グリーンセンスセラさんの競馬日記

列島襲う“同時多発台風”の原因

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列島を襲う“同時多発台風”原因と対策 外出先の1時間後の状況確認を─
夕刊フジ / 2016年8月23日 17時12分 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160823/dms1608231531013-n1.htm

 日本列島が同時多発台風に襲われている。列島を縦断し、欠航、運休など空と陸の交通機関を大混乱させている台風9号をはじめ、先週末、北海道に上陸した11号、九州沖でも10号が停滞し勢力を蓄えつつある。この連続発生は何が原因なのか。本格的な台風シーズンの9月を間近に控え、専門家は「来月は台風の当たり月になる恐れがある」とさらなる注意を呼びかけている。

 22日に千葉県に上陸した9号は首都圏を直撃して北上、各地で猛烈な雨をもたらした。23日午前6時ごろには、北海道日高地方に上陸し、旭川市の辺別川(べべつがわ)では堤防が約50メートルにわたり決壊した。この台風の影響で同日午前現在、1人が死亡し、少なくとも37人が負傷している。

 交通機関は乱れに乱れ、22日だけでも羽田空港を中心に500便以上が欠航。JR山手線原宿駅で線路脇の木が折れて外回りが運転を見合わせ、約14万4000人に影響が出た。

 「科学界のインディ・ジョーンズ」の異名を取る広島大学の長沼毅教授は「3連発など台風が連続して発生することは珍しいことではない」とした上で、こう続ける。

 「昨冬、エルニーニョが終わり、海面水温の高い部分が東から太平洋西側に移動してきている。構造的に上昇気流が発生しやすい状態になっており、9月に入ってからも多くの台風が生まれるはずだ。今年の台風は、駆け抜ける速度が非常に速いのが特徴。(地域の時間ごとの天気が詳細に分かる)ピンポイント予報などを参考にしながら、外出先が1時間後にどのような状況に置かれるかを確認し、危ないと感じたら近づかないなど早め早めの対策を講じることが重要だ」と話している。

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