グリーンセンスセラさんの競馬日記

モーリス「顕彰馬確実」か

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アジア最強モーリス「顕彰馬確実」の声も。ついに踏み入った「頂点」タイキシャトルの領域━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2016年12月12日 07時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2016/12/post_2057.html

 11日の香港C(G1)で、見る者の度肝を抜くような強さで引退の花道を飾ったモーリス(牡5 美浦・堀厩舎)。有馬記念のキタサンブラックの結果を待たずして「年度代表馬」とすでに叫ぶ声があるのも当然だ。出遅れながらも一瞬で他馬を置き去りにした末脚は、まさに今の日本競馬の象徴たるに相応しいものだった。

 年度代表馬の可能性はもちろんだが、モーリスにはすでにそれ以上の「勲章」を得る可能性も十分にあるだろう。マイルG1を国内外で4勝、それだけでも十分名馬の域にいるが、同馬はこの秋、天皇賞・秋に香港Cと2000mの中距離戦でも「アジア最強」の名を手にした。2つの領域でアジアの頂点に立ったその実績は、仮に年明け「顕彰馬」に選出されてもおかしくないレベルだ。

 マイル、つまりは短距離のくくりで言えば、これまで年度代表馬を獲得したのは2頭。90年代後半に「最強マイラー」として絶対的な強さを誇ったタイキシャトル。そして、2013年にアジアスプリント路線を完全制覇し、安田記念も制したロードカナロアだ。タイキシャトルは後に顕彰馬にも選出されている。

 タイキシャトルは国内G1を4勝しただけでなく、フランス最高峰マイル競走のジャック・ル・マロワ賞を制する快挙も成し遂げており、当時のマイル路線の歴史の中でも絶対的と言える存在だった。その後も覇権を握ったマイラーというのは存在したものの、タイキシャトルを超える存在感を放った馬はいなかったと言える。

 モーリスは、まさにこのタイキシャトル以来の絶対性で、この2年のマイル路線を牽引してきた。

 さらに、日本のマイル路線で唯一欧州最高峰のレースを制したタイキシャトルとは「異なる形」で、モーリスはタイキシャトルと「同じ領域」に踏み入った。最強のマイル王として、中距離路線でも国内外の強敵を圧倒したのだ。

もはやモーリスを「マイラー」と称することにも抵抗を感じてしまうレベルのレースぶりだが、「どちらが強かったのか」という野暮なことを語るつもりはないが、全体的な競走成績でいえば、モーリスは長く1つの玉座についていたタイキシャトルの領域に手をかけた、と言えるのではないだろうか。

 この2年、最強であり続けたモーリス。年明けの顕彰馬選定では、同じく距離の壁を破壊し活躍したロードカナロアと争うこととなるのだろうか。いずれにせよ、素晴らしい成績を残したモーリスが、今後自らを超える産駒を生み出してくれることを期待してやまない。

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