モズ@さんの競馬日記

大阪杯出走馬考察

 公開

355

アングライフェン

金鯱賞は後方不利の流れで直線も前に進路がなく厳しい競馬。
ただ、伸びる気配は一切なく、
仮に進路があったとしても着順を上げられたかは微妙。

2走前の京都記念では実績馬を相手に食らいつく競馬ができたが、
この馬の能力と求められる適性が一致しての結果。

2000では忙しい馬だと思うし、
末脚も目立ったものはないので、
もう少し距離を伸ばして適した条件を待ちたい。


アンビシャス

中山記念は敗れこそしたが、
2年連続で高いレベルのスピード持続力を見せる競馬。

レース終盤からの加速勝負では末脚負けする馬なので、
力を出し切るには中盤でのペースアップは必要になりそう。

阪神2000なら極端な後半勝負には寄らないだろうし、
東京コースなどに比べれば走りやすい条件になる印象だが、

如何せんスタートの悪い馬なので、
いくら展開が向いたとしても前走のように
後方外目を回る競馬になってしまうと厳しさはある。

昨年の中山記念のように仕掛けをワンテンポ待つ競馬が叶えば
上位を狙うチャンスはあっていいように感じるので、
あとは他にスムーズに回ってくる馬がいないことを祈るのみか。


キタサンブラック

適度に引っ張られてからの中弛みになった
2015年のダービー以外は全て馬券に絡めているので、
無理に嫌う必要もないとは思うが、

阪神2000の条件でペースが上がった場合に
対応できるスピードがあるかはまだ未知数で、

走法的には中~長距離で
緩急を付けずにゆったり走らせたい馬でもあるので、
ちょっと馬のイメージとはズレた条件になるようには感じる。

後半のペースアップにさえ付いていければ
何の問題もなく終わる条件だとは思うが、
この距離ではあまり早くから急かされたくない印象があるだけに、
どこまで信用していいかは疑問が残るところ。


サクラアンプルール

中山記念は予想以上のスピード持続力を見せた格好だが、
位置取りとしては最有利の競馬で、
外を回したアンビシャスと比較すると内容は劣ってしまう。

ある程度流れてくれたほうが走りやすい馬ではあるので、
G1でもハマる可能性は秘めていそうだが、
本当に強い馬なら2走前の白富士Sはもっと接戦に持ち込めただろうし、
相手が揃ってくると能力差が顕著に現れてしまう気はする。


サトノクラウン

2000ではスピードが不足する瞬発力タイプの馬で、
天皇賞秋のように前目から一気にペースを引き上げると脚を失くすので、
この距離では後方から段階的に加速を付けていく必要がありそう。

ただ、それで外を回す競馬では結局脚が止まってしまうし、
好走するには中団~後方寄りの内で
直線まで仕掛けを我慢できる展開が絶対かなとは思う。

徐々に加速できるような展開利と騎手の手腕にも頼りたいので、
運的要素に左右される一戦にはなるし、

展開が向いた所でキレ負けする不安もあるだけに、重い印までは打ちにくい。


スズカデヴィアス

過去にはラブリーデイとも差のない競馬をしていたように
前半で緩急を付けずに後半のスピードを活かせる条件なら
人気以上の走りは十分に期待できる馬。

さすがに相手が強化されると終いの脚で劣ってしまうし、
G1の流れでは位置取りの利も見込みにくいため力負けしそうだが、
テンを緩く運べる条件ならまた穴をあけるチャンスはあっても。


ステファノス

前の馬が終盤の加速勝負で苦しむ流れを
後ろからキレ味の良さで差してくるタイプの馬で、

金鯱賞のように各馬が難なく加速できる条件だと
周りと同じ脚色で回ってくることにはなりそう。

阪神2000の場合は恐らく
段階的な加速が要求される条件になるだろうし、
そうなるとこの馬の特性は活かしにくいのかなと思う。

それでもこの馬なりに伸びるとは思うので、
内で脚を溜めて他馬がバテた所を的確に突くことができれば
一応の可能性としてはまだ残されていそう。


ディサイファ

チャレンジCはマイルCSでのイメージが馬に残っているのか
直線で寄ってきたブラックスピネスから逃避するような走りで最後は失速。

昨年は条件が合わなかった日経賞と安田記念を除けば
それなりの走りができていて、まだ見限れない部分もある馬だが、

タイプ的には序盤からのスピードを長く維持して
直線でもう一足を使う馬だとは思うので、
中盤から後半にかけてペースアップを要求される条件では
あまり良さが出ないようには感じる。


マカヒキ

京都記念は距離の壁か、
それとも末脚の持続力が足りていないのか、
本当にただただ普通に負けてしまった競馬。

思えば昨年の弥生賞と皐月賞は
中弛みによる位置取りの利は大きかったし、
ダービーもサトノダイヤモンドを下したとはいえ
外目を回して落鉄もしていた相手のほうが内容は上。

前走のように古馬を相手に
各馬余力残しの末脚勝負になると
もしかすると足りない面は出てくるのかもしれない。

この条件で連に絡めるようなら何の心配もいらないと思うが、
現状ではどうしても疑って見てしまう部分はある。


マルターズアポジー

小倉大賞典は正直どこにも繋がらない流れではあるが、
内容としては文句なしに強い競馬。

さすがに阪神2000のコース形態で
前走と同じペース配分の逃げはできないので、
この馬の持ち味は活かしにくい条件になりそう。

ただ、今回はキタサンブラック以外の有力馬が後ろに固まる形になるし、
対キタサンブラックで考えても、
単純なスピード性能はこちらが上だと思うので、

G1初挑戦の有馬記念では中弛みラップを刻んで
サトノダイヤモンドをアシストするだけの競馬になってしまったが、

今回は自身が少しでも可能性を残せる、外連味のない逃げを期待したい。


ミッキーロケット

京都記念は出遅れた時点で終了の流れ。

後方から巻き返せるほどの末脚はないので、
まずは遅れずスタートを切ることが大事になってくるが、
枠内駐立の悪さが改善される気配はなく、
出遅れは常に覚悟しておいたほうが良さそう。

ただ、スタートを無難に出たとしても
行き脚の目立つ馬ではないので、結局は末脚不足で苦しむ可能性があり、
この条件での好走があるとすれば
神戸新聞杯のように他馬が先に動いて消耗した所を遅れて差す形か。


モンドインテロ

久々の2000戦になるが、
中~長距離戦でもテンを緩めに走らせている馬だし、
それでいきなりの距離短縮となると、決して好材料とは言えない。

昨年の目黒記念の流れを勝ち切っていれば
ここでも楽しみはあったが、力負けしてしまってるし、

基本的に完敗続きの馬になるので、更なる相手強化では厳しい。


ヤマカツエース

天皇賞秋での惨敗とその後の活躍を見ると、
性能的にはサトノクラウンと似たタイプと考えて良さそうで、
それぞれスピード型とパワー型で能力の差別化も図れそう。

今回の条件を考えればサトノクラウンよりは
こちらに適性があるとは思うが、

問題なのは本当に強いかどうかで、

金鯱賞の連覇も加速を補える展開とコース形態、
相手の軽さにも助けられる絶好の条件下ではあったので、

前走よりもペースが厳しくなって相手のレベルも上がってくると
そこまで威張れる部分がなくなってしまうようにも。


ロードヴァンドール

以前はテンの緩い競馬に助けられているだけの印象だったが、
2走前の小倉大賞典では大外枠から速い流れの3番手を追走する
これまでのイメージを大きく一新する走りを見せ、
続く金鯱賞では勢いそのままに、長く脚を使う形の逃げで2着を確保。

もともとスロー逃げでは末脚に限界があったし、
この形を見出せたことによって活躍の幅は広がりそうではあるが、

さすがにG1の舞台となると終いの脚で見劣るし、
相手が揃うと馬群に呑まれてしまいそう。

この日記へのコメント

モズ@ モズ@|2017年3月31日 15:31 ナイス! (0)

こんにちは!

シェルズレイの例を出したあとにその週のレースをよく見たら
阪神1600で1:32.0が出るトンデモ馬場だったので、
同等のペースでいけるかちょっと不安にもなったんですが、
武士沢騎手がきっと攻めてくれるだろうと考えてあまり気にしないことにしますw

自分も全然予想が固まらないので、まだまだじっくり検討していきたいですね!

トーホーアマ トーホーアマ|2017年3月31日 10:33 ナイス! (0)

こんにちわ!

確かにシェルズレイのマーメイドSのペースくらいとなれば一致しますw自分もこのくらいのペース予想なので。
2011年の大阪杯のキャプテントウーレ、シェルズレイの赤オッズの4着、違いがマルターズアポジーは2000mの走破時計は早くない分甘めにみられてそのままなんてこともありえそうでなさそうな感じしますねw+材料が一致すれば馬券内もありそうですw。

全てを加味してもう一度アポジーとロードヴァンドールは考え直して、入れるか入れないか予算の都合で考えようと思います。ありがとうございました(..)

モズ@ モズ@|2017年3月31日 0:46 ナイス! (2)

こんばんは!

阪神2000はスロー以外での逃げ粘りのイメージがあまりなくて、
せっかく飛ばしてもカーブがきつい3角入口で勢いを少し落とす必要も出てくるので、
なかなか厳しい条件にはなるのかなと思うんですが、

2007年のマーメイドSで逃げたシェルズレイくらいのペースで行くことができれば
後ろはまず追いかけてこないと思うので、
そうなった場合にもし後続が慌てて加速を付けてくるようだと
もしかしてがあるような、ないような気はしますw

たぶん高速馬場過ぎると力負けしそうな印象もあるんですが、
スピードの良さを活かしたいとは思うので、
標準からやや速いくらいの芝が良いのかなとは思います!

トーホーアマ トーホーアマ|2017年3月30日 23:40 ナイス! (1)

こんばんわ!

マルターズアポジーが怖い存在ではいまだにあります。対有力馬は後ろに多いだけに前で組みましょうねという展開もみえ、ほぼないだろうけどキタサンブラックの仕掛けで馬郡が動くと武自身が仕掛けを遅らせて直線ぎりぎりで捉える競馬されると直線入った時にはアポジーが2,3馬身前にいたとかそんなレースあるような気もしてます。そんな展開がいやで自分自身無理くりハイペース予想してるのですが前の隊列もあっさりしてるので前半ミドルにほぼなりえそうで間違った予想をしてる感じもしてますw

実際入れるかわかりませんが、入れるならば高速馬場のがよいか時計の掛かる馬場のいいかどちらだと思いますか?土曜日それを意識してみようと思いますのでアドバイスお願いします(..)

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記