藤沢雄二さんの競馬日記

過信と妄想と…~ジャパンC観戦記・後編~

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で、ジャパンCの話の続き。
前編はコチラ↓
http://umanity.jp/home/view_diary.php?id=2f86cbab93&owner_id=c218baf74d

レースに関して言えば、最後の300mに尽きるだろう。
ラブリーデイがカレンミロティックを交わして“持ったまま”先頭に立った時は
「勝った!」
と思った。
そして内ラチ沿いから抜けてこようとする赤い帽子と、ラブリーデイの後ろにオレンジの帽子があるのを見て
「(馬券が)デキた♪」
とも思った。
それだけにゴールの瞬間に膝から崩れ落ちたのは言うまでもないw

▲→○→◎の順にゴールして当たり馬券が一枚もない。この結果だけを見れば相当な馬券ベタということになるだろう。
まあラブリーデイが負けるとは思わなかったからこその単系の馬券での勝負ではあったのだけど、ジャパンCは単勝250円が妥当な線だろうと思っているところに300円前後でウロウロしているオッズ(最終的には270円)を見たら、単系で勝負するのは仕方ないだろうと思う反面、鳴尾記念の後から何度も「天皇賞は勝つ」と言ってきて、天皇賞の妥当なオッズは単勝180円だと思っていたのに比べたら、ジャパンCは京都大賞典の時点で「ここまではなんとかなる」というニュアンスのイメージをしていたのを思えば、無闇に単系の馬券を買わなくてもよかったのかと。
正直、天皇賞を勝ったところで年度代表馬はラブリーデイで決まったと思っていたので、ジャパンCと有馬記念はボーナスステージぐらいにしか思っていなかった。
だからこそ、◎○▲の組み合わせの3連複が6000円からあるのなら、そんなに前がかりになって馬券を買う必要はなかったのかな~というのが反省材料。

そして馬の方の敗因も考えてみた。
2、4着馬が内ラチ沿いからやってきたことを思えば、黙っていてもそこを通れる1番枠なのにそこを放棄したのはなぜか?
やはり川田が天皇賞がサスペンションだったことが伏線だったのかと。
レース後のコメントでは「外から早目に来られた分、動かざるを得なくなった」とあったけど、天皇賞で早目先頭から押し切ったのを見ちゃうと「自分もジャパンCでは…」という頭があってもおかしくないだろう。裏を返せばそれだけデキもよかったのだと思う。
だからあの場面を、もし川田と池添が麻雀をやっていたならと例えるなら、残り300mのところで…

川田:(´-`).。oO(おっ、暗刻のドラにくっついて三面張になった♪これで決めちゃえ)
リーチ!
池添:よし、追いついた。通ったら追っかけリーチ!
川田:(´-`).。oO(ウッソ、4枚目のドラ引いてきた。カンできない…)
池添:ロ~ン♪

大方、こんなもんだろうw
すなわち敗因は別に距離ではないのだよ。
ホンのわずかなアヤによって自信が過信に変わってしまったのだろう。川田にしても自分の馬券にしても。

でもこの敗戦が決して悪かったとは思わない。有馬記念のオッズに関して言うならば。
さすがに重賞4連勝でジャパンCまでやって来て、ここで「もう仕方がない」と初めて◎にした方も多いと思うんですよ。でも結果はあまり芳しいものではなかった。となれば有馬記念で“確実に離れる層”というのはいるわけだし、やはりゴール前で差されたのを思えば100m距離が延びる有馬記念で距離不安を感じる人もいるでしょう。
ジャパンCの負け方が負け方だっただけに、清水成駿なんか「ようやく馬脚を現した」ぐらいのことは言いそうだもんねw
そして相手関係。使った上積みが見込めるゴールドシップは引退レースということも相まってかなり馬券が売れると思うんですよ。買う側には『次がない』状態なのだから。
さらにお祭りムードの有馬記念にサブちゃん登場なら、今度はキタサンブラックも売れるでしょう。
だから下手すると、いやうまくいけばラブリーデイが3番人気ということも有り得るよ。
もしジャパンCを勝って5連勝で有馬記念を迎えて、うっかり単勝が100円台になって外枠でも引いたりしたら…なんて考えると、たった1回の惜敗で人気急降下が見込めるのは、逆にありがたいとしか言いようがない。

さてさて、ここからは与太話。
実は今回のジャパンCで1着ラブリーデイと3着ショウナンパンドラを固定した3連単を持っていたんです。
宝塚記念で0.2秒差の1着-3着。天皇賞では1着-4着だったものの同じ0.2秒差。なのでジャパンCでも同様の結果になるんじゃないかと考えたわけです。
まあ結果は逆転して0.1秒差の3着-1着だったのだが、3回続けて違うコースでほぼセットでやって来たとは言えると思うんですよ。
そこで、火のないところに煙を立ててみる。もしかしてラブリーデイとショウナンパンドラはデキているんじゃないかと?w
かの『馬なり1ハロン劇場』の名作である「ヘリオス・ルビー恋物語」のような新たなロマンスがあってもいいんじゃないかと。

キャラ設定的には
『ラブリー先輩に恋するドジっ娘パンドラ』
なんてどうだろうか?

シナリオは…
出会いは初夏の宝塚記念。パドックで前を歩くラブリー先輩に一目惚れ。一生懸命、先輩を追いかけて13番人気で3着に大健闘。
秋初戦のオールカマーへ向けて調整中の栗東で見たスポーツ新聞で
『ラブリー、秋は京都大賞典から王道4戦』
という記事を見て、
「オールカマーを勝ったら王道路線に」と高野調教師に猛アピール。
その一心で同期のヌーヴォレコルトを負かして王道路線に挑戦。
天皇賞では外枠でゴチャついて、道中で先輩を見失って4着。
しかしジャパンCでは先に抜け出したラブリーデイの後ろを通って
「センパ~イ!!」
と叫びながら猛ダッシュ。
その声にビックリしたラブリー先輩の横をすり抜け、あろうことか差し切り勝ち。
栗東に帰ってきて
『新女傑・パドック、お見事ラブリー斬り』
という見出しの新聞を読んでは
「女の子はもう少しおしとやかにしなければいけなかったのに…」
とため息をつくパンドラを見て、高野調教師は「疲れが見えるので有馬記念は保留」とコメントを出す始末…。
さあ“4度目のデート”で先輩とのワンツーは叶うのか?

ここまでを、どなたか絵心のある方、まとめて下さいww

冗談はさておき、ラブリーデイ×ショウナンパンドラという配合はサンデーサイレンスの4×3が発生するので面白そうには感じます。
そしてショウナンパンドラが有馬記念に出てくるなら、迷わず馬券の初手はラブリーデイとショウナンパンドラ2頭軸の3連複総流し。これは予想の印に関係なく買っておかないといけないですね。

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