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しの 今週は日本ダービー。2019年に生まれた7522頭の頂点に立つのはどの馬でしょうか。
大王 皐月賞4着のダノンベルーガは①番枠で窮屈な競馬。それでも勝ったジオグリフとは0秒3差と底力は示していた。東京では新馬戦と共同通信杯をともに上がり3ハロン33秒台の末脚で差し切って2戦無敗。スタミナ豊富なハーツクライの産駒で2ハロンの距離延長もプラスだ。
東京サンスポ・内海 堀調教師は「左回りうんぬんよりも良馬場で走らせたい」と。馬体の張りは文句なしだ。
大王 イクイノックスは5カ月ぶりの皐月賞で2着。使われて確実に良化しているはずだ。
東京サンスポ・漆山 「皐月賞までは中身が伴っていない感じだったけど、今は循環器系がしっかり機能していて皮膚の感じが良くなった」と木村調教師。
大王 僚馬のジオグリフが皐月賞制覇。父ドレフォンがスプリントGI3勝で2ハロンの延長がカギとなりそうだが、近親がダービー2着のインティライミなら。
漆山 木村調教師は「前走は素晴らしい強い勝ち方。いい意味で皐月賞と同じ雰囲気」と、こちらも好ムードです。
大王 昨年の最優秀2歳牡馬ドウデュースは皐月賞で0秒3差の3着。上がり3ハロン33秒8はメンバー最速だったし、東京に替われば巻き返しがある。
水谷 友道調教師は「皐月賞と仕上げ過程は同じ。メンタル面、走りとも何の心配もない。勝てるチャンスのある馬だと思っている」やて。
大王 弥生賞ディープ記念を勝ったアスクビクターモアは皐月賞で逃げて0秒4差の5着。逃げなくても競馬ができるタイプで、軽快な先行力は脅威となる。
しの 青葉賞馬プラダリアはセンスのいい走り。舞台経験があるのは強みですし、時計的にも十分に通用するはず。
水谷 池添騎手は「疲れもなさそうだし、フットワークはむしろ大きくなっている。青葉賞の勝ち馬はダービーを勝っていないが、タイミングの問題だと思う。(弟の池添学調教師と)兄弟で2年連続ダービーに臨めるのはうれしい限りだ」と前向きやったで。
漆山 オニャンコポンは「背中の感じが本当に良くなっている。もうひとランク上のところまできている」と小島調教師。うまく末脚を生かせれば一発もありそう。
大王 ホープフルSで2着だったジャスティンパレスは皐月賞で出遅れたうえ、直線でも不利を受けての9着。デシエルトもつまずいて16着だったが、秘めるポテンシャルは高い。どちらも見直せるはず。
水谷 ピースオブエイトは「馬体も精神面もまだ幼いのに、3連勝でダービーまでよくこられたと思う。距離適性より能力値のほうが出やすいレースなのでこなせると思う」と藤岡佑騎手。ワシはこの馬の未知の魅力に賭けるで。
しの 先週のオークスを思うと瞬発力があるタイプを買いたくなるけれど、もう少しペースが流れたら違うかもしれないし…。決め難いけどもう決めなくちゃ。
水谷 ダービーの朝、入場門をくぐるとなぜかフワフワした気分になったもんやなあ。コロナ禍でそんな気持ちを味わえていないのが何とも寂しいが…。
しの 先週のオークスはずいぶんお客さんが入っていた印象でしたが、それでも3万人強。久しぶりの現地観戦のチャンスはまだ十分にありますよ。
水谷 せやけど大阪からやし。今年はモニター観戦で我慢しとくわ。
しの それでは皆さん、良い日本ダービーを♪(夕刊フジ)