春の東京が開幕、22日には
オークスTR「第53回
サンスポ賞フローラS」が行われる。樫本番での
桜花賞組との戦いに向けて、注目を集めるのが
フラワーC3着馬
ノームコアだ。先行力と中距離適性を武器に、昨年の1、2着馬同様にハービンジャー産駒が暴れるか。
確実な成長曲線を描く
ノームコアが満を持してTRに臨む。スローペースの
フラワーCでも2番手から折り合い十分。
阪神JFと
桜花賞で4着の
トーセンブレス(2着)に次ぐ3着に粘った。デビュー連勝から半年ぶりの実戦でも確かな地力と中距離適性を証明し、「久々でもよく頑張ってくれた」と、萩原調教師も手応えをつかんだ。
これまでの3戦はすべて小回り。直線の長い東京へガラリと舞台が替わるが、期待できるのはハービンジャーの血だ。昨年の
フローラSは、同じ父の
モズカッチャンと
ヤマカツグレースがワンツー。同産駒は2015年以降の芝2000メートルで、中山が【13・13・11・102】勝率9・4%/連対率18・7%なのに対し、東京は【8・5・7・41】同13・1%/21・3%と、その血は存分に舞台映えする。
成長力もあり、2戦連続10キロ以上の馬体増。この中間もふっくらとしている。先週のWコースでも馬なりのままラスト1F12秒8の伸びを見せ、仕上がりは十二分だ。
「東京へのコース替わりと、距離も1F延長されますが、どんな競馬をしてくれるか」と、トレーナーも期待感十分。
フラワーC3着から
フローラS優勝となれば、思いだされるのは10年の
オークス馬
サンテミリオン(
アパパネと同時優勝)。同様のムードが漂い始めている。(夕刊フジ)
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