佐藤洋一郎さんの競馬日記

 電子版 穴馬絞り 桜花賞

 公開

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 同じ【◎】でも、昨年のレッツゴードンキ
とメジャーエンブレムとでは質が違う。ドン
キのそれは自信の【◎】だったが、エンブレ
ムにはそうあってほしいという期待がこもっ
ている。
 「七冠馬シンボリルドルフに一度も◎を打
たなかった男」と、野平祐二調教師の引退記
念パ-ティで鈴木淑子さんに暴露され、祐ち
ゃん先生と岡部騎手に脱帽して謝罪(?)し
た。が、その岡部騎手が「いつキレルかわか
らない怖さがあった」と言うルドルフには、
気性難が高じて朽ち果てた全兄シンボリフレ
ンド、全姉スイートコンコルドと同じ血が流
れていた。
 いつかキレる、必ずボロを出すと確信して
抵抗し続け…完膚なきまでに打ちのめされた。
 
 兄姉のテツを踏ませないケア(レース間隔
をあけて放牧など)によってルドルフは史上
最強馬の頂点に上り詰めたが、女帝の道を歩
み始めたメジャーエンブレムにも皇帝と同じ
ような人知(ケア)を感じる。
 新馬を勝って3ヶ月休養し、500万条件
を楽勝して1ヶ月強のアルテミスSでクビ差2
着。その後はたっぷり間隔をあけることに専
念して楽勝、圧勝。燃えやすい激しい気質を
なだめてクールダウンさせるための「2ヶ月
」。これが女帝に不可欠なルーチンなら、人
知を超えた何かが突発しても驚けない。
 イレ込んでゲートに手こずり、出遅れて「
怖がりメジャー」の弱点をされけだし…。

 この悪夢を払拭するために、同じ気質と見
込んで★アドマイヤリードに掌を合わせた。
10頭立ての新馬と白菊賞はもまれずに勝った
が、他の3戦は4、1、4枠で出負けまでして
「怖がり」の本性をあらわにしている。

 大一番のステージでやっと引き当てた桜色の
⑰番。血統、資質からしても女帝の「影」とし
不足はない。

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