しの　今週は牡馬の１冠目です。ＧⅠ馬不在で混戦ムード？

大王　きさらぎ賞を勝ったフリームファクシはディアドラ（父ハービンジャー）の半弟。中山は初めて走るが、センスの良さとスピードで十分に対応できそう。乗り替わりもレーンなら文句なしだ。

水谷　「レースでは前へ行きたがるところがあるが、そのあたりはレーン騎手も分かってくれていると思う。今まで教え込んできたことを生かしてほしい」と須貝調教師。

大王　ソールオリエンスは京成杯をメンバー最速の上がり３ハロン３４秒５で楽に差し切って完勝。同舞台のＶ経験は大きなアドバンテージになる。


東京サンスポ・板津　横山武騎手は「完成するのはもっと先」と前置きしつつ、「現時点でもポテンシャルは高い。状態は文句なし」と。期待大の様子ですね。

しの　ファントムシーフは共同通信杯でホープフルＳ４着から巻き返してＶ。長くいい脚を使うタイプなので本来は直線の長いコースが合っている気がしますが、能力の高さで上位食い込みはありそう。

水谷　ルメール騎手は「前走のようにいいスタートを切り、前で大きなストライドを生かせれば、彼に届くには後ろの馬は難しくなりそう」と勝つ気やで。

大王　ベラジオオペラは無傷３連勝でスプリングＳ制覇。折り合いのつくタイプで１ハロンの延長は問題ない。

しの　前走が強い勝ち方でしたね。荒れてきた中山の馬場も合いそうです。

大王　タスティエーラは弥生賞ディープ記念を好時計勝ち。これも舞台経験があるのがいい。

東京サンスポ・なぎさ　レースではクロス鼻革とリングビットは決まっていて、「それ以外はジョッキーと相談して決めたい」と堀調教師。気を抜く面が馬具で改善されるかもしれませんね。

しの　今年は展開も気になるところ。タッチウッドやフリームファクシは折り合い面で難があるし、グラニットは大逃げもあり。先行タイプが多くて悩ましいです。


大王　となると自在性のあるトップナイフ。重賞で３戦連続２着と大崩れがない。

水谷　昆調教師も「キャリアを積み、ひとつずつ課題を克服してきた。混戦だけに課題の少ない馬が有利だと思っている」と前向き。

しの　気になるのはマイネルラウレア。若駒Ｓではスローの前残りを豪快に差し切り勝ち。１頭だけ力が違う競馬をしていました。大跳びで中山向きには映りませんが、能力はかなり高いと思いますよ。

大王　ポテンシャルの高さなら朝日杯ＦＳ２着のダノンタッチダウンも。こちらは２ハロンの延長がカギになる。

水谷　安田隆調教師は「距離には融通が利く」やて。ただ、「追い込み脚質なので、直線が長くない中山はどうか」とコースのほうを気にしとった。

東京サンスポ・片岡　京都２歳Ｓ馬グリューネグリーンは意欲的な調整。石川騎手も「レースに向けて状態が上がっている」と前向きやったよ。

水谷　今季のクラシックロードを吟味した結果、最もレベルが高いと思えたのがきさらぎ賞。そやけど勝ったフリームファクシは人気やし、配当面を考えるとメタルスピードがオモロそうに思えてきた。

しの　クラシックロードを吟味した甲斐がありませんね…。ところで桜花賞で川田騎手がつけていたジョッキーカメラが大好評。今週は誰がつけるのでしょう？


水谷　ワシに聞いても知らんがな。（夕刊フジ）

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