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今週の中山メーンは3冠ロードの第1弾・皐月賞。今年の牡馬クラシックは混戦模様で、中でも上位人気が予想される4頭は能力が拮抗(きっこう)している。
2歳王者で、トライアルのGIIフジテレビ賞スプリングSを勝ったロゴタイプ(美・田中剛、牡、父ローエングリン)は、目下3連勝中。デビュー戦を快勝後、惜敗を続けながら力をつけ、暮れの朝日杯FSを制して世代の王座に就いた。1ハロンの距離延長が鍵になるが、中山コースは2戦2勝(GI&GII)。「折り合いのつく馬」(田中剛調教師)で、距離の不安はない。
同じくトライアルの一つ、GII弥生賞を勝ったのがカミノタサハラ(美・国枝栄、牡、父ディープインパクト)。オーナー・金子真人HD&国枝栄調教師(福田調教助手)&蛯名正騎手という、GI5勝を達成した“チーム・アパパネ”の底力が、大舞台でモノをいう。
GIII札幌2歳S&東スポ杯2歳Sと出世レースの重賞を2勝しているコディーノ(美・藤沢和、牡、父キングカメハメハ)は、ロゴタイプとの対戦成績は1勝1敗。人気面では2度ともライバルを上回っていた。素質的には互角以上の存在だ。折り合いが鍵になるが、舞台が中山だけに一瞬の切れ味が問われる流れになる可能性も大。その際には最有力候補だ。
出世レースの勝ち馬という点では、エピファネイア(栗東・角居勝、牡、父シンボリクリスエス)も忘れてはいけない存在。“西の王道”といえるOP京都2歳S→GIIIラジオNIKKEI杯2歳Sを連勝。史上初めて日米のオークスを勝ったシーザリオを母に持つ超良血馬だ。前走の弥生賞は、主戦・福永祐騎手の騎乗停止による急造コンビ。初黒星を喫したが、道中折り合いを欠きながら直線坂下でいったん先頭に立ち、1/2馬身差の4着と能力の高さを示した。
4月14日中山11R・皐月賞の特別登録馬(想定騎手入り) ★PCはこちら ★スマホはこちら