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【東西現場記者走る】クロノジェネシス、圧巻11秒9!

 阪神JFの勝ち馬を探すGI連載は3日目。栗東トレセンで密着取材を行う東京サンスポの板津雄志記者(39)は、デビュー2連勝のクロノジェネシスに注目した。追い切りでは軽快な動きを見せて、サンケイスポーツ調教評価は『S』。新馬-アイビーSを連勝して臨むのは、2年前の覇者ソウルスターリングと同じ。前走で驚異的な切れ味を見せたバゴ産駒に、2歳女王の可能性を見た。

 追い切り日のターゲットはデビュー2戦2勝のクロノジェネシスだ。バゴ産駒で血統的には少し地味に映るが、実は私自身、このバゴ産駒と相性がいい。GIで打った2度の◎は、菊花賞1着のビッグウィーク、桜花賞2着のオウケンサクラ。だから、ずっとこの馬が気になっていたのだ。

 CWコースに登場すると、一糸乱れぬ落ち着いた脚取りでラップを少しずつ上げていく。4、5馬身先行したヴィッセン(1000万下)に4コーナーで内を回って追い付き、直線では一杯に追われる相手を馬なりであしらいクビ差の先着。余力を残したままでラスト1ハロンは11秒9(6ハロン83秒1)とは恐れ入った。まともに追われたらどれだけの加速を見せるのか。

 「先週にいい時計を出したので、今週は余力を残して。予定通りのいい追い切りができました。いい意味で変わりない」

 主戦の北村友騎手が順調な仕上がりをアピール。無傷の2戦2勝馬に相当な素質を感じており「非常に期待が大きい。瞬発力と加速の鋭さが長所。体は大きくないですが、体幹がしっかりして完成度は高い。ポテンシャルの高さをフルに生かせる体を持っています」と胸を張る。斉藤崇調教師も「素晴らしい脚力がこの馬の良さ」と口をそろえる。

 その武器である脚力を見せつけたのが、前走のアイビーS。上がり3ハロン32秒5は東京の2歳戦史上最速だ。にもかかわらず、北村友騎手はこのパフォーマンスを期待以上ではなく「期待通りです」と言う。あれくらいの走りは想像の範囲内ということ。マイルへの距離短縮にも「ペースの対応はできると思う。位置取りなどにとらわれないで、馬が走りやすいところで走らせたい」と自信の表情だ。

 最後に鞍上はGI初制覇について問われると、「チャンスであるのは、誰が見ても明らかですね」ときっぱり。ここでひとつの夢をかなえるつもりだ。こちらも期待したくなってきた。 (板津雄志)

★阪神JFの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2018年12月6日(木) 05:10
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