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藤沢雄二さんの競馬日記
昨日はプロ野球のドラフト会議が行われて、『くじ』がクローズアップされた日でしたが、そのドラフト会議の真裏でサッカーの天皇杯の4回戦以降の組み合わせ抽選が行われました。こちらもオープンドロー、つまりは公開抽選でNHKのBSで中継をしていたようです。
我が浦和レッズは第17節終了時に1位（←1stステージ優勝というのが世間的にはシックリ来るかもしれませんが、敢えてこの表現で）だったので“スーパーシード”枠で4回戦からの登場になり、対戦相手は東京都代表のJ3・町田ゼルビアに決まりました。
今回の天皇杯では週刊モーニングで絶賛連載中の『GIANT KILLING』の主人公である達海猛を公式ポスターに起用しているのだが、このマンガのタイトルであるジャイアントキリングとはザックリ言うと【番狂わせ】ということなのだが、マンガのヒットで言葉の知名度が上がったせいか最近は誤用が散見されるのよね。
確かに番狂わせだから『弱者（格下）が強者（格上）を倒す』ということではあるのだけど、これ“キリング”だからノックアウトステージ（＝トーナメント）でないと成立しないんですよ。
最近のその最たる例はラグビーのW杯で日本が南アフリカに勝ったこと。
そりゃもちろん、あの試合は世紀の大波乱ではありましたよ。過去にW杯で1勝しかしていない日本が、ずっと勝ち続けていた南アフリカに勝っちゃったのだから驚かないわけがない。
ただ、あの試合はグループリーグでのものなんですよ。確かに格上格下はあるけれど、立場としては対等なんですね。
で、日本が勝ったことで南アフリカが大会から姿を消したのであればキリングですよ。でもグループリーグだから南アフリカは“生きていた”。結果、南アフリカはグループリーグを1位通過したわけで…。
だからああいうケースでは『Upset』という言葉があるわけですよ。
他に言葉がなければ『GIANT KILLING』でもいいのかもしれないけどね。
似たような例だとJ2のリーグ戦で、J1経験のあるクラブにJ1経験のないクラブが勝つと『ジャイアントキリング』なんて言っているケースがありますけど、リーグ戦だから立場は対等なんだってば。
また天皇杯でも、見た目は『ジャイアントキリング』でもちっとも“ジャイアント”ではないケースもあるわけで、例えば先日の3回戦ではJ2の徳島がJ1の新潟に勝ちました。でも徳島は昨年はJ1にいたわけで、実際、昨年のリーグ戦では徳島がアウェイで勝っているわけで、そりゃ波乱かもしれないけれどそこまでの波乱ではないだろ…ってこともあるわけですよ。
それで『ジャイアントキリング』という言葉が市民権を得れば得るほど、うっかりすると競馬でも使い出すヤツがいるんじゃなかろうかと。そうね、ビートブラックが逃げ切った天皇賞なんか単勝万馬券だけにそういう“編集”をされそうだけど、そうは言いません。競馬はオッズというわかりやすい指標があるけれど、とりあえず中央競馬で単勝1.0倍なんてことはほぼないからねw
勝負事に『絶対』はありません。
だからこそ『競馬に絶対があることを証明したい』と語った、秋の天皇賞の前のシンボリルドルフの野平調教師のコメントは、決して驕りではなく“王者のプライド”という点で憧れはあります。
その天皇賞でシンボリルドルフは準オープンの身のギャロップダイナの強襲に遭うわけですが、それだけにあの言葉の見果てぬ夢を叶えたい気持ちはあります。
そう、浦和レッズの試合で『サッカーに絶対があることを証明したい』って思うことはありますよ。でも、そう思った時に限って勝った試しがないのもまた事実ww
そうは言っても今度の天皇杯の4回戦はそれを完遂する試合にしないといけないのだけどね。
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この日記へのコメント
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ユナ｜2015年10月24日 20:04 |  (1) |
こんばんは。
Ｊリーグはね～最近は飽きてきちゃってね(^_^;)
って言うか、サッカーに少しだけ飽きてきているのかもしれません。
プロサッカー選手は知人レベルなら大勢いますよ！
お友達となるとほんの数人ですけどね。
一番の仲良しの選手が日本代表になったらまたサッカーが大好きになるかも（笑）
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藤沢雄二｜2015年10月24日 6:07 | (1) |
＞ユナさん
おはようございます(^^)
そうなんですよ、天皇杯で町田と対戦するんですよ。
4回戦に残った唯一のJ3チームでして
他にJ2で徳島と水戸が残っているんですけど
J1のチームからすると、対戦したくない最たるチームを引き当てた感じですw
だって世間の目は『勝って当たり前』ですから。
それにしても知り合いがいるというのはスゴいですね。
その試合では日本代表のスケジュールと重なるので、レッズは主力を何人か欠くことになると思いますが、いやいや勝ちますよ～(^^)
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藤沢雄二｜2015年10月23日 23:04 | (1) |
＞せぶん☆☆さん
そうですね、『必ず』があてはまるのはそれでしょうね。
『形あるもの、いつかは壊れる』なんてホントに儚いですね。
ただね、言葉も生き物なので
例えは『秋葉原』なんて、もともとは『あきばはら』だったのが
いつの間にか誤用の方が市民権を得たそうですから。
「ら抜き言葉」もそんな感じですね。
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ユナ｜2015年10月23日 23:01 | (2) |
今度は町田と対戦するんですか？f(^^;
それは楽しみです＼(^o^)／
町田には知り合いの選手が数人いるので。
レッズは強いけど、町田に勝ってもらいたい(*^_^*)
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せぶん☆｜2015年10月23日 21:18 | (3) |
世の中に、絶対、という言葉が確実に当てはまるのは、mortalという英単語が示す『人は死すべき運命にある』ということと、日本の無常感『盛者必衰、会者定離』くらいかな、と思っております。
確かに世の中、言葉の使い方に違和感を覚えること、よくありますよね～(^^;
馬場：良
＞ユナさん
知人レベルでも、大勢プロの選手がいるのはスゴいじゃないですかΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
ボクは知人の知人ぐらいならいますけどw
そりゃ仲良しの選手が代表入りしたら大変なことですよ！
競技に関わらず熱心になるでしょう。
その仲良しの選手が結果を残して代表入りするといいですね。