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メールの文体というのは、相手に対する一種の甘えの形式みたいなところがすごくありますね。
谷川俊太郎
鷲田さんのことば
距離は詰めたいが深くはかかわりたくない。そういう奇妙な孤独を「まぎらわす文体」が気にかかると、詩人は言う。手紙なら相手ごとに便箋(びんせん)を選び、文面を工夫するが、携帯メールでは口調が均(なら)されてしまい、「ふだん言えないことが言えてしまったりする」。「不健康」なことだと。「語り 声の現場」(河合隼雄ほか著『声の力』)から。(鷲田清一)
☆ ☆ ☆
さすがは、谷川俊太郎さん。独特の表現で、でも思い当たることを上手く言葉にしていますね。
セピア色の思い出ですが、僕自身も、例えば銀座伊東屋とか行って、便箋と封筒を選び、万年筆で手紙をしたためたことが(宛先は当然....)
さて、今日は八千草薫さんを偲びながら過ごしますか。あの笑顔、あの声が、もう...
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