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★GI馬ダノンザキッドが始動 2020年ホープフルS以来の勝利なるか/中山記念
2020年のホープフルS勝ち馬ダノンザキッド(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が、27日に中山で実施される中山記念に登録している。同馬は2歳時に3戦3勝の成績を残し、2020年度JRA賞最優秀2歳牡馬を受賞したが、3歳となった昨年は弥生賞ディープインパクト記念3着、皐月賞15着、富士S4着、マイルCS3着と未勝利に終わった。ダノンザキッドは登録馬中唯一のGI馬だが、その実力を示してホープフルS以来の勝利を挙げることができるかどうか。なお、ダノンザキッドは2014年の中山記念勝ち馬ジャスタウェイの産駒で、同レース史上初の父子制覇がかかる。
また、ダノンザキッドを管理する安田隆行調教師は、27日に阪神で実施される阪急杯には重賞2勝馬ダイアトニック(牡7歳)を登録している。同調教師が1日2重賞制覇となれば2020年9月13日以来、自身2回目となるが、東西で重賞制覇を遂げることができるかどうか。
★現役最多の3勝を挙げる堀宣行調教師 自身3度目の3週連続JRA重賞制覇なるか/中山記念
堀宣行調教師は、2月13日の共同通信杯(ダノンベルーガ)、20日のフェブラリーS(カフェファラオ)と2週連続でJRA重賞を制している。同調教師は27日の中山記念にはルフトシュトローム(牡5歳)を登録しているが、今週も重賞を制すことができるかどうか。同馬には石橋脩騎手が騎乗する予定。なお、堀宣行調教師が3週連続JRA重賞制覇を遂げれば、2015年のダービー卿CT(モーリス)→阪神牝馬S(カフェブリリアント)→皐月賞(ドゥラメンテ)、2017年の京都記念(サトノクラウン)→ダイヤモンドS(アルバート)→中山記念(ネオリアリズム)に続く自身3度目のこととなる。また、同調教師は2016年のドゥラメンテ、2017年のネオリアリズム、昨年のヒシイグアスと中山記念出走機会3連勝中で、同レース3勝は現役最多となっている。
★騎手として5勝をマークする河内洋調教師がサンライズオネストを登録/阪急杯
阪急杯に登録しているサンライズオネスト(牡5歳)を管理する河内洋調教師は、騎手時代に阪急杯で5勝(1985、87、90、96、98年)を挙げており、同レースの歴代最多勝騎手となっている。サンライズオネストは前走の力ーバンクルSを制してオープン初勝利を挙げたが、河内調教師は騎手に続いて調教師としても阪急杯を制すことができるかどうか。同馬には武豊騎手が騎乗する予定。
ちなみに、今年の阪急杯登録馬の管理調教師ではグルーヴィット(牡6歳)、モントライゼ(牡4歳)を管理する松永幹夫調教師が騎手時代に阪急杯2勝(1995、2006年)を挙げており、リレーションシップ(牡5歳)を管理する須貝尚介調教師は騎手時代の1992年に阪急杯を制している。
★今月末で引退の調教師は7人 有終の美を飾る勝利を挙げることができるか
2月28日をもって浅見秀一調教師、古賀史生調教師、高橋祥泰調教師、田中清隆調教師、柄崎孝調教師、藤沢和雄調教師、堀井雅広調教師が定年のため引退となる。浅見秀一調教師はJRA・GI5勝を含むJRA重賞27勝、古賀史生調教師はJRA重賞10勝、高橋祥泰調教師はJRA・GI1勝を含むJRA重賞12勝、田中清隆調教師はJRA・GI4勝を含むJRA重賞22勝、柄崎孝調教師はJRA・GI1勝を含むJRA重賞10勝、藤沢和雄調教師はJRA・GI34勝を含むJRA重賞126勝、堀井雅広調教師はJRA・GI1勝を含むJRA重賞17勝を挙げている。今月末で引退する調教師にとって26日、27日は最終週となるが、有終の美を飾る勝利を挙げることができるかどうか。
なお、引退する調教師7人のうち、高橋祥泰調教師は27日の中山記念に管理馬のカラテ(牡6歳)を登録。藤沢和雄調教師は中山記念にコントラチェック(牝6歳)、ゴーフォザサミット(セン7歳)、レッドサイオン(セン6歳)を登録している(※コントラチェックは同日の阪急杯にも登録)。
★歴代2位のJRA通算1568勝をマーク ラストウイークを迎える藤沢和雄調教師
歴代2位のJRA通算1568勝を挙げている藤沢和雄調教師は、定年のため2月28日をもって引退となる。同調教師は1988年の開業以降、14回の全国リーディング、11回の関東リーディングに輝いた。また、グレード制が導入された1984年以降では最多のJRA・GI34勝、JRA重賞は歴代2位の126勝を挙げているが、調教師生活最終週に勝利を挙げることができるかどうか。
★中山記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★阪急杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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