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ワールドシリーズ史上でも屈指の死闘だと思われる昨日の第7戦で終わってしまいましたからね。寂しい。
ということで、今朝は
<カブス108年ぶり優勝に導いたWS第7戦試合中の号泣演説「結果を恐れるな!」>
という見出しの2016年11月4日6時0分配信のスポーツ報知の記事(以下に引用)を読んで、その興奮の余韻に浸っている金曜の朝8時過ぎ。
◆ワールドシリーズ ▽第7戦 インディアンス7―8カブス=延長10回=(2日・クリーブランド)
カブスが1908年以来、108年ぶり3度目のワールドシリーズ(WS)優勝を飾り、長年言い伝えられた“ヤギの呪い”をついに解き放った。インディアンスとのWS第7戦が2日(日本時間3日)、クリーブランドで行われ、カブスは8回に守護神チャップマンが同点2ランを浴びたが、延長10回に2点を挙げて振り切った。1勝3敗からの逆転優勝は1985年ロイヤルズ以来、史上6チーム目(4戦先勝制)。MVPには決勝二塁打のB・ゾブリスト外野手が選出された。
熱い涙が、長い長い呪いを洗い流した。日付も替わり、同点で延長10回に入る前。雨による17分の中断の間に、それは起こった。
カブスは、選手だけでトレーニングルームに集まり、ミーティングを行った。ムードメーカーのヘイワードが、立ち上がった。「自分たちに自信を持て。結果を恐れるな」。力強い演説に、8回に同点2ランを浴びたチャップマンが思わず泣いた。「泣く必要はない。おまえのために絶対に勝つ」。ナインも頬をぬらしながら、3戦連続イニングまたぎと粉骨砕身の守護神に、勝利を誓った。
直後の10回1死一、二塁。ここまで無安打で「打てなくて胃が痛かった」というゾブリストが、2ストライクと追い込まれながら、外角球を左翼線に勝ち越し二塁打。世界一を決める一打でMVPに選出された。「打球が抜けて、やったと叫んだ。でも自分が(MVPの)トロフィーをもらうなんて信じられない」。昨年のロイヤルズに続く栄冠に笑いが止まらない。10回裏は1点差に迫られたが、最後はモンゴメリーがマルチネスを三ゴロに仕留め、敵地で歓喜を爆発させた。
1世紀以上の空白。カ軍はWSで7連敗中だった。「ヤギの呪い」にもかかった。1945年、敵地デトロイトで2勝1敗と勝ち越して本拠に戻るも、第4戦の試合前に、ヤギを連れたファンの入場を、悪臭などを理由に断った一件だ。普段からヤギと観戦していた男性は激怒し、そこからWS進出も逃し続けた。
8回途中から“3連投”のチャップマンを投入するも、3点差を追いつかれた。またか―。結束して逆境を乗り越えた。中2日で救援し、5回途中から3イニングを自責点1に抑えたエース左腕レスターは「呪いは非科学的。最高のチームが勝つのさ」と笑い飛ばした。
1勝3敗と追い込まれてから3連勝での大逆転は、7回戦制では史上6チーム目。3勝3敗での最終戦で延長に突入したのは5度目だが、ビジターチームが勝ったのは初の快挙だった。マドン監督は「107年の間にも努力や苦労はあった。過去を忘れず、次に進みたい」。108年前はリーグ3連覇、シリーズ2連覇の黄金期。伸び盛りの若手がそろい、呪いも解けた今、その再来も夢ではない。
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この記事の中で、「泣く必要はない。おまえのために絶対に勝つ」という言葉に、あのチャップマンが泣いたというのを知って、こちらもまた胸が熱くなりました。まいったなあ、これには。
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