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「11月騎乗なし」だった武幸四郎騎手が騎乗を再開「超難問」の試験をパスし、悲願の「調教師転身」に向けてあとは朗報を待つだけ?━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル /2016年12月04日 09時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2016/12/post_1984.html
3日、武豊騎手の実弟・武幸四郎騎手が騎乗を再開した。この日は中山競馬場で2鞍に騎乗し、8着と4着。武幸四郎騎手が騎乗するのは10月30日以来、約1カ月ぶりとなる。
すでに騎手業を続ける傍らで「調教師転身」に向けて活動中であることが"公"の事実になっている武幸四郎騎手。
この秋の騎乗スケジュールからも、今年の『調教師試験』を受けていることが確実視されており、1次試験のあった9月には直前の2週間の騎乗を断り"追い込み"を掛ける熱の入れようだった。
「9月の1次試験直前に続き、11月もまったく騎乗しなかったのは、おそらく幸四郎騎手が1次試験をパスしたからだと思われます。『超難問』といわれている1次試験を合格するだけでも大変なことですし、2次試験は11月29日からなので、そこに向けて最後の追い込みを行なっていたのでしょう。
今週から騎乗を再開したのは、2次試験が12月1日までだったからと考えるのが自然。関係者の話では、今年は相当勉強していたようですし、いよいよ『武幸四郎調教師』誕生の瞬間が近付いているのかもしれませんね」(競馬記者)
だが、武幸四郎「調教師」が誕生するということは、同時に武幸四郎「騎手」が終わりを迎える時が近付いていることも示している。
メイショウマンボとのコンビを始め、菊花賞のソングオブウインドやNHKマイルCのウインクリューガー、秋華賞のティコティコタックなど大舞台で兄とは異なる穴騎手ぶりを発揮する個性派だっただけに、やはり一抹の寂しさはある。
しかし、騎手の中でも長身といわれる兄の170.5㎝を大幅に上回る177㎝の"一般的な長身"は、すでに騎手としては規格外に近いサイズ。騎乗の都合上、体重を50kg代前半に保つには相当な減量を強いられていただけに、そもそも騎手として活動していくことに限界があったことも事実のようだ。
「幸四郎騎手が調教師試験に向けて騎乗数を制限し始めたのは昨年からですが、今年は8月に父の武邦彦さんが亡くなるなど、本人にとっても大きな出来事がありました。筆記のある1次と比較して、口頭試験や面接が主となる2次試験はまだ受かりやすいという話もあります。もちろん、そんなに簡単な話ではないですが、今年は幸四郎騎手にとって大きな節目となる一年になるかもしれませんね」(同)
なお2次試験の合格発表は8日となっており、数日中にも大きなニュースとして取り扱われるかもしれない。
果たして、「天才」といわれる兄とは異なった道を歩むことを決意した弟は"セカンドキャリア"に向けて大きな一歩を踏み出すのだろうか。朗報が待たれるところだ。
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