競馬ニュース > 記事
中京の日曜メインはハンデGIIIのシルクロードS(31日、芝1200メートル)。例年は京都で行われるが、今年は高松宮記念(3月28日、GI、芝1200メートル)と同じ中京で行われる。本番に向けても、より重要な一戦になりそうだ。
昨年の高松宮記念でGI初制覇を飾ったモズスーパーフレア(栗東・音無秀孝厩舎、牝6歳)が人気の中心になる。前走のJBCスプリントは初めてのダートでも4着に健闘。再び芝に戻ってマイペースの競馬ができれば、重賞3勝目が見えてくる。1週前追い切りでは久々にコンビを組む北村友一騎手を背に、栗東の坂路で4ハロン49秒8-12秒0の当日の一番時計をマークと仕上がりは上々。昨年のこのレースは4着だったが、今年は勝って高松宮記念連覇に向けて弾みをつけたい。ハンデは2着だった3走前の北九州記念と同じ56・5キロなら問題ないだろう。
一昨年の京阪杯の覇者ライトオンキュー(栗東・昆貢厩舎、牡6歳)は前走のスプリンターズSで9着に敗れたが、GIII、オープン特別なら安定している。57・5キロのハンデの克服と久々の左回りへの対応が鍵だが、上位にきても不思議はない存在だ。
エイティーンガール(栗東・飯田祐史厩舎、牝5歳)は重馬場だった昨年のキーンランドCで重賞初制覇。荒れて力の要る今の中京の馬場は合いそうだ。ハンデの55キロは想定内だろう。
昨年のNHKマイルC優勝馬ラウダシオン(栗東・斉藤崇史厩舎、牡4歳)はマイルチャンピオンシップで15着と大敗したが、中間の調教からは状態の良さが伝わってくる。小倉2歳S(3着)以来となる1200メートル戦だが、前に行くスピードがあるだけに十分こなせそう。鞍上もGI優勝時のM・デムーロ騎手に戻り、ハンデ57キロも許容範囲とみていい。
シヴァージ(栗東・野中賢二厩舎、牡6歳)=56キロ=は昨年の高松宮記念で0秒3差の5着に健闘。追い込み一手であてにならない面はあるが、一発の魅力がある。
2017年高松宮記念覇者のセイウンコウセイ(美浦・上原博之厩舎、牡8歳)=58キロ=は5年連続での出走。過去4年は2、2、15、5着だが、中京での開催はプラスになるだろう。
重賞3勝馬のプリモシーン(美浦・木村哲也厩舎、牝6歳)=56キロ、重賞2勝のコントラチェック(美浦・藤沢和雄厩舎、牝5歳)=55キロ=はともに1200メートルへの対応がポイントだが、好勝負しても不思議はない。
同じ舞台で行われた淀短距離Sを快勝したトゥラヴェスーラ(栗東・高橋康之、牡6歳)=56キロ=も目が離せない。昨年の高松宮記念1位入線(4着降着)のクリノガウディー(栗東・藤沢則雄厩舎、牡5歳)=58キロ=は、賞金では除外対象だったが、ハンデ抽選で出走できる可能性があり、マークは必要だ。
★シルクロードSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★【根岸S&シルクロードS】実力馬が始動で激戦必至!東西のGI重要前哨戦の注目点はこちら!!