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ジェラルディーナ

2022年の優勝馬 ジェラルディーナ

エリザベス女王杯 G1

日程:2023年11月12日()  15:40  京都/芝2200m
レース結果

着順



馬名
性齢 斤量 馬体重 ブリンカー
騎手
調教師
オッズ
タイム/着差
1 1
ブレイディヴェーグ
牝3 54.0 460(0) 
C.ルメー
宮田敬介
2.4

2.12.6
2 2
ルージュエヴァイユ
牝4 56.0 468(-2) 
松山弘平
黒岩陽一
13.3

3/4
3 3
ハーパー
牝3 54.0 484(+2) 
川田将雅
友道康夫
6.7

クビ
4 11
ライラック
牝4 56.0 442(-6) 
戸崎圭太
相沢郁
10.2

1/2
5 7
ジェラルディーナ
牝5 56.0 466(0) 
R.ムーア
斉藤崇史
4.6

クビ

払戻金

単勝 1 240円 1番人気
複勝 1 130円 1番人気
2 290円 5番人気
3 180円 3番人気
枠連 1 - 2 570円 2番人気
馬連 1 - 2 1,580円 5番人気
ワイド 1 - 2 630円 5番人気
1 - 3 380円 2番人気
2 - 3 1,160円 15番人気
馬単 1 - 2 2,210円 5番人気
3連複 1 - 2 - 3 2,910円 7番人気
3連単 1 - 2 - 3 9,780円 13番人気

※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

出走馬の最新ニュース

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馬場予想

【エリザベス女王杯2023特集】改修後の京都芝2200mは上がり3F上位馬が好成績!末脚重視のスタンスで臨むのがベター!

【エリザベス女王杯2023特集】改修後の京都芝2200mは上がり3F上位馬が好成績!末脚重視のスタンスで臨むのがベター!

土曜日の京都芝のレース結果、最近の京都芝2200mのレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。

この中間は月~火曜日に31ミリ、金曜日には15ミリの降水を観測。その影響により、土曜日の芝コースは重(JRA発表)でスタートした。午前中は晴れ間が広がる時間帯もあり、昼時には稍重(JRA発表)へワンランクアップ。そのまま開催を終えている。

土曜日施行の芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は2、2、1、5、3、2番手。これだけを見ると、先行勢が頑張っているようにも思える。だが、脚力上位の馬が多くなる重賞や古馬の特別戦では待機組の好走頻度がアップ。9Rは4角5番手以降通過馬が1~3着を独占し、11Rでは伏兵の差し・追い込み勢が2~3着に食い込んでいる。

また、上がり3Fタイム1~2位を記録した馬は【4.3.2.4】という、高値安定の成績。対照的に4角先頭馬は【1.0.0.5】、上位好走は新馬戦の1頭だけとなっている。つまり、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが肝要。少なくとも、先行力だけで押し切るのは容易ではない。





日曜日開催中の予報は曇のち晴(12日7時の時点)。降雨なく馬場の乾燥が進めば、全体時計や上がりタイムが速くなり、土曜日の傾向に拍車がかかる可能性もある。雨が降ったとしても、予報通りなら降水量はそれほどでもなさそうなので、前日と似たような傾向に落ち着きそうだ。ゆえに枠順には固執せず、末脚のしっかりしたタイプを中心に据えるのが妥当な策のように思える。

なお、エリザベス女王杯と同コースの京都芝2200mにおいて、リニューアルOP以降に行われたレースは9鞍(11月11日終了時点)。1~2着馬はいずれも、上がり3Fタイム4位以内でフィニッシュ。上がり3Fタイム1位馬は【4.2.2.1】という、優秀なパフォーマンスを示している。馬場コンディションの良し悪しを問わず、当該コースは末脚の重要度が相当高い。

そのあたりを踏まえると、重視すべきは近走でメンバー上位の上がり3Fタイムを記録している馬だろう。そのなかでも、近2走内に上がり3Fタイム最速をマーク、もしくは近2走とも上がり3Fタイム順位が3位以内だった馬に注目したい。

今回の出走メンバーで要点(近走の上がり3Fタイム順位)を満たしているのは、①ブレイディヴェーグ、⑨アートハウス、⑫ゴールドエクリプス、⑬サリエラ。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。

【馬場予想からの注目馬】
ブレイディヴェーグ ⑨アートハウス ⑫ゴールドエクリプス ⑬サリエラ
プロ予想(動画)

【エリザベス女王杯2023特集】現場の雰囲気は1強?関西エイトTM「ミッキ」×「スガダイ」のエリザベス女王杯注目馬大公開!

プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×関西エイト「ミッキ」がエリザベス女王杯を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!

出演:スガダイ(予想神) ミッキ(関西エイト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)

調教予想

【エリザベス女王杯2023特集】筆頭はブレイディヴェーグ!ライラック、ルージュエヴァイユも上位評価!-追い切りチェック(最終版)

【エリザベス女王杯2023特集】筆頭はブレイディヴェーグ!ライラック、ルージュエヴァイユも上位評価!-追い切りチェック(最終版)

日曜日に行われるエリザベス女王杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

①ブレイディヴェーグ【A
栗東CW併走(8日)。旺盛な前進気勢をみせながらも、鞍上の制御はしっかりきいている。手前替えも至ってスムーズ。集中力も高い。全身をうまく連動させた走りは見映えが良く、ガッツリ追えばさらに弾けそうな余韻を残しているのもいい。仕上がりの良さが十分に窺える好内容だった。

②ルージュエヴァイユ【A
美浦坂路併走(8日)。舌を出しながらの走り。一見すると不真面目のようにも思えるが、この馬の場合は舌出しによりテンションをコントロールしている面もあるので、決して悪い傾向ではない。フットワークの弾力性は高く、踏み込みにも力感がある。仕掛けに対する反応と伸びも良かった。好調だろう。高く評価したい。

③ハーパー【B】
栗東坂路単走(8日)。5日に長めから時計を出しているので、この厩舎らしく当該週は軽めの調整。姿勢高めの走りだが、もともとそういう馬。深刻に捉える必要はない。脚どり自体はしっかりしており、1週前に比べると反応も鋭くなっている。少なくとも、前回よりデキが劣るという印象はない。

④ローゼライト【C】
栗東CW単走(8日)。脚さばき自体は悪くないのだが、首の高さが目立ち、四肢との連動性も低い印象。そのせいか、前方への推進力を削ぐような完歩が多く、鞍上の軽い促しに対する反応も薄め。動きに際立つものはなく、調子が上向きとは思えない。前回より相手が強化されるG1で大望まではどうか。

⑤イズジョーノキセキ【C】
栗東坂路単走(8日)。府中牝馬Sの最終追い切りもそうだったが、直線序盤で右に意識が働き、バランスを崩して真っすぐ走れていない。立て直されてからも、しばらくすると顔の向きが右となり、鞍上が矯正しつつの登坂。脚勢こそ最後まで維持したが、何かしら不安を覚える内容だった。

⑥ディヴィーナ【B】
栗東坂路単走(8日)。直線序盤、鞍上が後ろ重心で抑えていたように、折り合い的にはギリギリのライン。それでも持ちこたえて、タメを作れていた点は評価できる。確認程度の内容ゆえ威圧感こそないが、脚さばきは力強く、体の使い方も滑らか。調整は順調に進んでいる様子なので、あとは実戦に行って我慢がきくか否か。その1点に尽きる。





⑦ジェラルディーナ【B】
栗東CW併走(9日)。メンバー唯一の木曜日追い切り。前受けの形から折り合いに重点を置いた内容。攻め駆けするセッションが相手だったため、最後は体勢不利の形となってしまったものの、前回と比べて脚元の力感は増した印象。気難しい面も出ていないし、ラストの伸びも悪くなかった。このひと追いで仕上げは間に合いそうだ。

⑧シンリョクカ【C】
美浦南W併走(8日)。ひと頃に比べると、ラストの走りに躍動感が出てきたし、フットワークのバランスも良くなった。反面、不器用な手前替えは相変わらず。コーナリングでスムーズさを欠いていたのも気になるところ。そのあたりを勘案すると、京都の下り坂をこなして、なおかつ馬群をさばけるかどうかは微妙な線。評価は上げづらい。

⑨アートハウス【B】
栗東CW単走(8日)。中山牝馬Sの最終追い切り時と同様に舌を出してコーナーを回ってきたが、直線に入ると収まった。それを除けば、体をしっかり使ったフォームでバランスのとれた走り。軽く促されてからの反応や伸びも悪くなかった。骨折明けだが、動きの質は休養前と遜色ない。実戦に向けての下地は整ったように思える。

⑩ククナ【B】
栗東CW併走(8日)。機敏な動きで無駄のないコーナリング。フォームのブレも少なく、最後まで集中して駆けることができている。もう少し前肢の使い方が柔らかくなれば文句なしだが、全体的にみればキビキビと走れている印象。コーナリング性能の高さを存分に活かせる位置取りがかなえば、面白い存在になるかもしれない。

⑪ライラック【A
美浦南W併走(8日)。リラックスした様子でスムーズなコーナリング。ひと頃のもっさり感が解消され、キビキビと走ることができている。四肢のさばきが素軽くなり、体の使い方も良くなった。直線で相手に並びかける際の加速もいい。抑えていたので最後は同入の形となったが、鞍上の手応えは余力たっぷり。状態の良さが伝わってくる内容だった。

⑫ゴールドエクリプス【B】
栗東CW単走(8日)。行きっぷりが良く、はつらつとした雰囲気。完歩が広く、四肢のさばきにも力感がある。直線半ばあたりで手前を戻した点は気になるが、それによる大きな減速は窺えず、フォームも乱れていない。最後まで低い姿勢を維持していたことも評価できる。左手前でもう少し踏ん張れていれば、優にA判定の内容だった。





⑬サリエラ【C】
栗東CW併走(8日)。フットワークに硬さはなく、手前替えもスムーズ。馬場の捉え方もいい。ただ、鞍上の手応えにそれほど余裕はなく、パートナーのククナにアオられ通し。それでも何とか食らいつこうとする姿勢は評価できるが、まだ良化余地を残している印象。このひと追いでどこまで上向いてくるか。

⑭マリアエレーナ【B】
栗東CW単走(7日)。火曜日のCW追い切り(左回り)はいつも通り。直線を向いてから、しばらく左手前のままだったが、左手前を多用する京都のG1に臨むことを思えば悪い材料ではない。重心を低く保ち、全身を上手に連動させた走りは健在だ。惜しむらくは、ゴール前で脚勢が若干鈍ったこと。今回はB判定にとどめておきたい。

⑮ビッグリボン【B】
栗東坂路併走(8日)。僚馬が掛かり気味に進むも、楽に取りついて並走。幾度か手前を替える遊び癖をみせていたが、それによるロスは少なく意外に器用な馬。脚さばき自体は力強く完歩も大きい。最終的に失速ラップの形となったが、これは抑えて無理をしなかったため。過度に気にする必要はないだろう。及第点の仕上がりと判断したい。

【調教予想からの注目馬】
A判定は3頭。筆頭は、①ブレイディヴェーグとする。1週前追い切りでは素晴らしいアクションを披露。今週の追い切りでも非凡な動きをみせた。本質的な距離適性はさておき、デキに関しては申し分ない。

好内容の稽古を連発している、⑪ライラックを次位評価。上昇ムードが漂う、②ルージュエヴァイユも注目に値する。

<注目馬>
ブレイディヴェーグ ⑪ライラック ②ルージュエヴァイユ

追い切りニュース

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厩舎の話

【エリザベス女王杯2023特集】ジェラルディーナ「年を重ねてズブくなっている」 ハーパー「京都の下り坂を利用して伸びてくれれば」

【エリザベス女王杯2023特集】ジェラルディーナ「年を重ねてズブくなっている」 ハーパー「京都の下り坂を利用して伸びてくれれば」

アートハウス・中内田師「長期休養明けだが、走れる態勢。3歳時よりも成長している」

イズジョーノキセキ・中村師「いろいろな条件が合えばやれる思う。はまるかどうか」

ククナ・栗田師「使える脚が短いので外回りコースがどうか。うまく立ち回ってほしい」

ゴールドエクリプス・岩田望騎手「距離が延びるのは気にしていない。展開が向けば」

サリエラ・椎本助手「前走は順調さを欠いたし、暑さもこたえた。能力はGⅠでも通用する」

ジェラルディーナ・斉藤崇師「年を重ねてズブくなっているので、坂の下りをうまく使ってエンジンがかかれば」

シンリョクカ・竹内師「しっかり脚を使えるので直線の長いコースはいい。この距離なら」

ディヴィーナ・友道師「右回りも問題はない。あとは手が合うジョッキーに託します」

ハーパー・友道師「外回りの広いコースはいい。京都の下り坂を利用して伸びてくれれば」

ビッグリボン・中内田師「前走は悲観するような内容ではなかった。充実期に入っている」

ブレイディヴェーグ・宮田師「状態は前走よりいい。ゆったり走れる舞台で不安なく臨める」

マリアエレーナ・高島助手「前走で距離と2度の坂越えを克服できたのが良かった」

ライラック・相沢師「長くいい脚を使えるのでこの条件は合っている。最大のチャンス」

ルージュエヴァイユ・黒岩師「枠順などによってどんな競馬でも組み立てられる」

ローゼライト・清水久師「平坦コースはいい結果が出ていて舞台はいい。どこまでやれるか」

出走馬の最新ニュース

データ予想

【エリザベス女王杯2023特集】6項目チェックで残ったのは、トップ評価のライラックと……

【馬齢】

京都で行われた直近10回(2010~2019年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、3歳から6歳までの間となっている。ただし、5~6歳の好走(3着以内)は、前年のエリザベス女王杯で掲示板(5着以内)を確保していた馬のみ。3歳の複勝圏入りは、前走の着順が3着以内、または前走がタイム差0秒3以内の惜敗だった馬に限られる。その点には注意したい。

(減点対象馬)
④ローゼライト ⑤イズジョーノキセキ ⑥ディヴィーナ ⑧シンリョクカ ⑩ククナ ⑭マリアエレーナ ⑮ビッグリボン

【所属】

京都施行の直近10回、栗東所属馬の【6.8.8.99】に対し、美浦所属馬は【2.2.2.42】とやや劣勢。なお、後者で複勝圏を確保した延べ6頭は、関西圏(京都・阪神)のG1において5着以内の経験、もしくは関西圏のG2・G3で2着以内の連対経験があった点で共通する。関西馬優勢のレースではあるが、関西圏の重賞で相応の実績を有する関東馬には、それなりの評価をしてしかるべきだろう。

(減点対象馬)
②ルージュエヴァイユ ⑩ククナ ⑬サリエラ

【前走クラス】

京都施行の直近10回における1~3着馬延べ30頭の前走クラス(レース格)を検証すると、G1、G2、2勝クラス(旧1000万下)の3パターン。これ以外のステップで臨んだ馬は複勝圏に達していない。

(減点対象馬)
④ローゼライト ⑨アートハウス ⑩ククナ ⑫ゴールドエクリプス ⑬サリエラ



【前走着順】

前走の着順については、G1・G2なら7着以内、G1・G2以外であれば1着が理想。京都で行われた直近10回、2着連対圏に入った全馬がこの条件をクリアしていた。

(減点対象馬)
④ローゼライト ⑤イズジョーノキセキ ⑧シンリョクカ ⑨アートハウス ⑩ククナ ⑬サリエラ ⑮ビッグリボン

【距離実績】

京都施行の直近10回における1~2着馬延べ20頭のうち、17頭に芝2000m以上での勝利歴があった。例外の3頭はすべてG1 3着以内経験馬。芝2000m以上のレースで未勝利、なおかつG1での好走実績を欠く馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。

(減点対象馬)
⑤イズジョーノキセキ ⑫ゴールドエクリプス

【間隔】

京都施行の直近10回における2着以内馬延べ20頭はいずれも、前走から中3~8週の間隔で臨んでいた。中2週以内や中9週以上の臨戦馬は、連対(2着以内)候補として推奨しづらい。

(減点対象馬)
④ローゼライト ⑨アートハウス ⑩ククナ ⑬サリエラ

【データ予想からの注目馬】
上記6項目で減点がないのは、①ブレイディヴェーグ、③ハーパー、⑦ジェラルディーナ、⑪ライラックの4頭。

最上位には、⑪ライラックを挙げたい。京都施行の直近10回、馬齢別で6勝を含む3着以内馬15頭と最大シェアを誇る4歳馬に該当。そのなかでも、3歳時にG1で2着以内の連対経験があった馬は【5.1.3.8】という、上々の成績を残している。注目に値する存在だ。

京都施行の直近10回、【2.1.0.3】の前走オールカマー組に当てはまる、⑦ジェラルディーナを2番手評価。残りの2頭、①ブレイディヴェーグ、③ハーパーにも相応の警戒が必要だろう。

<注目馬>
ライラック ⑦ジェラルディーナ ①ブレイディヴェーグ ③ハーパー
U指数予想

【エリザベス女王杯2023特集】U指数100超えかつ3位以下に大差を付けた上位2頭が断然の存在!

U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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1着アカイイト(13位、10番人気)と2着ステラリア(15位、7番人気)で決まった2021年は正直お手上げだった。しかし、U指数的にこれはかなりのレアケースになる。例年はU指数上位(目安は5位以内)の古馬と、低指数ながらも上位人気(目安は5番人気以内)に支持されている3歳馬を中心に馬券を組み立てればOKというレースなので、2021年のようなことがないことを願いつつ、通常のアプローチで攻略に臨みたい。

真っ先に推奨すべきは、前年覇者のU指数1位⑦ジェラルディーナ(100.6)だろう。その後は有馬記念で3着に入るなど、牡馬のトップクラス相手に好走を続けている。鞍上にはムーア騎手という頼もしい相棒を得た。今年も勝ち負けの争いに加わってくるに違いない。

もう1頭、高く評価したいのは2位⑭マリアエレーナ(100.2)だ。この馬も牡馬と互角に渡り合っている戦績が際立つ。牝馬限定戦はデビュー以来オール3着以内。G1でも能力的にはまったく引けを取らない。指数100超えの1~2位の2頭は、3位以下に2.5以上の大きな指数差を付けているので、抜けた存在と評価したい。

この2頭の相手候補には、高いポテンシャルを秘めている良血馬で、4位タイで並ぶ、⑥ディヴィーナ(97.5)と⑬サリエラ(97.5)を指名する。

【U指数予想からの注目馬】
ジェラルディーナ ⑭マリアエレーナ ⑥ディヴィーナ ⑬サリエラ
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血統予想

【エリザベス女王杯2023特集】ノーザンテースト内包馬や「父または母の父Roberto系」が大々的に活躍

【エリザベス女王杯2023特集】ノーザンテースト内包馬や「父または母の父Roberto系」が大々的に活躍

これまでに日本調教馬で2連覇を達成した馬は、1999年メジロドーベル、2004年アドマイヤグルーヴ、2020年ラッキーライラックとなるが、その3頭はいずれも血統表の5代以内でノーザンテーストの血を引いていた。なお、同血脈を保持する馬には、2009年クィーンスプマンテ(11番人気)、2012年レインボーダリア(7番人気)といった人気薄の勝ち馬も挙げられる。

ほか、2010&2011年スノーフェアリー/Snow Fairy(父Intikhab)、2012年レインボーダリア(父ブライアンズタイム)、2013年メイショウマンボ(母の父グラスワンダー)、2021年アカイイト(母の父シンボリクリスエス)、2022年ジェラルディーナ(父モーリス)といった勝ち馬を中心に、「父または母の父がRoberto系種牡馬」となる馬も年々に活躍するケースが増えてきた。

ジェラルディーナは、父モーリス×母ジェンティルドンナ(母の父ディープインパクト)。本馬は昨年の勝ち馬となるため2連覇がかかる一戦となるが、過去に同偉業を達成した馬たちと同様にノーザンテーストの血脈を持つことは念頭に置きたい。また、Robertoの直系であることも強調しやすく、昨年は別場所での施行ながらスクリーンヒーロー系のワンツー決着でもあった。非根幹距離適性が高いタイプでもあり、不動の中心とみるべきだろう。

ライラックは、父オルフェーヴル×母ヴィーヴァブーケ(母の父キングカメハメハ)。同産駒からは19年京都&20年阪神と別場所で2連覇を達成したラッキーライラックが出た。父はノーザンテーストの意欲的な配合が特徴の種牡馬でもあり、本馬自身も昨年に12番人気ながら2着同着となった実績を持つ。一方、同じ母の父となる馬が17年1着モズカッチャンから出走機会で4年連続好走中。リピート好走が多い傾向からも軽視できない存在だ。

サリエラは、父ディープインパクト×母サロミナ(母の父Lomitas)。同産駒は延べ45頭が出走して2勝と少し物足りない成績だが、その2勝は14年ラキシス、15年マリアライトとどちらも4歳馬によるもの。なお、本馬の全姉サラキアは19年6着&20年2着と上位を賑わせた実績があり、19年は直線で挟まれる不利が応えていた。遠縁には09年3着ブエナビスタもいるドイツ名牝系の出身であり、母がG1勝ちした芝2200mで真価を問いたい。

【血統予想からの注目馬】
ジェラルディーナ ⑪ライラック ⑬サリエラ

出走馬の最新ニュース

ステップレース

【エリザベス女王杯2023特集】前哨戦での各馬のパフォーマンス&U指数評価は?

秋華賞 G1
2023年10月15日()
京都競馬場/芝2000m/18頭
天候:晴 馬場:稍重
秋華賞2023


馬名
性齢 馬体重
オッズ
騎手
斤量
U指数
タイム/着差
1 6
リバティアイランド
牝3 476(+10)
1.1
川田将雅
55.0
96.7
2:01.1
2 7
マスクトディーヴァ
牝3 444(0)
13.0
岩田望来
55.0
96.1
3 2
ハーパー
牝3 482(+14)
12.9
C.ルメール
55.0
93.8
2 1/2
4 5
ドゥーラ
牝3 478(+20)
26.5
斎藤新
55.0
93.8
ハナ
5 8
モリアーナ
牝3 478(+4)
29.0
横山典弘
55.0
93.2
クビ
アイルランド府中牝馬 G2
2023年10月14日()
東京競馬場/芝1800m/13頭
天候:晴 馬場:
アイルランド府中牝馬2023


馬名
性齢 馬体重
オッズ
騎手
斤量
U指数
タイム/着差
1 7
ディヴィーナ
牝5 428(+2)
4.7
M.デムーロ
55.0
100.5
1:46.1
2 5
ルージュエヴァイユ
牝4 470(+4)
6.6
横山武史
55.0
100.5
ハナ
3 8
ライラック
牝4 448(+18)
25.9
戸崎圭太
55.0
99.8
クビ
4 13
フィアスプライド
牝5 486(0)
40.5
北村宏司
55.0
99.8
クビ
5 6
プレサージュリフト
牝4 484(0)
4.7
C.ルメール
55.0
98.5
京都大賞典 G2
2023年10月9日()
京都競馬場/芝2400m/14頭
天候:曇 馬場:
京都大賞典2023


馬名
性齢 馬体重
オッズ
騎手
斤量
U指数
タイム/着差
1 7
プラダリア
牡4 470(+6)
7.6
池添謙一
57.0
100.2
2:25.3
2 6
ボッケリーニ
牡7 470(+4)
5.3
浜中俊
57.0
100.2
クビ
3 4
ディープボンド
牡6 508(+6)
4.0
和田竜二
57.0
99.7
3/4
4 8
ヒンドゥタイムズ
セ7 472(+16)
51.7
団野大成
57.0
99.3
クビ
5 12
アフリカンゴールド
セ8 476(+4)
58.3
国分恭介
57.0
99.3
クビ
産経賞オールカマー G2
2023年9月24日()
中山競馬場/芝2200m/15頭
天候:晴 馬場:
産経賞オールカマー2023


馬名
性齢 馬体重
オッズ
騎手
斤量
U指数
タイム/着差
1 13
ローシャムパーク
牡4 496(-4)
5.6
C.ルメール
57.0
102.9
2:12.0
2 2
タイトルホルダー
牡5 472(-2)
2.5
横山和生
58.0
101.9
1 1/4
3 8
ゼッフィーロ
牡4 472(+8)
19.5
戸崎圭太
57.0
101.9
クビ
4 14
マリアエレーナ
牝5 428(0)
44.7
三浦皇成
55.0
101.9
クビ
5 7
ガイアフォース
牡4 490(-2)
4.9
西村淳也
57.0
100.8
札幌記念 G2
2023年8月20日()
札幌競馬場/芝2000m/15頭
天候:晴 馬場:稍重
札幌記念2023


馬名
性齢 馬体重
オッズ
騎手
斤量
U指数
タイム/着差
1 13
プログノーシス
牡5 476(+2)
5.1
川田将雅
58.0
109.2
2:01.5
2 10
トップナイフ
牡3 482(-2)
49.6
横山和生
55.0
105.1
3 1
ソーヴァリアント
牡5 508(0)
7.9
C.ルメール
58.0
102.2
4 6
ダノンベルーガ
牡4 508(--)
6.3
J.モレイラ
58.0
101.6
3/4
5 12
ヒシイグアス
牡7 502(+16)
16.9
浜中俊
58.0
101.6
クビ
過去10年の結果

【エリザベス女王杯2023特集】過去のレース結果と結果U指数をチェック!

エリザベス女王杯 G1
2022年11月13日()
阪神競馬場/芝2200m/18頭
天候:曇 馬場:
エリザベス女王杯2022


馬名
性齢 馬体重
オッズ
騎手
斤量
U指数
タイム/着差
1 18
ジェラルディーナ
牝4 470(+6)
8.1
C.デムーロ
56.0
106.1
2:13.0
2 13
ウインマリリン
牝5 480(-8)
10.1
D.レーン
56.0
104.5
1 3/4
2 15
ライラック
牝3 438(+6)
52.9
M.デムーロ
54.0
104.5
同着
4 14
アカイイト
牝5 524(-4)
24.4
幸英明
56.0
102.3
2 1/2
5 11
ナミュール
牝3 448(+2)
7.3
横山武史
54.0
102.3
ハナ
エリザベス女王杯 G1
2021年11月14日()
阪神競馬場/芝2200m/17頭
天候:晴 馬場:
エリザベス女王杯2021


馬名
性齢 馬体重
オッズ
騎手
斤量
U指数
タイム/着差
1 16
アカイイト
牝4 514(0)
64.9
幸英明
56.0
102.9
2:12.1
2 5
ステラリア
牝3 490(0)
25.1
松山弘平
54.0
101.3
3 2
クラヴェル
牝4 456(-4)
46.9
横山典弘
56.0
100.8
クビ
4 11
ソフトフルート
牝4 488(0)
74.2
岩田望来
56.0
100.8
クビ
5 4
イズジョーノキセキ
牝4 462(+2)
118.3
和田竜二
56.0
100.8
ハナ
エリザベス女王杯 G1
2020年11月15日()
阪神競馬場/芝2200m/18頭
天候:晴 馬場:
エリザベス女王杯2020


馬名
性齢 馬体重
オッズ
騎手
斤量
U指数
タイム/着差
1 18
ラッキーライラック
牝5 522(-2)
3.3
C.ルメール
56.0
102.6
2:10.3
2 13
サラキア
牝5 450(-4)
12.3
北村友一
56.0
102.1
クビ
3 11
ラヴズオンリーユー
牝4 486(0)
5.5
M.デムーロ
56.0
102.1
クビ
4 12
ウインマリリン
牝3 460(-4)
40.8
横山武史
54.0
100.5
1 3/4
5 8
センテリュオ
牝5 476(+4)
6.1
戸崎圭太
56.0
99.9
3/4
歴史と概要

【エリザベス女王杯2023特集】レースの歴史や競走条件、歴代優勝馬は?

2009年優勝馬 クィーンスプマンテ
2009年優勝馬 クィーンスプマンテ

秋の最強牝馬決定戦。牝馬三冠路線を戦ってきた3歳世代と、中距離に実績を残す古馬牝馬が鎬を削る。クィーンスプマンテテイエムプリキュア、大逃げを打った伏兵2頭の「行った行った」で決まり、単勝1.6倍の二冠牝馬ブエナビスタが3着に敗れた第34回(2009年)は伝説として語り継がれる。第35回(2010年)は、同年の英オークス、愛オークスを勝ったスノーフェアリー/Snow Fairyが来日し、次元の違う脚力を披露して圧勝。翌年の第36回(2011年)も再び鬼脚を繰り出して2連覇を果たし、日本の競馬界を震撼させた。第26回(2001年)は1~3着馬の着差がハナ、ハナの大激戦。その接戦を勝ったのはドバイワールドカップ2着以来、7カ月半ぶりの出走となったトゥザヴィクトリー。熱狂的なファンが多かった同馬のG1初制覇に、京都競馬場が沸いた。

▼ハナ、ハナの大激戦となった2001年。7カ月半ぶり出走のトゥザヴィクトリーが制した。

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