グリーンセンスセラさんの競馬日記

なぜ台風が連続発生したのか

 公開

106

台風なぜ続けて発生? “黒幕”はフィリピン沖の水温と「ズレた」太平洋高気圧…北海道へ次々直撃
産経ニュース / 2016年8月21日 20時48分
http://www.sankei.com/affairs/news/160821/afr1608210014-n1.html

 連続発生した3つの台風が列島に迫っている。東北地方の東海上を北上していた台風11号は21日夜に北海道に上陸するとみられる一方、台風9号は22日昼ごろにも関東地方周辺に上陸する見通しだ。台風10号も合わせ、台風が連続発生した原因はフィリピン沖の海面水温と太平洋高気圧の配置にあった。気象庁によると、台風が互いに相乗効果を発揮し、湿った空気が列島周辺に停滞しやすいため、雨量が多く予想されるという。

 台風が連続発生した原因の一つはフィリピン沖にあるとみられる。フィリピン沖の海面水温が平年より高い状態が続き、台風の元になる積乱雲が発達しやすい状況があった。

 さらに列島を覆っていた太平洋高気圧が通常より北東寄りに位置し、高気圧の縁を時計回りに回る風で太平洋上の湿った空気が次々と流入、積乱雲が台風へと発達した。

 一方、北海道では17日にも台風7号が上陸したばかり。北海道への直接上陸は平成5年以来で同じ年に2度続くのは「前例がない」(気象庁)という。連続発生した台風が、東北沖にある太平洋高気圧を回る風に乗り、次々と北海道を通る進路を取ったためだという。

 台風9号は21日午後3時現在、八丈島の南約370キロの海上を時速約35キロで北へ進んでいる。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。中心から240キロ以内では風速15メートル以上の強風域となっている。9号は今後、中心気圧980ヘクトパスカル、最大風速30メートルにまで暴風域を伴いながら発達。22日午後3時には関東地方に上陸する恐れがある。

 一方、台風11号は21日午後3時現在、青森県八戸市の東約120キロの海上を時速約35キロで北進した。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートルで近く北海道に上陸する見込み。また四国の南海上では台風10号が西進を続け、今後勢力を強めるとみられる。

 22日午後6時までの24時間雨量は多い所で東海、関東甲信300ミリ、東北150ミリ。23日午後6時までの24時間雨量は東北、北海道で200ミリと予想。

 21日午後5時過ぎから記者会見した気象庁の松本積主任予報官は「明日の朝から夕方にかけては気象情報や交通機関に注意してほしい。特に北海道では大雨が続き、地盤が緩んでいる場所もあり注意が必要」と警戒を強めている。

この日記へのコメント

コメントはありません。

新着競馬日記

人気競馬日記