ムーンシュタイナーさんの競馬日記

【一口馬主】 キャロットクラブ1歳募集 No.11-20

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キャロットクラブの1歳募集馬の評価まとめ

各5段階(A~E)

血統・・・・・牝系、繁殖実績、配合を評価
馬体・・・・・静止写真で8項目を点数化して合計点を評価
動き・・・・・動画で6項目を点数化して合計点をで評価
育成・・・・・生産、厩舎の実績と相性を評価

総合評価・・・上記4つの項目を加味して15段階で評価(A+~Eー)
回収期待・・・総額に対する回収期待値(5段階)


No.11 カニョット15(父ハーツクライ)
      牝馬 総額:1,800万  斎藤誠厩舎
血統 C
馬体 C
動き B
育成 A

総合評価  C
回収期待  B

アルゼンチンの由緒正しい牝系。母は芝ダートともに勝っていて
スピードとパワーを兼ね備える。配合は薄く全体をクロスする相似形。
どこに特徴が出てるか馬体を確認。
馬体はやや薄いものの、標準的でゆとりのある構造。
ただ管囲が体に比べて少し細くなるかも。
動きは特に前の可動がよく、馬体から見ると少し意外な印象。
全体的にまずまずで、ハーツ牝馬といえ良いのでは。
価格を考えるとお買い得だと思います。


No.12 エレンウィルモット15(父ハーツクライ)
      牝馬 総額:2,000万  中川公成厩舎
血統 D
馬体 B
動き B
育成 C

総合評価  D+
回収期待  D

米血を母方から取り入れるという点でハーツクライと相性は良さそうです。
ただ、この繁殖はサンデー系を種牡馬にするとヘイルトゥーリーズンの
近めのクロスができるので、母母より母父の影響が大きくなりがち。
母母のスピードを上手く取り込め無さそうな配合。
母はアウトブリードで競走馬として活躍できなかった点は
繁殖に上がってもマイナスでしょう。
馬体はしっかりしていて、胸の深さトモの大きさがあり見栄えがします。
動きも5月生まれにしてはかなりしっかりしています。
ただサイズ的に体高が低く、あまり大きくならなさそう。
管囲も細いのでこれでよいかもしれませんが…。
また、動画では気性面のリスクも多少感じました。
全体としてアンバランスでリスクも大きそうです。


No.13 マルティンスターク15(父オルフェーヴル)
      牡馬 総額:3,600万  木村哲也厩舎
血統 C
馬体 B
動き C
育成 C

総合評価  D+
回収期待  D

オルフェーヴルはノーザンテーストの4×3をもつので、
濃いインブリードを緩和するか、ノーザンテーストと相性の良い血を
母方に入れるか、と考えると母マルティンスタークはどちらも
満たすタイプといえそうです。トニービンがどう働くかが楽しみ。
ただこの配合では母方の影響を強く受ける形。牝系は小粒なので
牝系の血が強く出るのはやや不安。
馬体はがっしりしたタイプでトモがしっかりしています。
オルフェーヴルはこういうタイプが多いですね。
動きはまとまっているものの、もっさりしてスピード感はありません。
ダート馬のイメージです。
大物感なく、牝系の特徴が強く出たイメージですね。


No.14 クルソラ15(父オルフェーヴル)
      牡馬 総額:4,000万  尾関知人厩舎
血統 A
馬体 A
動き B
育成 B

総合評価  B+
回収期待  A

母クルソラはナスルーラ主導でノーザンダンサーを併せ持つ名繁殖馬。
オルフェーヴルとの配合ではノーザンダンサーを薄くクロスし
ナスルーラをダイナサッシュとエレクトロアートの母方でクロスする
非常に興味深い配合。ポイントが抑えられていてアウトブリードでも
産駒は安定しそうなイメージ。
馬体はとにかくでかく、4月生まれで489kg、管囲23cm!?
とはいえ、体のバランスは良く、腹に余裕もありトモも大きく良いです。
繋が長めで寝ているものの、むしろこの体を支える
良いクッションになると思います。
動きを見ても前肢の可動域が広く、踏み込みも力強くなかなかの動画。
デカすぎて敬遠する人もいると思いますが、
脚元の構造やサイズからリスクは少ないように見えます。
オルフェーヴルの初年度産駒ともあり、
この繁殖の牡馬としては価格が抑えられている印象で、
回収期待値はかなり高いですね。
重賞を意識できて、回収期待値も高い、かなり良い馬だと思います。


No.15 ヴィートマルシェ15(父ロードカナロア)
      牝馬 総額:2,600万  堀宜行厩舎
血統 C
馬体 C
動き B
育成 A

総合評価  C-
回収期待  C

ロードカナロアはノーザンダンサー主導でクロスが多く、
こういうタイプは父キングカメハメハ同様、
母はノーザンダンサーのクロスがない方が成績が良い、
という経験則が当てはまりそうで、
母はノーザンダンサーの4×4だから、その点はマイナスですね。
ただクロスで能力固定しているので
そんなにふり幅は大きくない繁殖のはず。
これまでの実績からまずまずの仔を出すのでは。
馬体は標準的ですがトモが良く見えます。サイズも標準的。
動きはやはり後躯の動きが良く、飛節も伸びるし踏み込みもよい。
総じて大物感はないですが悪くなく、
堀厩舎なのも大いにプラスでしょう。


No.16 アドマイヤフッキ―15(父ロードカナロア)
      牝馬 総額:2,400万  宗像義忠厩舎
血統 C
馬体 E
動き C
育成 C

総合評価  D
回収期待  D

アドマイヤフッキ―はノーザンダンサーを持たず
インリアリティ3×4をもつ非常に魅力的な繁殖牝馬。
そこにノーザンダンサー主導のロードカナロアが付けられ、
さらにインリアリティを継続する配合は魅力的。
ただ、上の配合も魅力的ではあるのにあまり走っていないのは
気になるところ。
馬体は前肢、特に肘まわりが微妙で、管囲も体のわりに細め。
繋が立気味で多少リスクはありますね。
動きは標準的で特に良さは感じない。
全体としてさほど魅力はないですね。この血統は魅力なんですが…。


No.17 ペルレンケッテ15(父ノヴェリスト)
      牝馬 総額:1,600万  尾形和幸厩舎
血統 A
馬体 C
動き C
育成 C

総合評価  C
回収期待  B

ドイツ配合炸裂。Lagunasの3×4、Surumuの4×4で、
Literatの5+5×5+6。Literat自体がかなりの近親配合で
ドイツ血統の塊でもあるが、そこにディープが母父として座り、
非常に見ていて気持ちの良い配合。
馬体は初仔もあり小さいが、体の比率的に胸が深く、
バランスは非常に良好。
やや前の可動域が狭そうですが、ピッチ走法で
グイグイ進んでいきそうなパワーがありそうです。
体は大きくならないので、そこが許容できるかどうか。
血統的に非常に魅力的で、母としても楽しみな馬ですね。


No.18 フェルミオン15(父ノヴェリスト)
      牝馬 総額:1,800万  黒岩陽一厩舎
血統 B
馬体 C
動き D
育成 C

総合評価  D
回収期待  D

母はラジャババの4×4でナスルーラも強く、スピードのある血統。
産駒も渋い父ながら堅実で確実にスピードを伝えています。
そこにノヴェリストなので、かなりアウトブリード寄り。
母方がベースに遺伝されるはずです。
体は体高が低く、やや薄目の体つき。
管囲がなく、それでいて繋は短めで立気味。
足元のリスクはそれなりにありです。
さらに問題なのは動きで全体に伸びがなく縮こまった動き。
これでは手が出ないですね。


No.19 ロフティーエイム15(父エイシンフラッシュ)
      牡馬 総額:1,800万  二ノ宮敬宇厩舎
血統 B
馬体 E
動き B
育成 C

総合評価  C-
回収期待  C

母は代々アウトブリードですが、重賞を勝っているように
自身が能力をもった繁殖。エイシンフラッシュとの配合も
アウトブリードで、この場合は母方ベースになりそう。
馬体は正直評価できず、2月生まれにしてはまだ肉付きが悪く
見栄えがしません。
ところが動画では踏み込み良く、特に後躯の動きが良く見えました。
評価が難しいところですが、この価格なら十分楽しめるとは思います。


No.20 ブロードピーク15(父エイシンフラッシュ)
      牡馬 総額:1,800万  和田雄二厩舎
血統 D
馬体 E
動き C
育成 C

総合評価  D-
回収期待  E

この馬も母がアウトブリードでつないできた牝系ですが、
母自体に能力があったかというと疑問。エイシンフラッシュとの配合も
アウトブリードなので、ロフティーエイム15と比べると配合的にも厳しい。
馬体は5月生まれもあって小さく薄い。今のところ強調できる部分なし。
動きは標準でさほど悪く感じないですが、サイズ的にも配合的にも
買う気はしないですね。

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