TERAMAGAZINEさんの競馬日記

【ダービー】過去10年で【1枠】が8回連対!金子真人HD4頭出しvs社台代表リオンディーズvs皐月賞馬

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【第83回G1日本ダービー(東京優駿)】

「○○ジョッキーという呼び名は世界でもダービージョッキーしかいないんですよ」

ユタカさんが言っていました。

確かに世界最高峰G1凱旋門賞、キングジョージ、ドバイワールドカップ、BCクラシック等を優勝しても、凱旋門賞ジョッキーとは言わないですね。

ダービーは世界中の競馬人にとって特別なG1レースなのです。

蛯名騎手はユタカさんの同期で47歳。
今まで23回、ダービーに挑戦しましたが、2着2回(フェノーメノ、イスラボニータ)、3着1回(ハイアーゲーム)が最高着順。

14年の皐月賞馬イスラボニータは『共同通信杯1着→皐月賞1着』で【5・1・0・0】のオール連対でダービーを迎えました。(※唯一の敗戦(それでも3着で連対確保)は、一番強かった頃のハープスターに32秒5の究極の鬼脚で差し切られた新潟2歳Sだけ)

ダービーは単勝2、7倍の1番人気で望みましたが、ワンアンドオンリーの生涯唯一度の大掛けに負けて2着敗退。

今年の皐月賞馬ディーマジェスティもイスラボニータと同じく、『共同通信杯1着→皐月賞1着』
【3・2・0・0】パーフェクト連対です。

前々日オッズは同じく単勝1番人気で3,0倍。

皐月賞馬イスラボニータは(唯一負けた牝馬ハープスターが出ない)ダービーを1番人気で出走したのに勝てませんでした。

イスラと同じローテ、同じオール連対で皐月賞馬になったディーマジェスティ。

何やら不吉な暗示ですねえ。


しかしディーマジェスティがダービー馬になるためにイスラとは決定的に違う有利なデータと血統的根拠があります。

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【枠順】(過去10年)
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◆1枠【6・2・0】

◆2枠【1・0・3】

◆3枠【1・1・0】

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完全に内枠有利で、1枠~3枠の馬が、8勝(2着3回、3着3回)しています。

(※特に1枠1番の馬が強く、3連勝(08年~10年)を含み、4勝(2着2回))
(※1枠1番は人気薄も強く、10年エイシンフラッシュは7番人気で優勝、11年ウインバリアシオンは10番人気で2着)
(※ちなみに14年マイネルフロストは12番人気ながら『1枠2』番の枠順の有利さで、3着に激走)

『ダービーは運の良い馬が勝つ』という格言があります。

不利な『外枠7枠13番』に入ったイスラボニータと有利な『1枠』を引いたワンアンドオンリー。
データ上、出走前から有利不利の差があったのですね。

今年のダービーで、ディーマジェスティは『1枠1番』を引き当てました。

蛯名騎手にとって優勝以外は、2着も着外も同じでしょう。

ダービージョッキーになれば、
岡部幸雄(桜花賞)、柴田政人(オークス)、アンカツ師匠(皐月賞)など名ジョッキーですら達成出来なかった
『八代競走』(皐月賞、ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、天皇賞春、天皇賞秋、有馬記念)完全制覇も達成出来ます。
(※達成したのは80年前の保田隆芳騎手とユタカさんのたった2人だけ。あ、横山ノリも残りは桜花賞だけか)

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血統的には、
ディーマジェスティは『ディープインパクト×ブライアンズタイム(ロベルト系)』
イスラボニータは『フジキセキ×コジーン(グレイソヴリン系)』

フジキセキはサンデーサイレンスの初年度代表産駒でデビューからG1朝日杯を含み弥生賞まで4戦4勝で
クラシックを期待されましたが屈腱炎で引退種牡馬入り。

代表産駒はキンシャサノキセキ、ダノンシャンティ、ストレイトガールなどG1では1200mからマイルまでと短距離志向。

母父コジーンもBCカップマイル優勝のマイラーで産駒はアドマイヤコジーン(朝日杯、安田記念などマイルG1)など。

系統のグレイソヴリン自身も重賞3勝が全て1200m以内のスプリンターなので
イスラボニータは東京2400mG1は持つのか?と常に距離不安視されていました。

しかし
ディーマジェスティの父ディープは東京2400mのG1ダービー&JC優勝馬。

母父ブライアンズタイムもナリタブライアン(3冠馬)、サニーブライアン(2冠馬)、タニノギムレット、シルクプリマドンナ(オークス)など東京2400mG1馬を輩出しています。

近親には英愛ダービー馬ジェネラス、凱旋門賞2連覇トレヴ、『鉄の女』と呼ばれ、世界6カ国でG1・6勝したトリプティクがいる名門牝系。瞬発力とスタミナ、パワーに優れており、東京2400mのG1を勝つ適性抜群の配合と言えます。

さらに、ダービーは『Cコース』で開催(『Aコース』から外側に6m内柵を設置)するため、
インコースには全く傷んでいない芝の『グリーンベルトが6m』出来ます。

1~3枠の馬は、スタートさえ上手く行けば、その綺麗な6m芝の経済コースを走れるので圧倒的に有利なのです。

ディーマジェスティは、1枠2番の逃げ馬マイネルハニーの後ろに付き、内ラチ沿いの経済コースを走り、
直線に入ったら皐月賞のように爆発的鬼脚を炸裂させれば先頭でゴールすることは不可能ではないでしょう。

しかし計算通りに行かないのが競馬。
エビショー。47歳。23回目の挑戦でダービー制覇!八大競走も完全制覇!!

…そう上手くいきますかねえ…。

ディープインパクト、キンカメ、アパパネ等G1馬たっぷりオーナーの『金子真人HD』が何と社台グループより多い4頭出し。(※マカヒキ、マウントロブソン、プロディガルサン、イモータル)

(※ちなみに今年デビューの2歳馬にディープ×アパパネ/キンカメ)という父・母・母父でG1・14勝の良血馬がいます。しかも、父・母・母父の馬主は全て『金子真人HD』というまさに集大成の超良血サラブレッド。ただし、初仔、成績が良すぎる牝馬の仔は走らない、という傾向はありますが、POGでも人気を集めるでしょうね)

一方、社台グループは『サンデーR』の出走はなく『キャロットF』の3頭のみと寂しいさタップリ。
(リオンディーズ、アジュールローズ、プロフェット)
よく批判される『社台の運動会』とは実績、出走頭数ともに程遠い寂しいメンバー(リオン以外)ですね。


金子オーナーは、

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『どの馬をダービー馬にしたいか?(なれるか?)』

『一番の強敵はどの馬か?』

『そのためには何を(出走馬)どうすれば良いのか?』

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を毎日毎日、考えてるはずです。

父ディープインパクト、母ウィキウィキだけでなく、ウリウり、エンドレスノット、レレマーマ、スウィートレイラニの4頭の兄姉全てを所有しているマカヒキに優勝させたいのでしょう。

皐月賞のビデオを何度も見ましたが、競馬関係の雑誌、新聞、ネット等で書かれている通り、
掛かり癖のあるリオンディーズにマウントロブソンを執拗に絡ませてます。

前半1000m58秒4の激流の中、早めに先頭に立ってしまった(立たされた)リオンは寄れて
直線失速し4着敗退(5着降着)。
作戦成功!!
皐月賞ではリオンが一番の強敵だと見ていたのですね。

しかし無敗の3戦3勝。キャリア3戦全てが上がり最速のマカヒキがその差し脚を爆発させようとしたまさにその直前に、ディーマジェスティが、まるで『ディープのように飛ぶような脚』で一気に1馬身1/4突き抜けました。

金子オーナーにとって全くノーマークだったでしょう。

リオンの兄エピファネイア(父シンボリクリスエス)は掛かり癖が酷いため、皐月賞2着、ダービー2着と惜敗。

高いポテンシャルを発揮出来ないでいました。(※父シンボリクリスエスもダービー2着惜敗)

しかし菊花賞を5馬身差で圧勝し、ジャパンカップは世界ランク1位のジャスタウェイを4馬身ぶっちぎり完全覚醒。

リオンディーズの配合は『キンカメ×シーザリオ/スペシャルウィーク』
父キンカメはダービー馬、母シーザリオはオークス馬、母父スペシャルウィークは
ダービー&JC馬、兄エピファネイアもJC馬。

父、母、母父、兄が、全て東京2400mのG1を勝っています。

リオンディーズ、シーザリオ、エピファネイア共にノーザンファーム生産で3頭とも『世界の角居先生』の管理調教馬です。

『一流は、同じミスを繰り返さない』

角居先生は、ダービーで社台のリオンディーズにもディーマジェスティに勝つつもりです。
金子オーナーの結晶であるマカヒキで。

社台のノーザンファーム代表の吉田勝己社長も『キャロットF』のリオンディーズでダービー優勝を狙っています。

『セガサミーHD』会長の里見オーナーはクラシック優勝どころか、未だにG1未勝利。
いくら本業のパチンコ、パチスロが絶好調で、オカネが唸るほどあるのでしょうが高馬を買いすぎだと思います。

それから、そろそろ『サトノ』の冠を付けない馬名も考えたほうがよいと思います。
勝負事は、ちょっとしたことで劇的に変わりますから。

昨年のダービー。
『2着馬、3着馬はいるのに肝心な優勝馬はいない』
この事実が全てを物語っているのでは。


エアスピネルは、G1朝日杯FSでリオンディーズと0秒1差2着、弥生賞も0秒3差3着なのに、
皐月賞では『3強』から離された4番人気で4着(降着で5着から繰り下がり)

ダービーは単勝7番人気18,4倍(前日オッズ)は人気が落ちすぎです。
鞍上は『ダービー5勝ジョッキー』のユタカさんですよ!!

母エアメサイア、母母エアデジャヴーともにオークス2着。
近親エアシャカールはダービー2着。

東京2400mのG1を勝つのは、一族の悲願です。

しかも清水成駿先生はエアスピネルを『1番操縦性の良い馬』と評価しています。

スマートオーディンは、キズナと同じ『毎日杯1着→京都新聞杯1着』もローテーション。

マツクニ師は独自の理論で、『MHKマイルC→ダービーのマツクニローテ』(クロフネ、キンカメ)が有名ですが、
今回は『キズナ・ローテ』と自ら喜んでいます。

スマートオーディンは、実は重賞3勝で、全4勝も最多勝の実績上位馬。
2200mの京都新聞杯を勝っていますが、フジキセキ→ダノンシャンティ産駒では距離不安が否めません。
ホンの200mだけなのですが、その200mは能力全開で限界まで走るサラブレッドにとって、実はかなり長いのです。
果たして持つのか?

勝ち星も非根幹距離の1800mと2200mだけでクラシックディスタンスの2400mには根本的に合わないような気がします。(根幹距離は、マイルを基本とした400m単位で、2000m、2400m)
(※キズナは絶対能力の高さで、ダービー馬になりました。3歳時は絶対能力の高さで適性を克服出来るので、MHKマイルC→ダービーのマツクニローテで、クロフネ、ダービー馬タニノギムレット、ダービー馬キンカメを出走させて成功しています。※ダノンシャンティはNHKマイルCは勝ちましたがダービーは取り消し)

フジキセキが頼りにならないので、ディープインパクトの母父のリファール系アルザオ(ND系)だけが頼りです。
(ヘイローのクロスは有りますが、ND(特にリファール)のクロスが無いのも不安材料ですが…)

青葉賞(25回開催)を史上2番目に速い2分24秒2(2分25秒を切ったのも2頭だけ)で勝ったヴァンキッシュランは
先行馬が軒並み潰れる中で1位に粘り込む強いレース。
(※史上1位タイム勝ちの04年ハイアーゲームはダービー3着。しかし優勝馬キンカメ、2着ハーツクライで相手が強すぎました)

青葉賞1着馬は、ダービーでは2着が最高成績です。

◆天皇賞秋連覇、有馬記念連覇するシンボリクリスエス2着(優勝タニノギムレット)

◆天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念と秋古馬G1を3連勝するゼンノロブロも2着(優勝ネオユニヴァース)

◆天皇賞春連覇するフェノーメノも2着(優勝ディープブリランテ)

と勝ち切れません。

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【前走】(過去10年)
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◆皐月賞   【7・5・5】

◆京都新聞杯  【1・1・1】

◆青葉賞     【0・3・2】

◆プリンシパルS 【0・0・1】

◆NHKマイルC  【1・1・1】

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【特注ポイント】(過去10年)
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※皐月賞馬が、1番人気だと【3・1・1・1】

※1番人気~3番人気で、8勝(2着2回、3着2回)

※1枠1番は【4・2・0・4】

※【枠連】は10回中8回、『1枠』が絡んでいる。

※青葉賞組は来るなら将来のG1・2勝以上するような種牡馬になる一流馬。しかし2着まで。


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◎12リオンディーズ
○3マカヒキ
▲1ディーマジェスティ
注5エアスピネル
爆2マイネルハニー
△14ヴァンキッシュラン
△8サトノダイヤモンド
△10スマートオーディン

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