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八戸市にある「アハルテケ長谷川牧場」では日本国内で唯一「アハルテケ」の輸入、繁殖に取り組んでいる。(八戸経済新聞)
「アハルテケ」は中央アジアのトルクメニスタン原産の馬で、現存する最も古い馬の種類で、世界でも3000頭ほどしかいないとされる非常に希少な品種の馬。オーナーの長谷川百合子さんはかつて静岡県で乗馬クラブを経営していたが、東日本大震災以降に会員数が激減し、いったんは廃業を決意。しかし、かねて憧れの存在であったアハルテケに会いにロシアに渡り、困難な交渉の末に熱意が実り、史上初めてとなる日本への導入が実現した。
日本国内で受け入れる牧場となる候補地を探していたところ、かつて競走馬を生産していた八戸市内の牧場跡にたどり着き、この地に牧場を昨年開設した。その後、昨年の2頭に続き、今年は3頭の子馬が誕生し、元気に育っている。牧場ではアハルテケとの触れ合いや乗馬レッスン、トレッキングが楽しめるメニューを用意している。
長谷川さんは「日本で唯一アハルテケを扱う牧場が八戸にあることを知っていただき、馬と一緒にいる時間の心地よさを感じてもらえる場所にしたい。今後10年で30頭の生産を目標としている。日本産・八戸産のアハルテケが世界に羽ばたいていくのが夢」と展望を話す。
乗馬レッスンやトレッキングはメールでの予約制。
画像・文章は、みんなの経済新聞ネットワーク
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