＜美浦トレセン＞

　連覇に挑むグランアレグリアは４ハロン６０秒２－１４秒５、同５８秒３－１４秒６で２本登坂。しっかりした脚取りで状態の良さが伝わる。枠順は昨年２着に負かしたアーモンドアイと同じ〔４〕枠（５）番。藤沢和調教師は「坂路を２本上がってちょうどいい感じですね。真ん中より内めでいい枠じゃないですか」と笑顔だった。

　サリオスは南Ｂコースで軽めの調整。テンションが上がることもなく、雰囲気は良好だった。枠順は１９８７年フレッシュボイス以降Ｖがない〔１〕枠（１）番に。「先週はジョッキーの進路取りから馬場が悪い印象も受けましたが、当日は良馬場が見込めそうですからね」と堀調教師。

　３歳馬シュネルマイスターは坂路を４ハロン６４秒５で軽快に駆け上がった。状態はさらにアップしている様子だが、前走の（１５）番に続き〔８〕枠の（１３）番に「終わったときに『いい枠だった』と思えればいいですけどね。また、外の奇数か…」と手塚調教師の表情はしぶかった。

　ダノンキングリーは南Ｂコースでキャンター調整。枠順は昨年のＶ枠である〔７〕枠（１１）番で、「追い切り後の様子は変わりません。枠順は与えられたところで対応するだけです」と萩原調教師。

　ダイワキャグニーは坂路４ハロン６２秒９。力強い脚取りで駆け上った。〔３〕枠（３）番に菊沢調教師は「枠順は全然気にしていませんでした。与えられた枠で全力で頑張ります」と話した。

　３連勝中のカラテは坂路４ハロン６４秒６－１４秒９。〔３〕枠（４）番に「好位につけられるタイプだし、内枠でいいんじゃないですか。ただ前走の東京新聞杯の頃の状態にはまだひと息。相手も強いので」と高橋祥調教師は慎重だった。

　トーラスジェミニは坂路４ハロン７１秒６。〔６〕枠（９）番に「枠はいいと思います。前走は出遅れて力んだので、前に行って息を入れたい。楽に行ければいいですが」と高野助手。

　＜栗東トレセン＞

　２年前Ｖ、昨年３着のインディチャンプは、〔５〕枠（８）番。２０１６年モーリスなど、過去３回の２着が最高だ。音無調教師は「枠は、いいところじゃないですか。偶数なら、なおいいですね」と歓迎した。

　京王杯ＳＣ勝ちから臨むラウダシオンは、〔５〕枠（７）番に決定。過去２勝で、０５年にはアサクサデンエンが京王杯ＳＣから連勝を飾っている。「偶数ならどこでも良かったんですけどね…。ゲートに不安がないわけではないので、今回もうまく発馬を決めてくれれば」と斉藤崇調教師。

　ケイデンスコールは〔７〕枠（１２）番。過去３勝だが、香港から参戦した００年のフェアリーキングプローン以来、勝ち馬が出ていない。「枠はどこでも良かったです」と安田隆調教師。

　１７年朝日杯ＦＳ以来のＧＩ制覇を狙うダノンプレミアムは〔４〕枠（６）番。２位タイの４勝で、１６年にはロゴタイプが皐月賞以来３年ぶりのＧＩ制覇で復活を果たした。「与えられたところでやるだけです」と片山助手。

　カテドラルは大外の〔８〕枠（１４）番。１１年に馬主キャロットファームの先輩、リアルインパクトが制するなど、最多の５勝馬番だ。「自分のリズムで走る馬なので、枠はどこでもよかった」と池添学調教師は泰然自若の構え。

　ギベオンは〔２〕枠（２）番。０７年にダイワメジャーが勝つなど過去２勝で、藤原英調教師は「自在性を生かせる真ん中くらいがよかったけど、内からいい馬場を通ってロスなく運べれば」とうなずいた。

　カデナは〔６〕枠（１０）番。１８年のモズアスコットなど、過去１０年で３勝は最多だ。中竹調教師は「位置取りは（後ろで）決まっているので、枠はどこでもよかったです。（馬の）雰囲気はいいですよ」と好気配を伝えた。



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