藤沢雄二さんの競馬日記

“次の一手”が難しい…~POG第9節~

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先週のPOG戦線、新潟の新馬戦に出走した☆ファームフェイスは3着でした。

・7月31日 新潟6R
☆ファームフェイス 3着 1.23.9・良 (1着馬とのタイム差+0.1)
単勝オッズ 8.8倍(4番人気)
【採点:6.0】

1頭だけボコッと出遅れた上に二の脚がつかなかった時はどうなることかと思いました(^^;
とりあえず3コーナーまでに縦長の馬群の一番後ろに取りついて、直線は大外から脚を伸ばしてなんとか3着に食い込むことができました。

7月31日 新潟6R
12.5-10.4-11.1-12.3-12.7-12.5-12.3=1.23.8
7月30日 新潟5R
12.5-11.0-11.3-11.6-12.0-11.8-12.2=1.22.4

前日の同じ距離の新馬戦とのラップタイムの比較である。
日曜日の方は“THE・牝馬限定”という弱メンで、この牝馬限定戦の勝ち時計は土曜日のレースだと12着相当で、土曜日の5、8、9着馬は牝馬だから日曜日の組み合わせなら勝っていたことになる。
だが、そうは言うものの簡単にはいかないのが競馬である。
前回の中京開催は、今回の新潟同様に土曜日に芝1400m、日曜日に芝1600mと牝馬限定の芝1400mが組まれていて、走破時計は土曜日の方が速かったのだが、2戦目に馬券になった馬の数を比較すると日曜日の牝馬限定戦の方が多い(しかも頭数は土曜日の方が多かった)のだから単純な時計の比較だけでどうにかなるとも思えない。

とはいえ日曜日の牝馬限定戦のレースレベルが高くはなさそうなのもまた事実。ここは最後までレースを諦めなかったファームフェイスを評価したい。

そのファームフェイス。木曜日のJRAのHPを見ると『在厩』なのでどうやら続戦の模様。ただ、この新馬戦で得た優先出走権はブロック制のために新潟では行使できないのが悩ましい。関東圏の本開催では、ザックリというと関西馬は“キャンセル待ち”という扱いになるから。
これが新馬戦で掲示板に載っていなければ、どのみち『節を睨みながら』ということになるので最初から新潟のレースを目標に据えるのもアリかもしれない。
でも優先出走権を持っているファームフェイスが最初から新潟を目標にするのは“采配”として間違えているだろ、って話。建前でもいいから新潟のレースは『視野に入れる』に留めて、小倉で権利を行使する方向で調整するのが筋というものだろう。

で、新馬戦から得たファームフェイスの課題は、言わずもがな「ゲート」である。一度、実戦を経験したから二度目は…と楽観的に考えていてもいいのだが、じゃあ小倉の1200mでアレをやってしまったらさすがに厳しいだろう。かといってスタンド前発走の1800mで「フルゲートの外枠」というシチュエーションになったらそれはまた面倒な話である。
そう考えたら新潟の方が無難なのかもしれないが、先にも述べたようにブロック制がある。ちなみに、前走のレースぶりから「外回りの方が面白そう」と思うかもしれないが、使った上がりは35.9秒なので外回りだとディープインパクト産駒でもいればきっと斬れ負けするだろう。なので新潟だったら1400mの方がいいと思う。
となると、どこを使っても帯に短し…のように映るが、個人的に使ってほしいと思っているのが8月27日の小倉2000mの未勝利戦。ここなら中3週なので優先出走権を使えるのがまず一つ。4コーナーのポケットからスタートする上に土曜日の午前中なら『歓声に反応する』可能性も低そうだ。そして何より去年のこのレースは7頭立てだった。少頭数なら多少の出遅れも許容範囲にできるだろうし“ガチ”の2000mになる可能性も高くはないかと。『助走』の600m+1400mぐらいのレースになると思っていいんじゃないかな?なのでサクッと浜中でも確保してくれないかな~と思う次第。


【近況】
・在厩
☆オメガドラクロワ(続戦?)
☆ペルシアンナイト(8月21日の小倉1800mの新馬戦を川田騎手で)
☆ヴァナヘイム(8月5日に栗東に帰厩)
△モーヴサファイア(8月28日の新潟2歳Sへ)
△モアナ
★アンジュシャルマン(8月28日の新潟2歳Sへ)

・放牧
☆レッドラシーマ(札幌2歳Sを回避)
☆アドマイヤウイナー(9月3日の札幌2歳Sへ)
☆ファヴール
☆トワードポラリス
△アエロリット(NF空港)
△オールポッシブル(9月4日の小倉2歳Sへ)
△ドロウアカード
△クライオブジョイ
△ダンスウィズユー(8月21日の新潟の牝馬限定の1600m→9月11日の中山2000m)
★ダンビュライト(9月17日の野路菊Sへ)
★ラボーナ(秋の東京)
★アンティノウス(NF天栄)
★ルタンデュボヌール

・未入厩
☆ミンネザング
☆Aguileraの2014
△エレンウイルモットの2014
△アルマフローラの2014
△ミスアルダントの2014

7月後半から放っておいたネタもあるのですが(^^;
さすがに8月の声を聞くと徐々に動きも出てきました。

ウマニティPOG的にはシーズンAの賞金王を目指して
△モーヴサファイア(新潟2歳S)
☆アドマイヤウイナー(札幌2歳S)
△オールポッシブル(小倉2歳S)
と3重賞全てに指名馬を送り込みます。既走馬の指名がOKであるウマニティPOGにおいて“自力”で3重賞の出走馬を確保出来たのはドヤ顔をしていいでしょうw
相手関係はこれからチェックすることになりますが、これ『パンチアウト』も可能なんじゃないかという感触はあります。
自信度というか期待度で言うなら
オールポッシブル≧アドマイヤウイナー>モーヴサファイア
こんな感じでしょうか?

札幌2歳S参戦の予定だったレッドラシーマは、放牧先で軽い捻挫を発症したとかで札幌2歳Sは回避することに。決して使えない状態ではないらしいのだが、滞在競馬では施設面が物足りないとのことで北海道では競馬を使わずに栗東に戻る予定とのこと。帰厩は8月後半とのことだが、これが8月20日頃なら野路菊Sということになるのだろうけど、30日頃なら9月17日の野路菊Sまではそんなに日数がない。個人的には東京のサウジアラビアロイヤルTでも使ってほしいと思っているのだが…。

予定変更のあった馬では△ダンスウィズユーが8月21日の新潟1600mから9月11日の中山2000mへ。頓挫という程のものではないのだろうけど、放牧先で左前に飛節軟腫が見つかった(厳密に言えば元からあったらしい)ということで、それが競走能力に影響があるものでもないらしいとはいえ、8月21日の予定が出ていながら帰厩の雰囲気が感じられなかったので、理論上は8月6日までに帰厩すれば予定通りではあったのだけど、9月11日という話が出て来てまあ一安心。
個人的にもシーズンAの勝率部門を考えると、シンボリクリスエス産駒で新潟の1600mというのはどうなのか?と思っていたのでスライド自体は歓迎。ゲート試験には合格しているので慌てる必要はないが、でもいずれにせよそろそろ美浦に帰ってこないとマズイんじゃないのか?

自分の中では最も期待の高いヴァナヘイムが栗東に帰厩。こちらもゲート試験には合格済みで、4週間あれば新馬勝ちできるレベルには足りると思っています。たぶん9月10日の1600mの方だと思うのだけど、去年、この新馬戦を勝ったエアスピネルが8月7日にゲート試験に合格→阪神の開幕週デビューという流れだったので、そのイメージでいいんじゃないかと。

帰厩した組では△モアナもその1頭。8月2日に美浦の坂路に入っていたところまでは確認しているのだけど、今週の時計がないのよね。てっきり8月20日の新潟1400mか28日の新潟1200mかと思っていたけど、この分だと札幌に移動して27日の札幌1200mという可能性もありそう。

一足早く栗東に戻ってきていた☆ペルシアンナイトは8月21日の小倉1800mを川田騎手で出走予定。この2回小倉8日目の1800mというのはラブリーデイが勝っているレースなので、ここに照準を合わせたことと池江厩舎が2歳戦で川田騎手を確保したことを考えると陣営の期待がかなり高いように感じます。

JRAのHPでは引き続き『在厩』表示のオメガドラクロワは、次戦に向けての時計が出ていないので6:4ぐらいの確率で8月20日の札幌の未勝利戦かな~という気がしてきました。

ザッと見たところ9月3日・4日の第14節までに7回の出走はありそう。そのうち4勝できれば勝率部門はなんとかなりそう。後半の重賞を2つ勝てれば賞金部門まで望める、そんな状況でしょうか。皮算用としては4勝の手応えはあるのですが、どうなることやら。

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