第97回箱根駅伝の見どころと注目選手(復路編)

Mr.11さんの競馬日記

2021年1月2日 19:43 公開

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名前の後ろに※がついている選手は、補欠登録されている選手。起用されるかは予想込み。

【６区】
昨年や一昨年のようなスペシャリストがおらず、誰がニューヒーローになるか注目。序盤から激しく順位が入れ替わりそう。

[注目選手]
島崎(國學大)
前回経験しているのは強み。５区で殿地が作ったよい流れに乗って一つでも前を追いたい。スピードは十分。

前田(明大)
前回58分台で下っている選手。４年生の意地で思いの外低迷してしまったチームの目を覚ます走りをしたい。

久嶋(東洋大)
山下りのスペシャリスト今西が抜けた後、同じ小林高校出身の１年生を配置してくるあたりは、後継者としての序章か。

清水(順大)※
過去２回走っている４年生を投入か。３回目の山下りで有終の美といきたい。

下位のチームはとにかく前を追いたい。予選会組では宇都野(神大)や菅沼(日体大)や曽根(国士大)※あたりに好走の可能性大。

【７区】
例年、このあたりから上位争いと下位争いに分かれ始めるが、今回は混沌としそう。

[注目選手]
花尾(駒大)
勢いのある１年生軍団の一人。優勝を狙うには、好走は必須条件。

桐山(拓大)
予選会の成績は優秀。母校のある小田原の街を快走し、シード権獲得に勢いをつけたい。

往路の成績を見て、補欠選手の投入を決めることも多い区間。往路で起用されなかった本間(東海大)、木付(國學大)、手嶋(明大)あたりが入るか。そして、ここに西山(東洋大)が入れば盛り上がる。

【８区】
上りに強い選手が適している特殊区間。ここで後続を離せるチームは強い。チーム層の厚さがうかがえる区間。

[注目選手]
岩見(青学大)
前回同区間２位。今回は追う展開となるが、好走して上位進出に期待。

鳥飼(帝京大)
自身３回目となる８区でコースは熟知。好走すれば、優勝も見える。

伊東(駒大)
過去２年間５区を務めた選手。上りには絶対の自信があり、はじめからここに配置してきた大八木監督の自信もうかがえる。

高槻(学生連合:東農大)
好調のルーキー。将来のエースになる足がかりとして好走し、チームによいお土産を持って帰りたい。

【９区】
復路のエース区間。今回はどんな優勝争いのドラマ、また一方でどんな繰り上げスタートのドラマが待ち受けているか。

[注目選手]
山野(駒大)
優勝争いをしていれば、今年力をつけた選手がここでどんな走りをするか注目。

石津(創価大)
前回同区間で好走。往路優勝チームがこの時点でどの位置にいるかも興味深い。

飯田(青学大)※
長い距離には自信をもつ選手を投入してくると予想。区間賞も十分に狙える。

山口(早大)※
全国屈指の進学校鶴丸高校出身の努力家を復路エース区間に投入か。力は十分。

大澤(東洋大)※
東洋大の復路請負人と言ってもよい。安定感のある走りで１秒を削り出す。

【10区】
今回はどんなフィナーレになるのか全く予想がつかなくなった。久々の都内決戦も可能性として十分あり得る。

[注目選手]
増田(帝京大)
帝京大の復路をまとめ上げる力は近年秀でている。今回は特にそれが際立ちそう。

神戸(駒大)
アンカーを信頼の４年生に託す。歓喜のゴールテープが切れるか。

新号(青学大)※
前回、全日本駅伝とあと一歩のところで出場を逃していた４年生を投入して集大成の走りといきたい。今回、ケガで無念の欠場となった神林主将の思いも乗せて笑顔のゴールを。

今日の往路の展開を予想できた人はまずいないと言ってよいほどの戦国模様。区間賞も全区間異なるチームの選手が獲得し、さらに往路上位３校から区間賞は一人も出ていない。それほどの混戦。近年よく聞かれるようになった「駅伝力」が明日の復路も大いに物を言う展開となりそう。箱根駅伝史上最高級の「感謝」の走りで全チーム無事に大手町まで戻ってくることを願う。