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札幌では日曜メインに牝馬によるGⅢ、第71回クイーンS(30日、芝1800メートル)が行われる。歴戦の古馬に伸び盛りの3歳馬が交じり、白熱したレースが期待される。
ドゥーラ(栗東・高橋康之厩舎、3歳)はオークスで後方からよく伸びて3着に食い込んだ。GI入着はここでは胸を張れる実績で、札幌の芝1800メートルでは昨夏に未勝利戦、札幌2歳Sと連勝しているようにコース相性も申し分なし。2カ月半ぶりでも好勝負が見込めそうだ。
キタウイング(美浦・小島茂之厩舎、3歳)は桜花賞12着、オークス15着と、春の牝馬クラシックで精彩を欠いたが、新潟2歳S、フェアリーSと重賞2勝の実力馬。追い込み一手の脚質だけに展開に左右される面はあるが、はまったときの決め手は強烈だ。
イズジョーノキセキ(栗東・中村直也厩舎、6歳)は昨年の府中牝馬Sをソダシを下して優勝。有馬記念では牡馬に交じって4着と実績は引けを取らない。ここ2走は2桁着順で今回は転厩初戦だが、侮れない存在だ。
ターコイズSを連覇しているミスニューヨーク(栗東・杉山晴紀厩舎、6歳)も近走は不振だが、芝1800メートルでは登録19頭中、トップタイの4勝をマークしており、巻き返しがあっても不思議はない。
シンザン記念勝ちのライトクオンタム(栗東・武幸四郎厩舎、3歳)、一昨年3着、昨年ハナ差2着のサトノセシル(美浦・堀宣行厩舎、7歳)、函館記念2着のルビーカサブランカ(栗東・須貝尚介厩舎、6歳)、ここ2戦は不振ながら全4勝をコーナー4つの芝1800メートル戦で挙げているウインピクシス(美浦・上原博之厩舎、4歳)なども上位に食い込む力がある。