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週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回はダイヤモンドSに出走予定の7頭を診断します。
サリエラ
一昨年のローズS2着、昨年の目黒記念を外枠から負けて強しの3着。前走のエリザベス女王杯はスローペースのなか、後方から上がり最速の脚を使い6着。外枠でロスはあったが、ひとつ前の新潟記念は馬群から伸びあぐねている。母サロミナはドイツのオークス馬、姉に有馬記念2着サラキアをもち、距離延長は合いそう。
テーオーロイヤル
3年前に条件戦を3連勝し、翌年ダイヤモンドSを制覇。次走の天皇賞春3着と、ステイヤーとしての資質は高い。一昨年のジャパンC後に骨折が判明し、長期休養へ。昨年11月に約1年ぶりに復帰すると、アルゼンチン共和杯10着からステイヤーズS2着。緩い流れを上がり最速の脚で追い込む強い競馬だった。
ニシノレヴナント
前走3勝クラスのグレイトフルSを勝ち、オープン入り。1000m通過66秒6の緩い流れ、かつ逃げ馬が番手以下を離す隊列。当馬は道中中団から勝負所で2着馬とともに進出を開始し、直線は外から併せゴール前で捉えた。母父は中距離馬だが、短距離馬のネロからこういう馬が出てくるのかと。
ハーツイストワール
ハーツクライ産駒の8歳馬、東京限定だと【3-6-0-3】と成績安定。着外は2度のジャパンCと、約1年ぶりだった昨年のアルゼンチン共和国杯。その2走前は、道中は後方に構え直線で外に進路を取ると、先頭に立たんとする勢いを示した。そして次戦、前走の日経新春杯は、スタート後に接触もあり9着。左回りがベターだし、距離延長も面白そう。
ヒュミドール
3年前に小倉記念2着、福島記念2着と、ローカル重賞で好走。昨年のダイヤモンドSは、久々のマラソンレースながら、13番人気2着と波乱の立役者となった。ただ、前走のステイヤーズSでは、好位で運ぶも直線ではずるずると後退し9着。これといった不利もなく、一変はどうだろうか。
ワープスピード
全4勝の内訳は、東京芝2400m3勝、京都芝3000m1勝。重賞初挑戦の前走ステイヤーズSは4番人気4着。逃げ馬が番手以下を離す隊列のなか、1枠2番から道中はロスなく5番手。直線は逃げ馬を除く、上位勢に競り負ける形。3ハロン延長し、初の3600mも問題なくこなした。得意の東京で前進を狙う。
ワンダフルタウン
4年前に京都2歳Sを勝ち、翌年の青葉賞を連勝で制した馬。次走の日本ダービー10着から11戦連続の着外。ただ、距離を大幅に延ばした前走の万葉Sは、9番人気5着と前進。中団から直線で最内に進路を取り、じりじりと伸びている。勝ち馬とは0秒5差も、トップハンデを背負い、斤量差は3キロだから評価できる内容。
(文・垣本大樹)