4月の桜さんの競馬日記

敗北の味がある

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歌人や小説家にも競馬を愛した方々がいます。

「賭博には人生では決して味わえぬ敗北の味がある」

「賭けない男たちというのは魅力のない男たちである。彼らは常に選ぶことを恐れる。そして賭けないことを美徳であると考えて他人並みに生きることを幸福と考えている」

↑歌人 寺山修司の言葉です。
競馬への愛情の深さがものすごく感じられます。
競馬エッセイ面白いのですが、いまはあまり
手に入らないようです。図書館にはあるでしょう。

「堅き本命を取り、不確かなる本命を避け
確かなる穴を取る。これも人の域なれども
容易に達しがたし」

「その場の人気の沸騰に囚われず
頭を冷徹に保ち、ひそかに馬の実力を考うべし。その場の人気ほど浮薄なるものなし」

「人にきいて取りたる二百円は自分の鑑定にて取りたる五十円にも劣るべし」

↑小説家 菊池寛の競馬哲学の一部です。
競馬への情熱に満ち満ちています。
お金の単位が競馬の歴史を感じさせますね。
その時の血が脈々と受け継がれて
今の競馬があるのですね。

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この日記へのコメント

4月の桜|2018年5月2日 7:16 ナイス! (1)

e-ミントさん おはようございます。
コメントありがとうございます。

鑑定~この言葉に菊池寛の探究心の深さを感じます。
e-ミントさんがおっしゃる通り、人それぞれなのでしょうが、プロと名前のつく予想屋の存在は不思議です。
競馬観戦の醍醐味は自分の予想が馬となって走るのを目撃することだと思います。寺山修司の言うこの「敗北の味」も自分で予想してこそ感じられるものだと思います。それが原動力になり、予想が磨かれていくものではないかと感じます。

浅田次郎さんも競馬お好きですね。
改装前の府中のパドックで毎週お見かけしていました。競馬エッセイはまだ未読です。早速読んで見ようと思います。
ありがとうございました。

(退会ユーザー)|2018年5月2日 3:57 ナイス! (1)

こんばんわ。
菊池寛の下記の言葉
>>「人にきいて取りたる二百円は自分の鑑定にて取りたる
  五十円にも劣るべし」

競馬とは自分で推測して、予想してこそ、至福の楽しみに
至るものであることを十分に語っていると言葉だと思う。
この境地には、「予想を売るプロ」なんて介在する余地が
実は「まったくない」ことが競馬予想の醍醐味の中には
あることに触れているように思う。

人それぞれだが、こういう言葉を味わい深いと感じる方が
本来多いはずと思ってます。
両方の方が書かれた競馬についての本を既に手放しましたが
山口瞳、浅田次郎なども含めて、何人かの方が競馬に対する
名エッセイ本を残されていること、懐かしく思い出されます。

4月の桜|2018年5月1日 17:04 ナイス! (1)

ウォームさん こんにちは。
コメントありがとうございます(^-^)

おぉ~なるほど~!これはすごい名作ですね!女子社員が考えてきたのも味噌ですね。ラジオCMだけにしとくのはもったいないレベルです☆
私も堅い馬券ばかり狙ってますし好きです(笑)よくぞ思い出してくださいました。ありがとうございます(^-^)

ウォーム ウォーム|2018年5月1日 16:39 ナイス! (3)

4月の桜さん、こんにちわ!

芦屋ボートの昔のラジオCMで面白いのがあったのを思い出しました!

シチュエーションはある広告会社が芦屋ボートのCMを手掛けるというもので

課長らしきひとから部下へCMコピーを考えてこいとの指令が

女子社員「課長!課長!いいコピーを考えてきました!」
課長「そうか!どんなのだ!言ってみろ!」
女子社員「男は穴が好き、女はカターイのが好き」
芦屋♪ボート♪でエンディング


っという15秒くらいのCMですww

20年くらい前のものですが、今考えても名作ですww

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