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勝ちまくりモレイラの新記録を止めたのは、「G3番長」戸崎圭太騎手! 安定した騎乗で「200勝」に突き進むか?━Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2016.08.29 18時30分
http://biz-journal.jp/gj/2016/08/post_1162.html
27日の最終レースから28日にかけ、「騎乗機会7連勝」という武豊騎手に並ぶ最多タイ記録を達成した香港のJ.モレイラ騎手。8連勝がかかったキーンランドCでも、1番人気シュウジに騎乗ということで、十分に達成の可能性はあるとされていた。
しかし、レースは積極果敢に逃げ、直線では後続を突き放したものの最後の最後で2番人気のブランボヌールに交わされ2着。大記録達成とはならなかった。
モレイラ騎手の圧倒的な騎乗技術には脱帽する他ないが、短期免許で来日した外国人騎手にサラッと新記録を更新されるのは日本人騎手としてはショックも大きいに違いない。そのような状況を阻止したのは、現在リーディング騎手の戸崎圭太だった。
戸崎騎手はブランボヌールを中段前目に待機させ、直線では外目に持ち出して最後の最後、逃げるライバルを計ったように差し切る鮮やかな競馬を披露。日本人騎手の意地を見せつけた。
7連勝で札幌を我が物にしていたモレイラ騎手だが、戸崎騎手からすれば「G3は我が物」といったところか。今年すでに重賞10勝を上げ、M.デムーロ騎手とトップタイの同騎手だが、特にG3では無類の強さを誇っている。
今年は根岸Sに始まり、毎日杯とG3を制し、夏になると七夕賞やレパードSなどG3で荒稼ぎ。G1はヴィクトリアマイル、G2は京都新聞杯の1勝ずつであることを考えると、やはり突出して「G3番長」ということがわかる。 JRAに移籍してから、主要G1やクラシックの「主役級」の馬はあまり騎乗機会がない戸崎騎手だが、全体的な馬質の良さ、安定した騎乗ぶりは特筆もの。文字通り「日本一の騎手」として、モレイラ騎手の快進撃を寸断した格好だ。
今年の勝利ペースは、武豊騎手しか達成していない「200勝」の大台も不可能ではない状況。G3番長の勢いは、秋も止まることはなさそうである。
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