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2日目は血統編をお届けする。サンデーサイレンス亡き後も、その血を継ぐ馬の活躍が目立つ近年の日本競馬。有馬記念も9年連続でSS系が優勝と、例外ではない。今年もグランプリにふさわしい良血馬が顔をそろえたが、脱落するのは果たしてどの馬なのか!? なお、すでに脱落した2頭の評価は割愛する。
〔1〕父の舞台適性(最大7点減)
サンデーサイレンス系が2004年から9連勝と、圧倒的な強さを誇る。その前2年(02、03年)もSSと同じヘイルトゥリーズン系のシンボリクリスエス(父クリスエス)が連覇しており、有馬記念ではこの系統が中心だ。逆に、世界の主流ともいえるミスタープロスペクター系は過去10年で【0・1・3・13】と、やや分が悪い。
SS系で、すでに優勝馬を出しているステイゴールド、ネオユニヴァース、自身が有馬記念を勝っているゼンノロブロイ(04年)、ハーツクライ(05年)、ディープインパクト(06年)の産駒は理想的だ。
フジキセキはSS系だが、産駒の国内芝GI勝ちは全てマイル以下で、距離に不安がある。タマモベストプレイは3点減とする。
キングカメハメハとキングズベストはともにキングマンボ直子で、ミスタープロスペクター系。エイシンフラッシュ、ラブリーデイは3点減。
ジャングルポケットは自身がダービー&ジャパンCを制した東京巧者で、産駒も東京や京都外回りのような広いコース向き。中山のGIは【0・0・1・13】と不振だ。ヴェルデグリーン、トーセンジョーダンは5点減とする。