゆるがず、ヒモをどう選ぶかのレースでは。挑戦者としてはマスクトディーヴァのローズＳ勝ちが強烈でたのしみ。
＜全頭診断＞
１番人気想定 リバティアイランド：５戦４勝馬で、阪神ＪＦ、桜花賞、オークスとすでにＧ１を３つ勝っている。牝馬三冠に向けて視界良好。川田騎手も絶賛の逸材で逆らうだけ無駄か。馬体も成長して体重もだいぶ増えていそうで、かつ調教の動きも豪快。
２番人気想定 ハーパー：クイーンＣ勝ち馬で桜花賞４着、オークス２着とこの世代の上位馬。調教の動きも悪くなく、当然好走ありえるだろうが、リバティアイランドに牙をむくのは、ひとつ下のマスクトディーヴァの方かも。調教の動きは良い。
３番人気想定 マスクトディーヴァ：父父キングカメハメハ、父母エアグルーヴ、母父ディープインパクト、母母ビハインドザマスクと血統表みると、強烈な印象残した名馬揃い。４戦３勝で前走ローズＳも７番人気ながら、かなり強い勝ち方をして血統通り、能力あるのだろう。ここも２着３着には必ず入れるような馬券が良さそう。調教の動きはまあまあか。
４番人気想定 モリアーナ：紫苑Ｓ勝ち馬だが、外差し馬場を生かしての横山典騎手ならではの追い込み勝ちだっただけに、再度の好走は結構難しそう。本質的にはずっと使ってきたマイル前後向きでもありそうで・・。調教の動きは悪くない。
５番人気想定 ドゥーラ：前走のクイーンＳでは１番人気にこたえて古馬も退治の１着と３勝すべてが札幌という洋芝向きな馬。オークス３着でもあり世代上位の力あるが、前走で１４ｋｇ減の体重含め、人気より不安が大きいか。調教の動きは良いが。
６番人気想定 ヒップホップソウル：フラワーＣ２着、秋になり紫苑Ｓ２着と、勝ったのは新馬戦だけなのだが、ここも好走可能では。調教の動きも良い。
７番人気想定 コナコースト：チューリップ賞と桜花賞２着で、キタサンブラック産駒だけに距離延びたオークスは３番人気と期待されたが案外の７着で、母母アンブロワーズが短距離馬だったように、距離もマイルからこのくらいが良さそう。調教の動き鋭く、やれてよい。
８番人気想定 マラキナイア：まだ２勝クラスの馬だが、１４ｋｇ馬体成長しての前走ローズＳで３着と春より成長みせた。マイル中心に使われてきたが、この距離ならギリギリもつのでは。調教の動きは普通。
９番人気想定 グランベルナデット：春はクラシック路線に間に合わなかったが、忘れな草賞勝ちと秋が楽しみになる内容だった。ただ腸炎起こしての半年近い放牧明けの前走紫苑Ｓは１番人気１０着と大敗。まだ５戦しか使っておらず上積みまだまだあるのだろうが、良くなるのはもう少し先か。調教の動き自体は良い。
１０番人気以下想定
ドゥアイズ：この世代の実績上位馬で札幌２歳Ｓ２着、阪神ＪＦ３着、クイーンＣ２着と好走。桜花賞も０．６秒差の５着と悪くなかった。前走オークスは調子落ちだったのか、出遅れて後方をトボトボ走っての大敗でノーカウントでも良さそう。調教の動き良く激走ありえる穴馬。
ピピオラ：未勝利、１勝クラス、２勝クラスでこのところ３連勝という上り馬。ただ勝ってきた相手がいかにも弱く、時計も平凡で、ここでは要らなそう。調教の動きは普通。
フェアエールング：夏の札幌で１勝クラスと２勝クラスを連勝してきたように洋芝得意なゴールドシップ産駒なのだろう（柴田大騎手から丹内騎手に乗り替わったのも大きそうだが）。時計遅くならないであろうここは向かない。調教の動きも普通。
ラヴェル：新馬勝ち、アルテミスＳも連勝と華々しいスタートだったが、阪神ＪＦ１１着、桜花賞１１着と惨敗。オークスで４着と復活傾向かと思わせて２番人気だったローズＳで１４着とまた惨敗。出遅れ癖もあり、ちょっと買いにくい。調教の動きは良いが。
シランケド：１勝クラスの馬ながら、紫苑Ｓでも毎度の出遅れからの豪快な差し脚をみせて３着まで押し上げた。ただ後方の馬の出番が少ないレースでもあり、激走はここではないのでは。調教は普通。
コンクシェル：夏に２連勝したのもあり４番人気に推されたローズＳでは１２着と大敗。すでに１２戦使っており、更なる上昇は難しいか。ただ調教の動き自体は元気で良い。
ソレイユヴィータ：３連勝のあとに３番人気で臨んだ紫苑Ｓは１２着と大敗した。３連勝もわりと遅い時計での勝利で、時計かかる展開向きなのはスクリーンヒーロー×カーネギーという配合からも納得のいくところ。ただこのレースは時計かかる展開にはならないレースであり、ここ向きではなさそう。調教の動きは良い。
ミシシッピテソーロ：ＮＨＫマイルＣで０．６秒差の７着と走ったようにそれなりに能力あるが、１４００～１６００Ｍ向きな感じで、前走はじめてマイル以上の距離である紫苑Ｓ使ってそう大きく負けてないが、やはりマイル前後が良さそう。調教の動きは良い。
エミュー：フラワーＣ勝ち馬だが、その後は桜花賞１０着、オークス１５着、秋になり紫苑Ｓ９着と後方から不発の競馬が続いており、器用さ問われるこの舞台は向かなそう。調教自体は動けているが・・。
シンリョクカ：新馬勝ちから阪神ＪＦ２着、桜花賞６着、オークス５着と、あまり人気にならない中で頑張った。秋もぶっつけとなるようだが調教の動きは鋭く、ここも好走十分あるのでは。
フェステスバント：夏の北海道シリーズで函館で１勝クラス、札幌で２勝クラス勝ちとゆっくり上昇中ではある。ただあまりインパクト無い勝ち方でまだここでは厳しいのでは。調教の動きは普通。
キタウイング：桜花賞１２着、オークス１５着と惨敗続き。ただ夏のクイーンSは０．５秒差の８着と思った以上に走れており、まだ終わっていないのかもしれない。調教も悪くない。
＜まとめ＞
有力：リバティアイランド
ヒモに：マスクトディーヴァ、ハーパー
穴で（二頭軸から手広く流す予定なので多めに選出）：ヒップホップソウル、コナコースト、マラキナイア、ドゥアイズ、シンリョクカ、キタウイング、ミシシッピテソーロ
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