過去６年で２００８年ディープスカイ、０９年ロジユニヴァース、１０年エイシンフラッシュ、１３年キズナと４頭が勝ち、２着も１回（１１年ウインバリアシオン）のラッキー枠、〔１〕枠（１）番をゲットしたのはサウンズオブアース。「内のいいところですね。競馬がしやすいし、良馬場でやれそうなのもいい」と仲田助手は終始、笑顔だった。

　皐月賞４着ワンアンドオンリーは、〔１〕枠（２）番に入った。「今回は皐月賞（（１）番）を踏まえて乗ってくれるだろう。内でジッとしているだろうが、一番後方からということはない」と橋口調教師は横山典騎手に託し、「ダービーは内が来ている。キズナ（〔１〕枠（１）番でＶ）も去年勝ったしな」と〔１〕枠から連勝を狙う。

　青葉賞勝ちのショウナンラグーンは〔３〕枠（６）番に決まった。大久保洋調教師は「（１０）番ぐらいがいいと思っていたけど、いいところ。前に行く馬ではないし、１コーナーで外を回らなくてすむ」と満足そうな表情だ。今週から東京はＣコースを使用する。調教師は「（吉田豊）ジョッキーも土曜に乗って傾向をつかむだろうし、いずれにしても自分の競馬をするだけ」と、最後のダービーが近づき、気合が入ってきた様子だった。

　紅一点レッドリヴェールは、外の〔８〕枠（１６）番となった。「内が欲しかったが、偶数番なのでよかった。（最初のコーナーまで）スタートから３００メートルくらいあるし、様子を見ながらいいポジションを取れる」と北村助手は納得の表情。２００７年ウオッカ以来７年ぶり４頭目の牝馬Ｖなるか。

　京都新聞杯を勝ったハギノハイブリッドは〔６〕枠（１１）番。「イメージは（８）（１０）番あたりだったが、ここならいい。１コーナーへ向けて位置も取りやすい」と松田国調教師はダービー３勝目へ意欲的だった。

　皐月賞１１着から巻き返しを図るトーセンスターダムは〔８〕枠（１７）番。「しまいの脚で勝負するのでかえっていい。広くてゴチャつかない東京コースはプラスです」と川合助手は外枠を歓迎していた。

　（３）マイネルフロスト・高木師　「ロスなく脚をためていけそうなのでいいところだね」

　（４）アドマイヤデウス・橋本助手　「内の偶数枠でよかった。東京は内がいいからね」

　（８）スズカデヴィアス・橋本助手　「二の脚が遅く、押していかないといけないのでこの枠はよかった」

　（９）アズマシャトル・蓮見助手　「真ん中の枠でいいんじゃないですか。ロスなく立ち回れば」

　（１２）エキマエ・野田助手　「偶数の後入れで、内の馬の動きを見ながらジワッと行けるのはいい」

　（１４）タガノグランパ・松田博師　「ここなら壁を作れるだろうし、エエとこちゃうかな」

　（１５）サトノルパン・村山師　「理想的。内を見ながらいけるし、外の方がよかった」

　（１８）ワールドインパクト・安田助手　「ちょっと外過ぎるけど、外から内を見ながらいけるのでいい。掛かる馬ではないですからね」

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